「リベラシオン 人権研究ふくおか」190号(2023年夏)に「鶴田知也再考――『リベラシオン』第一八九号を読む」を寄稿しました。表題通り前号での鶴田知也特集に寄せられた論考にコメントをしつつ、私の鶴田知也論と後藤明生論についての概要を紹介した記事で…
息: 一つの決断作者:トーマス・ベルンハルト松籟社Amazonオーストリアの作家ベルンハルトの自伝的五部作の三作目、邦訳としては四作目になる。語り手が死の淵を彷徨う肺の病によって終末期患者の病室で死を間近にして過ごしている時、敬愛する祖父の死を知る…
2023年5月21日、文学フリマ東京に行ってきた。行く途中の電車で和装の男性を複数見かけて、これは文学だろう、文学に違いない、と思っていたら浜松町でモノレールに乗り換えていたのでやはり文学だった。 文学が来た かなり長い行列アーリーバード・ブックス…
小説作法 (中公文庫 こ 62-1)作者:小島 信夫中央公論新社Amazon小島信夫の既刊収録のエッセイと、単著未収録多数の講演で半々という編集の小説論アンソロジー。「訥々としているが、頗る能弁」という通りの小島の語り口は独特のものがあり容易にまとめられな…
東條慎生。季刊「未来」に後藤明生論を連載(2016-2017、全六回)。幻視社のサイトで後藤明生レビュー、向井豊昭アーカイブ、鶴田知也ノートを公開しています。共著に『北の想像力』『アイヌ民族否定論に抗する』『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』。
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