『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』観劇。ネタバレ?感想。 与謝野晶子、鉄幹夫妻とそこに集う若き文学者達、そしてアナーキスト。喧嘩し、議論し、語り合う。わちゃわちゃとした群像劇の楽しさ。 演劇人の感想は色々上がっているだろうから……詩人として震えた点。 「歌人」ではなく「詩人」と表現されているのが、なんだか嬉しかったのです。短歌も俳句もすべからく、詩。言葉を扱う人はみな、「詩人」である。 現代社会の中で揶揄するように言われるポエム、詩人と言うニュアンスとは違う。しっかり地に足付けて立つ詩人の姿。詩人と名乗る身には、なんだか嬉しくなる描き方でした。 一幕で鮮やかに登場した菅野須賀子、大逆事…