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中江兆民
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中江兆民

(読書)
【なかえちょうみん】

1847〜1901 思想家、ジャーナリスト、政治家。フランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーを日本へ紹介して自由民権運動の理論的指導者となった事で知られ、「東洋のルソー」と評される。土佐藩出身。また、奇矯な言動も多く、奇人としても知られた。
岩倉使節団と共にフランスに留学。帰国後ルソー『民約論』を翻訳・紹介、自由民権運動に絶大な影響を与える。
民権派の新聞に健筆を揮い、終生野に在って藩閥政治を厳しく糾弾。
独自の唯物史観に貫かれた波瀾の生涯を送った。

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『マンガ日本の歴史 現代篇 1 明治国家の経営』  by 石ノ森章太郎

マンガ日本の歴史 現代篇 1 明治国家の経営石ノ森章太郎中央公論社1993年12月5日 初版印刷1993年12月20日 初版発行 『マンガ日本の歴史 44 民権か国権か』の続き、、、と言っていいだろう。現代篇。 megureca.hatenablog.com 目次序章 初めての総選挙 第一章 アジア初の議会政治 第二章 列強と日清戦争第三章 内外の戦後経営 1889年(明治22年) 2月11日、大日本帝国憲法発布。 現在の建国記念の日。よく考えると、これが建国というのも、どうなのだろう???という気もするけど。アメリカのトマス・ジェファーソンを中心に起草された「アメリカ独立宣言」1776年7月…

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中江兆民『三酔人経綸問答』で考える現代国際情勢と日本の立場

(日曜に想う)「三酔人経綸問答」が示唆するもの 編集委員・佐藤武嗣 https://t.co/cChbVCYUZZ↑中江兆民の著書を引いて現在の国際情勢と日本を論ずる。腐っても色々言われても朝日新聞らしい、格調高いコラムだと思うのですが— 三丁目の書生(20世紀少年少女SFクラブ) (@aryamashoukai) 2025年6月14日 ↑ 中江兆民の著書を引いて現在の国際情勢と日本を論ずる。 腐っても色々言われても朝日新聞らしい、格調高いコラムだと思うのですが >出版された1887年は、明治期の日清戦争前。幕末の日米修好通商条約で関税自主権を失い、世界進出する欧米列強に不平等条約を結ばされる…

中江兆民(なかえちょうみん) 東洋のルソー

中江兆民(なかえ ちょうみん、1847年12月8日 - 1901年12月13日)は、明治時代の日本を代表する思想家、政治家、ジャーナリストであり、「東洋のルソー」とも称されました。彼は自由民権運動の理論的指導者として知られ、フランスの啓蒙思想家ジャン=ジャック・ルソーの思想を日本に紹介した人物です。 幼少期と教育背景 中江兆民(幼名:若冲)は、高知県土佐藩の足軽の家系に生まれました。土佐藩は当時、階級制度が厳しく、彼の生まれ育った環境は決して恵まれたものではありませんでした。それでも彼は学問への熱意を持ち続け、藩校で漢学を学び、後に福沢諭吉にも影響を受けた外国語を習得することで、自身の社会的な…

志士の肖像 ―板垣退助、会津戦争の戦利品―

中江兆民は奇行で知られた。 とある酒宴の席上で、酩酊のあまりにわかに下(・)をはだけさせ、睾丸の皮を引き伸ばし、酒を注いで「呑め呑め」と芸者に迫った件なぞは、あまりにも有名な逸話であろう。 その兆民の語録の中に、 「ミゼラブルといふ言葉の標本は、板垣の顔である」 という短評がある。 短いながらも、これほど板垣の本質を鋭く穿ったものはない。 (Wikipediaより、板垣退助) 板垣退助の絶頂期、一個人としての黄金時代は幕末維新の騒擾に、もっと言うなら戊辰戦争の砲煙にこそあったろう。彼の生命がもっとも溌溂とした期間であって、それゆえ一旦そこを過ぎてしまってからは、どういう立場、どういう仕事に就い…

中江兆民 著『三酔人経綸問答』より。憤怒は道義心のあらわれ。軍事ではなく、教育にお金を!

豪傑の客、「それなら、もしどこか凶暴な国が、われわれが軍備を撤廃したのにつけこんで出兵し、襲撃してきたらどうします。」 洋学紳士、「私は、そんな凶暴な国は絶対ないと信じている。もし万一、そんな凶暴な国があったばあいは、私たちはそれぞれ自分で対策を考える以外に方法はない。ただ私の願いとして、私たちは武器ひとつ持たず、弾一発たずさえず、静かに言いたいのです。「私たちは、あなたがたにたいして失礼をしたことはありません。非難される理由は、さいわいなことに、ないのです。私たちは内輪もめもおこさず、共和的に政治をおこなってきました。あなたがたにやって来て、私たちの国を騒がしていただきたくはありません。さっ…

酒徒と学徒

三酔人経綸問答 (光文社古典新訳文庫)作者:中江 兆民光文社Amazon 南海先生、性酷だ酒を嗜み、また酷だ政事を論ずることを好む。 『三酔人経綸問答』の作者、中江兆民はアルコール中毒を理由に国会議員を辞めたが、彼は晩年、喉頭癌に侵されるまで、終生、酒を飲み、政治を論じることを止めなかった。彼の職業は文人。政治学者ではない。——私の中に彼と同じ血、同じDNAが脈々と受け継がれているのを感じる。 いま、こうして原稿を書いている時でも、私はワインをちびちび飲やっているのだが、近頃ではお茶を飲んでも、珈琲を飲んでも、いまいち元気になれない。だから酒に頼ることになるのだが、この気分の落ち込み様は内因性…

常識学

中江丑吉(1889-1942)。北京にて、1937年3月、鈴江言一撮影。 ボケ切らぬうちに、聴けることは聴いておけ。お若い友人から、過去の文学についての噺を求められる。望むところだと応えたきところなれど、問題がひとつ。 私ごときにお訊ねあるは、せいぜい過去に書いたか喋ったかしたことの関連事項。もしくはその詳細。ところがどっこい、こちらの記憶はおぼろで大雑把。詳細なんて憶えちゃあいない。読み直さねば思い出せない。 残り時間にコレは読んでおきたい読み直したいと、読み直してでも思い出せとが、おうおうにして一致しない。 中江丑吉の噺なんか、どなたも聴きたいとはおっしゃらない。 「日本の新聞はじつに馬鹿…


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