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芹沢鴨
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芹沢鴨

(一般)
【せりざわかも】

新選組初代局長。? 〜1863年(文久3年)9月16日あるいは18日、享年不詳。

来歴

出自については謎が多い。郷士芹沢外記貞幹の子か、水戸藩士芹沢又衛門以幹の子ともいわれている。
前者については三男であり、幼名玄太とする主張があったが、これは芹沢兵太という別人の誤りであり、文政9年(1826年)生まれの長谷川庄七(新徴組、後に天狗党)という四男もいたことから否定されつつある。
剣の流派は神道無念流免許皆伝・師範代とされているものもあるが不明。
下村嗣次という多賀郡松井村(現北茨城市中郷町松井)の神官下村祐の子供と同一人物とする説がある。
下村は天狗党の前身玉造勢に所属、大津彦五郎らと各地の商家への金策に奔走するが、粗暴な振る舞いが多く、政府から問題視され、文久元年(1861年)3月28日に芹沢外記邸で遊女色橋といたところを捕縛される。
尋問を受けたが、文久3年(1863年)1月、政局の変化により浪士の大赦が行われたため出獄できた。
芹沢鴨と下村が同一人物であればこの時に名前を変えたものと思われる。
玉造勢の同士であった新家粂太郎の変名ともいわれる新見錦や、野口健司、平山五郎、平間重助らと共に浪士組の募に応じる。文久3年2月、浪士組一行はそろって京を目指して出発するが、この時に近藤勇ら試衛館メンバーと初めて顔を合わせることになる。その後、清川ら浪士組と訣別して京都守護職お預かり浪士となる。後の新選組が生まれた。
しかし大坂角力事件などの粗暴な振る舞いが会津藩の耳にも入り、このまま芹沢を放置すると新撰組をお預かりとしている会津藩までも京市民の指弾の的になりかねないと、召し取り命令が出た。(松平容保直命という説も強い)
しかし、近藤・土方は彼を捕縛する訳にも行かず、謹慎という措置をとるも一向に改善しない。そこでいつしか捕縛命令から暗殺命令に切り替わり、文久3年9月16日(または18日、1863年10月28日もしくは10月30日)、泥酔した彼は寝込みを襲われ死亡。この時、平山五郎も首を刎ねられ即死。平間重助は逃げ出してしまって12月に切腹。芹沢派は一人残らず処分された。

芹沢鴨の人柄

短気で粗暴、かんしゃくを起こし、すぐに揉め事を起こす。朝から酒をひっかけて、彼にまつわる悪行は数多く伝わっている。この性格が災いして後に暗殺されることになるのだが、すでに壬生浪士隊の時にちょっとした諍いが起こっている。
壬生浪士隊の存在を知らなかった会津藩三番組が、一斉に槍の鞘をはずして彼らに詰め寄ってきた。鼻先に多数の槍を突きつけられ近藤勇や新見錦もさすがにたじろいたが、芹沢だけは平然として悪口雑言を述べたという。
また、彼が片時も酒を手放さなかったのは、ひどい梅毒に悩んでいたためだとも言われる。
八木家から唐銅の火鉢を借りてニ〜三日後返ってきたが、一太刀四〜五寸も斬り込んであったので聞いてみると、「どうも済まん済まん」と芹沢は頭を掻き、「一体どなたが斬ったのですか」というと、「俺だ俺だ」と頭をかいて逃げたという。
絵を描くのがうまかったらしく、子供達といたずら書きをして遊んでいたという話もある。

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