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形而上学
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形而上学

(読書)
【けいじじょうがく】

metaphysics*1

現象を『超越』してその背後にある本質や根本的な世界、存在を純粋な思考(理性)、あるいは直観によって探求・研究する学問。
神、世界、存在、霊魂などがその主要テーマ。

*1:『易経』繋辞上伝の“形而上者謂之道、形而下者謂之器”(形よりして上なる者これを道と謂い、形よりして下なる者これを器と謂う)という記述を、このギリシア語由来の欧米語の意味に転用したのが、井上哲次郎である。

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『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』(ネオ高等遊民,SB クリエイティブ,2024年4月6日)を読了した。 自然哲学と形而上学の対比 ロゴスと秩序の根源 原子論と知識の本質 判断保留という知的態度 オッカムの剃刀とシンプル思考 経験論による哲学の刷新 ランキング参加中読書 自然哲学と形而上学の対比 自然哲学 : 自然や存在を,自然内の原理によって説明する哲学 形而上学 : 自然や存在を,自然を超えた原理によって説明する哲学(位置 No. 181) 自らの思考は,自然哲学に寄っていると感じる。 ロゴスと秩序の根源 知性では決して理解できないが,確かに存在するもの。それがロゴスであり,自然で…

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知らないよりは知っていた方が良いスピリチュアル

前回の記事で、釈迦仏教では形而上学的な事柄は「無記説」といって何も説かずに沈黙を貫いたということを書きましたが、その理由として原始仏典(阿含経)に「毒矢の譬え」が説かれています。 それによると、釈迦の弟子マールンクヤが「宇宙には果てがあるのか」「世界はいつまで続くのか」などと世界の本質や存在について釈迦に質問し、 「質問に答えてくれなければ出家をやめて在家に戻る」と言ったそうです。 それに対して釈迦は「ある人が毒矢に射られたとする。彼はまずその矢を射たのは誰か、どんな弓を使ったのか、矢の材料は何かを知りたいと言って、矢を抜くことをためらったら、結局命を失ってしまうだろう。」という譬え話をし、現…

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中学卒業して読書から遠ざかってしまった私の人生。 本を読みたいという気持ちはたまに湧くものの、いざ本屋に行っても読みたい本の見つけ方がわからず、結局何も買わずに帰るといったことを続けてきました。 しかし今回ようやく本を買えたので何を買ったのか記念に日記投下。 形而上学(上)(下) 形而上学というものは私がハマっているゲーム崩壊スターレイルで最近初めて知りました。現在展開されているお話では古代ギリシャがモチーフとなっているからか作中で単語が登場し、調べた結果この学問にたどり着きました。 崩壊スターレイルはスペースファンタジーということで現代の研究分野や学問などのネタも登場します。好きなゲームに対…

思想ではなく哲学を

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【感想】秋葉剛史『形而上学とは何か』

秋葉先生の新書『形而上学とは何か』が数日前に発売された。これは分析形而上学の代表的ないくつかの話題を丁寧に紹介・議論している本で、前提知識ゼロでもゆっくり読めば分かるようになっている。また、形而上学の前提知識が多少ある人にとっても、主に以下で書く理由から、知識の整理に役立つものになっていると思われる。ともかく、とてもいい本で大変勉強になったので、少しだが感想を書き残しておきたい。 本書の詳しい情報は出版社のウェブサイトから見られる。また、「はじめに」はwebちくまで公開されている。本の目次は次の通り。扱っている主題はオーソドックスなものだ。 はじめに 序章 形而上学とは何か 第1章 性質と類似…

なぜ世界は存在するのか?なぜ完全なる無ではなく何かが存在するのか?或いは世界の始まりについて

導入 なぜ世界が存在するのか。何も存在しない「完全なる無」もあり得たはずだ。しかしなぜかこの世界は存在する。ありとあらゆるものが多様に存在している。無ではなく何かしらの存在がこの世界にはある。少し考えてみるとこれは非常に不思議なことに気づくだろう。無でもよかったのに、一体何をもってこの世界は成り立っているのか、そもそも何を元に存在それ自体が可能になっているのか。「なぜ無ではなく何かが存在するのか」は最も根源的な形而上学的な問いであり、哲学においても最上級の問いだと思う。なぜこの世界は存在するようになったのか、存在それ自体がいかにして可能になったのか。いくつかの説明候補を検討していく。 2点明確…

分析形而上学の教科書

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月曜日は、3限の哲学史の講座と4限の演習に出席した。 まず、哲学史の授業で取り上げられたのが有名な哲学者であるニーチェ。今回はニーチェに大きな影響を与えた哲学者ショーペンハウアーの解説。更にショーペンハウアーの「意志」という概念に影響を与えたスピノザという哲学者のコナトウス(conatus)という概念まで遡って講義がされた。 4限の演習は、「形而上学はなぜ批判されなければならないか」という斎藤慶典という哲学者の学術論文を読解するもの。今回は、日本の代表的な哲学者の1人である廣松渉という哲学者の四肢構制論に入った。 この四肢構制論が分かりにくが、この我々が認識する世界は①対象的2要因と②主体的2…

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ランキング参加中その他「虚数が存在するのかどうか」という話が某 SNS で盛り上がっては盛り下がるのを繰り返している.この件についてはだいぶ以前に次のような記事を書いた. sokrates7chaos.hatenablog.com 今現在読むと微妙に一般的な言葉遣いと違うような言葉遣いをしてしまっている*1.が,「実数の存在を受け入れているなら,虚数の存在を受け入れなければならない(虚数の存在を受け入れらないならば実数の存在も拒否しなければならない)」という主旨はわかるようになっていると思う.さて,上のようなことを書いといたらこういう話がおさまるかなと思っていたらそうでもないようで,数学的対象…

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