作家、歌人。明治11〜昭和17年(1878年12月7日〜1942年5月29日)大阪府堺市にて生まれ育つ。情熱的な作品が多い歌集『みだれ髪』(1901年)や日露戦争の時に歌った『君死にたまふことなかれ』が有名。源氏物語について独特の見解を示したことでも有名。(「藤裏葉」までを紫式部の作とし、「若菜 上」以後を和歌が優れているとして大弐三位の作とする)夫は与謝野鉄幹(与謝野寛)。
#秋の日はさびし切なし……★☆ 秋の日は さびし切なし 部屋の棚 あらゆる花を もて飾れども: 与謝野晶子 : 歌意:部屋の棚にあらゆる花を飾ってみても、秋の日はどうしてこんなに寂しくて切ないのだろう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ # 夏より秋へより■□■ みんなぁ、元気ぃ~? 読み方やでぇ~・・・ あきのひは さびしせつなし へやのたな あらゆるはなをもて かざれども みなさん、お元気? あらっ!珍しくマナちゃん元気ないわね。 ハァ~ だって、物思う秋やもん。 涼しくなったのは嬉しいけど、ウチは乙女やから秋になると物思いするんや。 ハァ~・・・ マナちゃんは物思いしてちょうどの音…
『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』観劇。ネタバレ?感想。 与謝野晶子、鉄幹夫妻とそこに集う若き文学者達、そしてアナーキスト。喧嘩し、議論し、語り合う。わちゃわちゃとした群像劇の楽しさ。 演劇人の感想は色々上がっているだろうから……詩人として震えた点。 「歌人」ではなく「詩人」と表現されているのが、なんだか嬉しかったのです。短歌も俳句もすべからく、詩。言葉を扱う人はみな、「詩人」である。 現代社会の中で揶揄するように言われるポエム、詩人と言うニュアンスとは違う。しっかり地に足付けて立つ詩人の姿。詩人と名乗る身には、なんだか嬉しくなる描き方でした。 一幕で鮮やかに登場した菅野須賀子、大逆事…
オミナエシ(女郎花)の中にひっそりと咲く吾亦紅 俳句歳時記(角川学芸出版)の季語索引の最後に掲載されているのが「吾亦紅」(われもこう)だ。秋の季語で、山野で見ることができるバラ科の多年草のことだ。「高原の風に吹かれているさまなどは少し淋しげで、その名とともに詩趣を感じさせる」(同)花で、私はこの花を見ると、幼い頃、母たちと一緒に行った彼岸の墓参りを思い出す。近所でこの花がオミナエシ(女郎花)に混じって、ひっそりと咲いているのを見つけた。 ………………………………………………………………… 路岐(わか)れして何れか是(ぜ)なるかわれもこう 夏目漱石 「山道のわかれ目に咲いていた吾亦紅に道をたずね…
#このたそがれの睡蓮の花……★☆ 恋するや 遠き国をば 思へるや このたそがれの 睡蓮の花: 与謝野晶子 : 歌意:恋をしていると、黄昏時にはこの睡蓮の花を見ると恋人のいる遠い国のことを思ってしまう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #夏より秋へ より■□■ みんなぁ、元気ぃ~? 読み方やでぇ~ こいするや とおきくにをば おもえるや このたそがれの すいれんのはな 夕暮れはだんだんと寂しくなってくる季節やなぁ。 みなさん、お元気? 夏がそろそろ終わるころの夕暮れってちょっぴり寂しいわね。 そうやねん、ウチは乙女やから、ほんま物思いに沈むわ。 この歌見てると、ほんまは好きな人がすぐ隣に居…
岡山県に転勤した 友人Kを訪ねて、3泊4日の 岡山県への旅へ行ってきた。女二人旅。 1日目は、 品川→( 新幹線)→岡山 →(レンタカー)→ 奥津温泉 9時過ぎの新幹線で3時間ちょっと、なかなかの距離の岡山。岡山空港もあるのだけれど、荷物の管理などを考えて、やはり新幹線を選択。 新幹線は、富士山側の窓側を予約。3時間以上と長いので、ゆっくり読書するためにもちょっと贅沢にグリーン車にて。先日のインバウンドのお客様を連れてのツアーでは、まったく拝めなかった富士山だったけれど、この旅はお天気に恵まれて、、、恵まれすぎるくらいあつくて、、、E席から ばっち富士山。 朝ごはんは食べてから出かけたのだけれ…
📜この記事では:「与謝野晶子ってどんな人?」を恋も社会もまるっと解説しちゃうわよ!📝💔🗣️ 「君死にたまふことなかれ」って聞いたことあるけど、誰が言ったのかピンとこない…ってそこのあなた!それを詠んだのが、今回の主役【与謝野晶子】よ〜🎤✨ この人、ただの恋愛ポエマーだと思ってたら大間違いよ。恋も社会もズバズバ語って、生きづらい時代に風穴あけたスーパーウーマンなのよ💪💘 大人も子どもも楽しめる 社会科見学 👦「オネェさん、与謝野晶子って、なんか教科書で見たことあるけど…“恋の歌”をいっぱい詠んだ人ってイメージしかないなあ」 👠「ふふっ、確かにそれも正解。でもね、晶子って“恋するだけの女”じゃなか…
与謝野晶子(1878年12月7日 - 1942年5月29日)は、 日本の歌人、作家、思想家です。大阪府堺市出身で、本名は鳳志やう(ほうしょう)。彼女は短歌を中心に活躍し、代表作には『みだれ髪』や反戦詩『君死にたまふことなかれ』があります。 女性の自立や教育の重要性を訴え、男女平等教育を推進するなど、思想家としても大きな影響を与えました。 また、彼女は12人の子どもを育てながら、5万首以上の短歌を残すなど、非常に精力的な人生を送りました。 与謝野晶子
ああ、弟よ、君を泣く、 君死にたまふことなかれ。 末に生れし君なれば 親のなさけは勝りしも、 親は刄をにぎらせて 人を殺せと教へしや、 人を殺して死ねよとて 廿四までを育てしや。 堺の街のあきびとの 老舗を誇るあるじにて、 親の名を継ぐ君なれば、 君死にたまふことなかれ。 旅順の城はほろぶとも、 ほろびずとても、何事ぞ、 君は知らじな、あきびとの 家の習ひに無きことを・・・
「みだれ髪」や「君死にたまふこと勿れ」で有名な与謝野晶子は、歌人のイメージが強いかと思いますが、評論家でもありました。 www.betty0918.biz 政治に対しても⤵ 民衆の食糧騒動は劇烈を極めて対象の歴史に意外の汚點おてんを留めるに到りました。 寺内内閣は、どうして民衆の生命に関する問題をこうまで危険に瀕ひんせしめたのでせうか。「太陽」大正7年9月「食料騒動に就て」 スペイン風邪の流行時には⤵ 米騒動の時にはおもだった都市で五人以上集まって歩くことを禁じました。政府はなぜいち早くこの危険(スペイン風邪流行のこと)を防止するために、多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでせ…
ある大学からの帰り道、国文学者のF先生と話しながら駅へ向かっていた。 F「やれやれ・・・やっとあと1回で今年の講義も終了ですねぇ・・・早いなぁ・・・もぉ真っ暗ですよ・・・」 私「そうですね」 F「『冬の空 針もて彫りし 絵のように 星きらめきて 風の声する』・・・ か・・・」 私「え?」 F「与謝野晶子の短歌ですよ。夜空を黒い布地にたとえてるんでしょうね、 そのなかで星がきらめいてるのは天が刺繍をしたかのようにみえて、 冷たいけど心地よい風が吹いてる ってとこでしょうかね・・・ 晶子らしいロマンチックさがあるでしょ?」 私「なるほど・・・」 F「だけど・・・まぁ・・・この時期になると大変ですね…