さて、我が家の庭に、ニホンミツバチの群れが嫁入りしてきてから、3週間。いよいよ、初めての内見をしてみました!
まずは、ニホンミツバチの群れがどのように増えていくのか、を説明しよう。と言うとえらそうだが、私もまだまったくの素人、受け売りの知識を披露させていただく。
まず、大原則として、ひとつの群れに女王蜂は1匹。これが鉄則。つまり、群れが増える、というのは、新しく女王蜂が生まれ、群れが2つに別れることなのだ。
春先になると、群れの中に新しい女王蜂(娘)が生まれ、古い女王蜂(母)は働きバチの半分を連れて旅立つ。これを分蜂(ぶんぽう)という。成虫になったばかりの新女王が残り、母女王は新しい巣を探して出ていくのだ。
ニホンミツバチのひとつの群れは1~2万匹だそうな(セイヨウミツバチはその倍くらい)。その半分がいっせいに新しい巣を目指して引っ越しをするのだが、その途中で、一旦、古巣の近くの木の枝や軒先なんかに集合するのだが、これが壮観らしい。蜂球(ほうきゅう)というのだが、1万匹の蜂がバスケットボールくらいの大きさの球状に集まっている様は、時々、里山や住宅街でも見られ、人間をパニックに落とし入れる。
で、養蜂家は、新しい巣箱をあちこちに置いて、この分蜂した群れを誘い込むのである。見事、新しい巣箱に分蜂群が入居してくれればラッキーである。もちろん、蜂球をまるっと虫取り網で捕まえて、自分の巣箱にいれてしまうこともできる。養蜂家にとって春は勝負の季節なのだ。
では、うちに来た群れはとどうしたかと言うと、元の飼い主さんが、分蜂する前に、すなわち新女王がまだ幼虫やさなぎのうちに、新しい巣箱に移してしまったのである。もちろん、女王のお世話をする働きバチもごっそり入れて。。。
5月4日にうちに来た時、巣箱の中には、新女王の幼虫が4,5匹入っていた。新女王は、王台(おうだい)という特殊なかたちの巣房で育てられるので、すぐ見つけることができる。
それから、早3週間。
待ちました。1匹の新女王が誕生し(=残りの新女王候補との生存競争に打ち勝ち)、そして交尾飛行に出て、無事に巣に帰還して、せっせと新しい群れを生み始めてくれるはずだ・・・
巣箱を外から眺める日々。ひっきりなしに巣箱を出入りするハチさんたち。足に花粉を付けて帰ってくる。花粉を食べるのは幼虫(成虫は蜜を吸う口しかない!)、つまり子育てが始まっている、と見ていいはずだ・・・
そして、初めての内見。

・・・手が震えました。。。でも、なんとなく、いい感じ。群れが落ち着いている、巣箱を開ける私に対して攻撃的ではない。・・・これは、群れが健全な証のひとつだ。
しかし、女王蜂は見つけられない。これは、私が初心者のせいもあるが、そもそも、なかなか見つけずらいのだ。長時間、巣箱を開けてしつこく観察するのも、蜂さんにとってストレスだろう・・・

しかし、なんだか、ちょっとへんな気が・・・。オスバチのサナギがやたら多い気がする。それから、巣房の中の幼虫が2匹ずつ入っているようにも見える・・・。いや、ちっちゃいし、私は老眼だし、・・・ひょっとしたら・・・働きバチ産卵という現象で、女王が不在(=死んじゃった・・・)の可能性があるかも・・・・
心配になって、もとの飼い主の、庭先養蜂の師匠に写真を送る。
・・・「判別がつきづらいので、もう1週間様子を見てみましょう」とのお答え。
愕然とする私。
1週間後に続く!!!
養蜂家になりたくなりました。かわいい黄色と黒のモフモフを飼って、甘〜いはちみつを売る。なんて、素敵な職業でしょう!
で、


庭先養蜂さんにお願いして、今朝、うちの庭にニホンミツバチがお引っ越し。巣箱には、新女王の幼虫が数匹いるとのこと。女王になる卵は、巣の下にくっついた、王台という小指の先ほどの構造の中にいます。
1週間ほどで羽化して、交尾飛行♡に出て、無事に帰還すれば、1週間ほどで卵がどんどん産まれるのだそうです。楽しみです🎵
アレルギーの話です。
その原理とか、機序とか、むずかしいっす。よくわかんないけど。
うちの園でも、60人中3人が卵アレルギー。ひかりちゃん(仮名)、満2歳もそのひとりだ。先日、アレルギーの負荷試験を受けてきたそうな。
ところが聞いてみると、あかりちゃん、負荷試験で5回も嘔吐したという。
・・・な、何?、その、過酷すぎる負荷試験・・・!!???
アレルギーのお子さんは定期的に、年に1回とか、負荷試験というのを受けている。これは、病院に行って、医師や看護師の見守る中、アレルギーの原因物質をたべてみよう!ということである。
アレルギーの治療法として、少しずつ慣らしていこう、というのがある。食物アレルギーは、特に卵は、大きくなるにつれて治ってしまうケースが多い。ほんの少量ずつ、家庭(※)で食べながら、少しずつ量を増やしていくのだ。
負荷試験をやって、実際に、「この子は、一日何グラムまで食べて大丈夫です」と分かるわけだ。
昔は、この負荷試験でその子のギリギリの限界に挑む、みたいなやり方をしたと聞くが、今はそんなことはない。無理のない範囲で行われる。
・・・それなのに、5回も吐いた・・・???
実は、ひかりちゃんは、消化管アレルギーというやつだ。食物タンパク誘発胃腸炎とも言う。
で、ふつう、アレルギーと言うのは即時型、食べた直後にアレルギー反応が出る。皮膚が赤く発疹ができたり、呼吸が苦しくなったり、アナフィラキシー・ショックといって命に関わる状態になることもある。あのエピペンというアドレナリンの自己注射をするのも、この即時型だ。卵が原因の場合は、主に白身の部分である。
一方、ひかりちゃんの消化管アレルギーは、食べてから2~3時間で出て来る。原因となるのも、卵黄の方だ。卵白なら食べても問題なし。たいがいのお子さんは、離乳食開始後、初めての卵黄を食べたあと、何回も吐いてしまって受診する。ひかりちゃんも、生後7ヶ月の時にわかっている。
ググってみると、この消化管アレルギー、食物タンパク誘発胃腸炎は、90年代後半から世界的に増えているそうだ。ふーん。多くは、1歳までに自然治癒、のこりも多くは3歳までに治ってしまうと言う。
ちなみに保育園の給食やお菓子は、完全除去、つまり、”ゼロか、ありか”、です。
”この子は、卵は3グラムまでです” とか、”この子は、卵黄抜きで、卵白のみです”、なんて給食は作れない。卵アレルギーの子は、全員、卵を完全除去。他の子が卵入りのメニューを食べるときは、テーブルも別にして、保育士さんがひとりそばについて、誤食しないように目を光らせる。。。
ひかりちゃんは、残念ながら、次は3歳になった時、もう一度、負荷試験だ。
治っているといいね。。。
今日はこのへんで。
七夕が終わりました。
どこの保育園でも年中行事はしっかりやります。(完全にスルーするのは、母の日と父の日。この配慮がいいのかどうかわかんないけど・・・)
子どもたちが、短冊にお願いを書いてきます。もちろん、小さい子は保護者が書いてくる。3歳児クラスになると、チラホラ直筆が出てきます。かなり読めないのも多いのだけれど、5歳児はみんな直筆。
ちなみに、イスラムの家庭は短冊は書かない。一神教の厳格さですね。よその神様(のような存在?)に祈るようなことはしないのでしょう。
で、
お願いの内容は、やっぱり大きくなったら、「○○になりたい」が多いです。
○○の部分は、いろいろ。「アンパンマンになりたい」「プリンセスになりたい」とか、「きょうりゅうになりたい」とか。2歳児では「きゅうきゅうしゃとしょうぼうしゃになりたい」というのもあった。え?、乗りたい、じゃなくて?。でも、親が綺麗な字で書いてある。その子が言うまんまを書いてあげたんだと思う。ここらへん、幼い子どもは、みんな、アミニズムを通過してくるっていうのの現れだと思う。アニミズムって、なんていうか、雲や月や太陽、そのほか無生物にも、心があるように感じることですね。機関車トーマスみたいに。「カニになりたい」ってのもあったな。
4歳児男子のしゅうくん(仮名)は「しゅうちゃんはね、大きくなったら、忍者になるんだぁ」と教えてくれた。がんばれよ♡。修行は大変だぞ。
5歳児、年長さん女子のしずかちゃん(仮名)は、わたしのもとにやってきて、「しーちゃん、大きくなったら、看護師になる」と教えてくれた。別にわたしは保育園でナース服(スクラブとか)を着ているわけではないのだが、しーちゃんは、わたしが看護師という職業であることをちゃんと理解している。いや、そりゃ、わたしに憧れたわけではなかろうが、ちょっと、うれしい♡。
しーちゃんは、きっと、やさしい、すてきな看護師さんになるね。
今日はこのへんで。
・・・しかし、しーちゃん、いつか、あと10年位して、君の進路相談を受ける機会があったら、その時はもう少しよく話し合おう。。。看護師ってね・・・
暑い。。。
七夕も、都知事選も終わり、・・・暑い。。。真っ赤っかだ。・・・何が?
暑さ指数=WBGT です。ふつう単位は付けません、数字だけ。
保育園看護師なら、必ずチェックしている環境省のサイト、アプリがあります。その日の暑さ指数が、31以上=『危険』であれば赤。今日も、もちろん、熱中症警戒アラートが発令されている。9時から15時まで赤、18時には28~31=オレンジ(『厳重警戒』)、21時にやっと黄色(『警戒』)。・・・今日は、『注意』とか『安全』という時間帯がないらしい。
この暑さ指数というのは、何十年も前からある熱中症予防のための指標なんだそうな。①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標だそうです。
たとえば、ただ、「○○市の今日の何時の暑さ指数」と言った場合は「風通しのいい芝生の上」を想定して計算される。さらに、『交差点』では?、『体育館』では?、『子ども・車いす』では?、と場合分けして示されるのが大きな特徴だ。
子どもは身長が低いので、地面からの照り返しが強い、したがって上記②の日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境がよりきびしいのだ。
というわけで、今日も外遊びはありません。
夏の間、保護者は毎朝、わが子の「健康チェックカード」というのを記載する。朝の体温、鼻水、咳、皮膚の状態、食事などの10個くらいの項目をチェックして、今日、プールに入らせて良いかどうかを保育園に提出するのだ。で、担任の先生がそれを見て、「今日はプールに入りました」とかチェックして返すのだ。これを毎日、やってもらっている。
だけど、暑すぎて、プールはなし。。。
どこでもたいがい、保育園のプールというのは、組み立て式で、夏の間だけ園庭に設置している場合が多い。タープで多少日陰を作っても焼け石に水。だから、暑すぎて、今日もプールはなし。。。
すっかり夏が変わってしまった。
あまりにも暑さが凶暴で、夏の情緒もへったくれもない・・・。
なんだか、今の子はかわいそうだ。
今日はこのへんで。
PS だからって、CO2が犯人だ、メガソーラーだ、電気自動車万歳、なんていうのは大ウソだと思いますよ。バカがこんがらがっちゃってる。。。美しい自然を壊さないで!、メガソーラー推しの外資系企業さんたち!
今日、7/7は都知事選の投票日だ。私は都民じゃないけど、都民のみんな、選挙には行くべきだぜ。
もちろん、あなたが都知事とお友だちで、今現在、美味しい汁を吸っている、っていうんなら別だ。投票率は低いほどいいんだろ?
でも、そうでないなら。投票した方が、確実に未来は明るい。
あなたの投票した人は当選しないかも知れない。
しかし、投票率が高ければ、政治家は脅威を感じる。次は落ちるかも知れない。そう思わせれば、世の中は確実に良くなる。
あ、あんまり売国すると、次は落ちるかな…。
あ、あんまり日本人を貧しくすると、日本人でも怒るかな…。
あ、あんまり公金チューチューすると、気がつく都民もいるんだな…。
そう知らせるんだ。
どうせ、緑のたぬきが勝つんだろ?そう思って家でゴロゴロしてたら、ひどい未来が来るぜ。
別の子です。ドンドンくん(仮名)。でも、同じ2歳児クラス。男子。若干、お肌トラブル多め、というところは共通かな。
やっぱり、足の小指の爪。この子も爪、小さい。
普通、手の爪だったら、縦の方が横より長いでしょ。でも、足の小指だと、縦より横の方が長かったりする。で、ドンドンくんの小指の爪は、縦が2ミリくらい。それが浮いてる、はがれそうだ、と担任の先生が気がついた。
お迎えのお母さんに話すと、にこやかに「ほんとね、これ、うちで爪切りで切ってきます」と言った。
・・・正直に言うと、ドンドンくんの爪は、私なら恐くて切れない。だいたい、そんなに伸びてるわけではなかった。何かに引っかかってはがれちゃうかも、という感じは充分あったが、下手に切ろうとするより、絆創膏で保護して皮膚科に相談したら?という印象だった。
ただ、正直に言う。あとは保護者にまかせることができた、と私はこっそり安堵した。
で、翌日。いつものラウンド(※看護師が一日2,3回各クラスを回って歩くこと)、ドンドンくんの右足の小指を見ると、・・・爪、ないじゃん・・・。保育士の先生たちも朝の受け入れの時には気づかなかったという。もちろん、本人も気にする様子もない。爪ないんだけど・・・。
お迎えの時に、お母さんに尋ねてみた。すると、「今朝、爪切ろうとして、見たら、ないんですよぉ。シーツにでも引っかけて取れちゃったのかな。だいじょぶですぅ」とのお答え。出血もほぼなかったようだ。つまり、爪(爪甲 ”そうこう” って読むんだそうです)とその下の皮膚との間がすでに剥離してきて、で、ポロッと取れちゃったのだろう。
手足口病の場合、幼児の爪がポロッと取れるというのはあるらしい。
しかし、前回のミドリくんや、今回のドンドンくんが手足口病だったかどうかはわからない、不顕性感染という場合もあるからだ。あるいは、他のウイルスや細菌によっても剥がれることがあるのかも。
いくら何でも、健康な生爪をはがしたら、そりゃ痛くてたまらないはずだ。
だから、何らかの細菌・ウイルスによる皮膚疾患で爪甲と皮膚が剥離していた、と私は考えているのだが・・・。二人とも、皮膚トラブル多め、というか、ちょいちょい、「これ、とびひになりそうだね、注意して見てましょうね」という状態にある。・・・しかし、爪、・・・うーん。
どうなんでしょう。
今度、よその園の看護師に聞いてみよう。
今日はこのへんで。
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