『◇画竜点睛(がりゅうてんせい)を欠く(中国の故事成語) 最後の一押しが足りない、特に作品について、最後の詰めが甘いことを表すために使われる。原典は諸説あるが、張彦遠(ちょうげんえん)の画論である『歴代名画記』が有力とされている。梁という国の張僧よう【(よう)は機種依存文字UTF-8:E7 B9 87】(ちょうそうよう)という僧が絵画の名人であることから、都の寺に竜の絵を描くという依頼があった。しかし、張僧は竜のひとみ(睛)を書き込まなかった。人々があまりいぶかるので、睛を入れたところ、絵に描かれた竜が飛び去ったという。張僧は、睛を書き込むと竜が飛ぶことを知っていて、あえて最後の詰めを甘くした…