12月12日のギャラリー巡りが尻すぼみに終わってしまい、14日に再び出かけました。 自家用車で買い物に出た妻に地下鉄駅まで送ってもらい、ドニチカきっぷを購入しました。土日祝日は520円で地下鉄が乗り放題になります。 さっぽろ駅で降りて、道庁赤れんが庁舎前広場へ。 この日午後から暴風雪になるという天気予報が出ており、その前に澁谷俊彦さんの SNOW PALLET を見ておきたかったのです。 会場に着いたら、澁谷夫妻がスコップを持って作業中でした。 Snow Pallet シリーズはこれが19回目ですが、今回は北海道新聞社主催、北海道赤れんが未来機構の共催で「AKARENGA SNOW FANTA…

京都生まれで、後志管内俱知安町の旧寒別小学校で羊を飼いながら陶芸に携わる林雅治さんが札幌で個展を開いています。 最近、本来は彫刻というちゃんとした名前があるのに、なんでもかんでも「オブジェ」と呼ぶ人がいます。新聞記者も分かってない人が多いです。しかし日本のアートの文脈からいえば、戦後の前衛的な京都の陶芸家たちが、用途にとらわれない物体を土で作って焼いたものを「オブジェ焼き」と称したのが始まりです。 その意味では、林雅治さんが作ってきたものはまさに「オブジェ」と言うべきものでしょう。 出品作は、上の2枚の画像が「作品2025－11－1」。 次の画像の手前が「作品2025－7」。向かって右が「作品…

(承前) 廃止2日前の中央バス「石狩線」に乗ってきた話の続きです。渋井一夫という画家を知らない人も「石狩画廊」の名は聞いたことがあるのではないでしょうか。渋井一夫展が、旧石狩市街にあるいしかり砂丘の風資料館で開かれていることを北海道新聞デジタルで知り、見に来たのです。 石狩市のサイトには次のような説明があります。 渋井一夫（1933～1996）は、昭和37（1962）年に石狩浜に住所を移し、住居とアトリエを備えた「石狩画廊」を開きました。石狩の海をこよなく愛し、一年中石狩画廊を訪れる人を迎え入れ、本町地区の人たちとの交流も深いものがありました。また、冬でも海水パンツ一枚で過ごすことから「裸の画…

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本日は500m→市民→富士フイルム→オマージュ→三越→スカイホール→さいとう→らいらっく→大丸の９か所。札幌は急に雪が積もり始めた。 ■500m美術館「北海道美術学生選抜展」。札幌大谷大学芸術学部美術学科「グリッドのプレイヤーたち展」。「Minecraft」というゲームをベースにした作品展示。竹内優希「凍ての記憶」：あまりゲーム要素の感じられない絵画だが、描かれている四角形がデジタル要素といえるのだろうか（日本画の箔押しに近いともいえるか）。 平井柊也「平原のプレイヤー」：なんか木こりみたいな人がいるな。ゲームの世界観を共有していないと伝わりにくいのだが、まあ寓意画ってそういうところがあるし。…

以前から気になっていた「草間彌生美術館」。完全予約制なので、ちょいハードル高かったのですが、念願叶ってやっと行ってきました！ そんな「草間彌生美術館」と、近くにある「新宿区立漱石山房記念館」に行った感想を書きたいと思います。 完全予約制の「草間彌生美術館」 小さい子どもがいると、完全予約制って結構厳しいものがあります。なぜって、子どもが突然熱を出すから。どうしてこの日にって時に限って熱出すんだよな～。 今回は、前日に美術館のサイトを見たら、まだ空きがあったので予約していきました。昨年は前日だと予約難しそうでしたが、最近そこまで混んでないのかな？ という訳で、予約して行ってきました。 草間彌生美…

連日の雪で札幌はすっかり冬景色となりました。 8、9日は「札幌彫刻美術館友の会」の業務に取り組んでいました。9日は「S」を再訪し、塩ラーメンを食べました。 味噌よりはこちらのほうが好みかも。スープが味わい深いです。 この後、中央図書館の2階にこもって人名辞典類にあたっていました。 帰りは南22西11からじょうてつバスに乗り真駒内駅へ行き、中央バスに乗り換えました。 10日午後から札幌彫刻美術館友の会の勉強会。 11日は母親の病院付き添い。 その後、車で冬道をカフェ北都館ギャラリーまで走って、舩岳紘行ふなおかひろゆきさんの個展を見ました。 神話のような摩訶不思議な世界が描かれています。油彩だけで…