ライドシェア
(一般)
【らいどしぇあ】
[英] ride share
ライドシェアとは、自家用車で人を運んで対価を得る仕組みのこと。
イギリス調査会社のジュニパーリサーチによると、市場規模は2020年に65億ドルと見込まれており、2015年比で2倍に増える見通しとされている。
アメリカ合衆国配車アプリ大手のウーバーテクノロジーズは、70以上の国・地域で事業を展開するなど「シェアリングエコノミー」の代表格とされている。
日本では、一般の運転者が自家用車を使って有料で人を運ぶ*1ことは、道路運送法で禁止されている。ただ、公共交通機関が少ない「交通空白地」では、条件付きで例外的に認めている他、国家戦略特区でも、2016年に過疎地を対象にライドシェアを解禁した。兵庫県養父市や秋田県仙北市などが関心を示しているとされる。
自動車の使い方が所有から利用へと変わりつつある中、自動車大手も続々とシェアサービスへの関心を深めており、トヨタ自動車はウーバーテクノロジーズと提携し、アメリカ合衆国で運転手向けに車を貸し出すサービスを始めている。
ITを駆使する相乗りサービスは、自動運転との親和性も高く、ウーバーテクノロジーズは自動運転車の開発も進めている。将来、無人車を使ったライドシェアが実現する可能性もある。
