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山形浩生の「経済のトリセツ」

各種の書評など。

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お勉強

はじめに 本章のあらすじ 訳者の感想 次はロボットなんだが はじめに はい続き。スタニスワフ・レム『SFと未来学』第6章「災厄SF」。 スタニスワフ・レム『SFと未来学 II』 下巻は、SFの主要テーマ別の論説となる。 ちなみに、本書の構成は変で、最初に予定…

はてなブックマーク - スタニスワフ・レム『SFと未来学』6章「災厄テーマ」:サドやドストエフスキーに劣るといって責められましても……

www.youtube.com レイモンド・チャンドラーの改訳、シリーズ化して次は『さよなら、愛しき女よ』を始めました。おー、映画化にはシャーロット・ランプリング様が出ていらしたのね! レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しき女よ』山形浩生訳 最初の5章と…

はてなブックマーク - チャンドラー『さよなら、愛しき女よ』改訳

ブライアン・オールディスとかがやっていたSF評論誌 SF Horizons の第二号に出たウィリアム・バロウズのインタビューなり。バロウズも比較的理性的かつ友好的な対応をしていて、後年のインタビューに見られがちな、神格化されたジジイのイカレた放談を一方的…

はてなブックマーク - W・S・バロウズインタビュー (SF Horizons #2, 1965)

昨日、チャンドラー『長いお別れ』の翻訳2章までやったが、その後ちゃらちゃらと終わったよ。 レイモンド・チャンドラー『The Long Goodbye』山形浩生訳 ぼくがこれに手をつけた事情については、ここからの一連のツイートを見てほしい。 マルタの鷹を読んだ…

はてなブックマーク - チャンドラー『長いお別れ』と翻訳方針

献本されたんで、ダシール・ハメット『マルタの鷹』を読んで、行きがかり上以前献本されたまま積んであったチャンドラー『長い別れ』(田口俊樹訳) を読み始めた。 長い別れ (創元推理文庫)作者:レイモンド・チャンドラー東京創元社Amazon 清水俊二訳の『長い…

はてなブックマーク - チャンドラー『長いお別れ』最初の2章

今日、『翻訳者の全技術』にからんでトークショーをやった。 翻訳者の全技術 (星海社 e-SHINSHO)作者:山形浩生講談社Amazon その中で、アレだと思った本の翻訳はどうする、みたいな質問があって、いろいろ答えたんだが、そこで出そうかと思っていたけれど時…

はてなブックマーク - 頭を抱えた翻訳:映画『オイコノミア』

概要 Jeffery Ding ”Technology and the Great Powers” レジュメ。 イノベーションが重要であり、それが国⼒を決定するという議論は多いが、そうした 議論は通常、イノベーションが重要産業のリードを実現し、それが勝者総取りのよう な形で先⾏者利益を得る…

はてなブックマーク - Ding, "Technology and the Great Powers" 感想

2025年ミュンヘン安全保障会議で、ヴァンス米副大統領の演説の翌日に行われた、ゼレンスキー大統領の演説の全訳。 2025年ミュンヘン安全保障会議 ゼレンスキーウクライナ大統領の演説 Executive Summary ゼレンスキー大統領は、ロシアの脅威がウクライナだけ…

はてなブックマーク - ゼレンスキー大統領の2025ミュンヘン安保会議演説

一部の人には朗報かもしれず、ほとんどの人にはまったくどうでもいいことだろうが、ちょっとラファティ『アーキペラゴ』翻訳の続きをやってみた。まだ全11章のうちの4章終わっただけ。ついでに、それにまつわる思い出も解説でちょっと書いたよ。 R.A.ラファ…

はてなブックマーク - ラファティ、バロウズ、人工知能

もう20年も前に訳した論文だけれど、アメリカにおいて日本アニメが、ファンによる著作権無視のファンサブ活動を通じて広まったことを示す研究論文。ファンサブというのは、ファンがつける字幕のことね。 法に抗っての進歩:アメリカにおける日本アニメの爆発…

はてなブックマーク - レナード「法に抗っての進歩:アメリカでの日本アニメ・ファンサブ史」(2004)

いま、ベスターの遺作 Decieversの翻訳を進めているのはすでにご報告の通り。 cruel.hatenablog.com 正直、かなり完成度は低いと言わざるを得ない。7割くらい終わっているので、読んでもらえればわかる。ベスターのかつての、パルプ小説やコミック脚本をやっ…

はてなブックマーク - ベスター本の中国語 (ウェード式) 推定の応援求む!(募集終了!)

というわけで、あけましておめでとうございます。去年年末に突然思い立ったバージェス『ジョイスプリック』の全訳が、仕上がりました。 cruel.hatenablog.com お年玉です。もちろん完全な海賊訳。気にしない人は読みなさい。気にする人は読むな。 アントニイ…

はてなブックマーク - お年玉:バージェス『ジョイスプリック』全訳

バージェスの、ジェイムズ・ジョイス解説書を訳してるのはご存じの通り(かな?) cruel.hatenablog.com で、ときどきバージェスの引用と、ぼくの使っているUlyssesの原著とがちがっていて、なんでかなと思うことがあった。ぼくの使っているのはこれ。 Ulysses…

はてなブックマーク - ジョイス『ユリシーズ』校訂をめぐるゴシップなど

昨日のBester ”Decievers” とともに、ずっとハードディスクの肥やしになっていたのが、このバージェス『ジョイスプリック』の翻訳しかかり。 これはかの「時計仕掛けのオレンジ」で知られるアントニイ・バージェスが、ジェイムズ・ジョイスについて書いた短…

はてなブックマーク - バージェス『ジョイスプリック:ジェイムズ・ジョイスのことば入門』

Executive Summary コミュニケーションは、お互いの心的モデルを変えるということ。ネットワーク化したコ ンピュータは、利用者の心的モデルの外部化を可能にし、従ってコミュニケーションを大幅 に改善する。これや協働的な創造的作業を飛躍的に改善させる…

はてなブックマーク - リックライダー「コミュニケーション装置としての コンピュータ」 (1968)

Executive Summary インターネットの生みの親の一人とされるリックライダーが全地球的、宇宙的な壮大なネットワーク構想を抱いていたという根拠としてよく持ち出される文書。ただし実際の中身は、宇宙はおろか地球全体といった話はほぼ出てこない。計算機セ…

はてなブックマーク - リックライダー「銀河間計算機ネットワークのメンバー向けメモ」(1963)

エラン・ヴィタール。ベルクソンもおすすめしてます! 一連の『存在の大いなる連鎖』翻訳を終えたけれど、ラヴジョイ関連のツイートを検索して見てたら、哲学教師が、「ベルクソンとラヴジョイは同じ方向を向いている」という世迷い言を述べているのがあった…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『ベルクソンとロマン主義的進化主義』:またはベルクソンなんてインチキ宗教!

はいはい、ちょっとだけ残すのもいやだったので、やってしまいましたよ。 ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』全訳 (pdf、3.3MB) これまでずっと続けてきたラヴジョイ、これで注も含めて全訳あげました。詩とか、長々しい引用とかはあまりに面倒なので訳してお…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第9講:存在の連鎖の時間化 (これで全部終わり!)

ラヴジョイ、短い章なのですぐ終わってしまいました。 cruel.hatenablog.com ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』(山形浩生訳) 楽天主義というと、ヴォルテール『カンディード』に出てくるパングロス博士の、「物事はすべて現状通り以外の形ではありえなかった…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第7講:18世紀楽天主義

ラヴジョイ、ちょろちょろ続いております。 cruel.hatenablog.com で、第5章にやってきました。この章はライプニッツとスピノザという大物が登場するのでなんかすごい哲学的な大バトルが出て、存在の大いなる連鎖という思想そのものに関わる話になるんじゃな…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第5講:ライプニッツ&スピノザ

はい、ラヴジョイの続き。 cruel.hatenablog.com 今回は、18世紀に、存在の大いなる連鎖が流行って、それが人間の立ち位置についての考え方に影響し、格差社会の弁明まで出てきました、という話。 ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第6講:18世紀の人間の立…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第6講:18世紀の人間の立ち位置

ラヴジョイの続きです。 cruel.hatenablog.com 最後の第11講では、この存在の連鎖とか充満の原理、さらにその元になっている神様の異世界性とこの世性の両立が不可能だというのがあらわになって、それが一気に忘れ去られる様子が述べられていた。 cruel.hate…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第10講:ロマン主義と充満の原理

またラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』の続きです。第3講。第2講で異世界性とこの世性/存在の連鎖の発端を説明し、4講でそれが天文学でいろいろ応用されたので、その二つの間の中世の話で、何かその天文学の前段にあたるひねりがあるかも、というのが期待だ…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第3講:中世の内部紛争

はいはい、やめようかなと思っていたラヴジョイですが、第2講で舞台設定ができて、第11講でいきなり結論になってしまうのは、ちょっとつまらない。その途中でどんな具合で論が進むかをみるために、多少は土地勘のある (他の部分よりは:スピノザやライプニッ…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第4講:充満の原理と新しい宇宙観

昨日、ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』の最終講を見て、その滅多斬りぶりがスゲえという話をした。 cruel.hatenablog.com 一晩寝ると、なおさらすごいな、と思う。ふつう、ここまでやらないと思うのだ。普通はどうするだろうか? なんとかポジティブに終え…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』補論:現代に生きる存在の連鎖 (ちがう)

ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』の翻訳を始めた話はした。 cruel.hatenablog.com 素直に第2講を初めて、半分くらいはおわっているんだけれど、そもそもこの話がどこへ行くのか知りたくて (はい、推理小説もまず最後を読むタイプです)、最後の第11講をあげ…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』の最終講:存在の連鎖は破綻した無意味な思想

数日前に、なぜだか知らないがアーサー・ラブジョイの本を訳し始めた話は書いた。 cruel.hatenablog.com で、それとまったく関係なしにやりはじめちゃったのが、このクルーグマンの本だ。 で、訳文がこれ。 クルーグマン『開発、地理、経済理論』(3章はまだ…

はてなブックマーク - クルーグマン『経済発展と産業立地の理論』の改訳

その昔、荒俣宏だったかで、ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』をほめていて、その後高山宏が、ニコルソンとかの紹介で観念史をいろいろもてはやしていた頃に、読もうかと思って邦訳を買って取りかかった。 存在の大いなる連鎖 (ちくま学芸文庫 ラ 10-1)作者:…

はてなブックマーク - ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』

以前、史記の焚書坑儒の話をした。 cruel.hatenablog.com ここでは、焚書坑儒の理由が封禅の儀式をめぐる話と関係があるんだろう、という説を紹介してそれの通りに書いた。でも、その後も史記をちまちま読んでいたんだが、なんか秦の始皇帝のところを読むと…

はてなブックマーク - 焚書坑儒の続き:学者もその批判も昔から同じ。徐福も、無駄金づかい。

Executive Summary 8/23あたりに起きた、ワグネルグループのプリゴジン粛清不慮の死をめぐるプーチンコメント。思わせぶりな部分もあるが、現時点では単なる事実確認。ただ雰囲気としては、ウクライナ/悪の西側による殺害、ということにしたい感じが漂ってい…

はてなブックマーク - プリゴジンくんの想い出を語るプーチン
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