
年を取ると人生訓を語る人が多い。
断酒中の友人ゴムもどうやらそうみたい。
ちなみにゴムとはこういう奴です。
ティンコを蚊に噛ませて、それの阿鼻叫喚の中に快楽を見出すやつ。
そいつが人生を悟っておるかのような文章を送ってきた。
なるほど、アルコールによる脳のダメージは大きいようであるな。
さりとて無視するのも気の毒なんで、今回アップするという次第。
老いの残酷さと、若さという刹那の輝き。
うーん、なんというか切ないっすね。
では哀愁を伴いつつ。。
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今週のお題「自分で作った◯◯」
今回は重い。
なんせ、死線の限界まで行ったアル中の回顧録というか。
彼の名はゴムという。
ワタイの古い友人だ。
ヤツには自分で作った断酒のやり方がある。
最近奴を当ブログに誘ったら、案外乗り気で書いてくれてる。
ワタイが書いた彼の紹介記事はこちらである。
ヤツと話していて、こりゃかなり脳みそ溶けとるなと思うことはある。
それでも一社会人として、ギリギリ成立しておる。
そんなヤツが誰に言うでもなく、誰かに聞いてほしいことを書いてきた。
それが深夜の1時ころ。
文章はかなりデタラメでハチャメチャであったが、ワタイが編集した。
よって、文責はこのワタイにある。
まあ、こういうのもブログの一つの形であろうな。
同時にヤツへのワタイからの微力ながらの援護射撃とも言えるかもしれんな。
続きを読む今週のお題「夏休みの宿題」

前回ご紹介したゴムなる男。
彼は50を過ぎておるのだが、皆そうであるように彼にも10代はあった。
彼に気楽に「なんか書いてみなよ」と言った数週間後。
送られてきたメールを読んでワタイは思った。
こいつはアルコールで頭やられていたと思っていたが、もともとなんだなと。
読んでいるうちに辛いような切ないような不思議体験をしてしまった。
どんな年寄にも、10代の頃はあったし、大抵はバカなものである。
しかし、ワタイはここまでバカではなかった。。
いにしえの猛々しさと引き換えに、ゴムが失ったものはなんだろうか。
夏休みの宿題は学校だけではない。
人生の夏にも宿題はちゃんとある。
じゃあ、ちょっと気まずくなってみようじゃないの?
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蚊に「噛まれる」という表現は完全に関西のみらしい。
お題「地元では当たり前のものなのに、実は全国区ではなかったものってありますか?」 - はてなブログ
全国的には「刺される」「食われる」のようね。
というような内容を、先日東海地方の古い友人に指摘された。
この友人言うに、「『噛まれる』のほうが、あえていい感じ」なのだそうだ。
さてこの友人、名前を通称ゴムという。
彼とは古い付き合いなのであるが、今回話をしたのはもう十数年ぶり。
聞けばゴムはアルコールの深い闇に落ち、三途の川からの帰還組になっていた。
断酒して今のところ成功しておるようであるな。
そんな彼であるから、当然頭は多少いかれておるのだな。
もともとこいつはちょっと頭が良いと同時にイカれている奴ではあった。
その才能のキラメキは当時かなりのものではあった。
なので「噛まれる」ことに対するその言葉に私は反応したのであるな。
高文脈言語である日本語は、その奥に二重三重の意味を持つ。
ゴムの言う「噛まれる」には、他にどんな意味があるのだろうね。
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このCRキャブをつけたZ1000ST。
外観はZ1000Mk-2と似ているがシャフトドライブ。
リヤタイヤも17インチ。
これに乗られているのがはんぐりーまんさん。
こちらの方ですね。
日頃愛読させていただいておったのですが、西宮在住の方。
私は神戸なので、一度コラボでもと相成ったわけです。
偶然日程の調整も付き、お天気も快晴ではないものまずまず。
彼が先日ポーアイの光と影を書いておられたので、ポーアイで合流。
はんぐりーまんさんのポーアイの記事はこちら。
少し余裕を持って私はついたのだが、はんぐりーまんさんはすでにそこに。
うーむ、ちゃんとした大人の方でありますね。
ブログからもうちょっとワイルド系かと思っていたのですが、すごく柔らかい印象の方。
私が乗っていったカワサキZ1300と並べて、しばし雑談。
「ちょっと跨ってみます?」とお誘いすると、気軽に是非にと。
これは結構珍しい事なんです。
いかんせん、わがZ1300は暴力的な重さと見た目がありますからね。
いやー、おっかないっすよ。というのがよくあるパターンなんすね。
はんぐりーまんさんは跨って、「おー、これは軽い」と一言。
なるほど、この軽さを理解できるとは相当の手練れでいらっしゃる。
重いのはスーパー重いのですが、分かっている人はバランスの妙故の軽さに驚くわけです。
じゃあ、よかったらちょっと乗ってみます?ってことになり空港方面に。
「7500までだったら安心して開けてくださいね!」と私は伝えたのでした。
ってことで私ははんぐりーまんさんのZ1000で先導することになりました。
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デス語という死語があります。
今なんて言うんでしょうか、ああいうの。
言葉は生き物、というのはよく使われる表現です。
よって消えてしまう言葉もあれば、生まれてくる言葉もあるわけです。
ということは、流行り廃りもあるのは当然なわけです。
しかし、単なる流行り廃りであるならばわかりやすいのですが、実際はそれを使う人間の頭の中が変わってしまったのだと思います。
かつて、ある種のロマンさえ感じた表現が嫌悪を感じさせるってのはありませんか?
あれはなんなのでしょうね。
日本語の特徴として「定義」の不在というのがあります。
感覚体には理解できている(と感じる)のですが、意味を問われるとうまく説明できない。
そういうのあるじゃないですか、特に日本語では。
例えばですね、代表例は「愛」やないでしょうか。
あれね、英語ネイティブにLOVEの意味訊いてごらんなさい。
数時間説明してくれます。
鬱陶しいほど厳密なんすわ。
アメリカ人はしょっちゅう日常で言ってると思いますやん?
でもあれは、心を込めて言う場合やないわけです。
意味が重すぎて、逆に何も考えずに言うてるわけです。
マジな顔してDo you love me ?とか訊いたら、ドン引きされまっせ。
いやまあ、これは本旨とは関係ないですな。
我が国は和歌ですべてを行っていた歴史があると本郷和人先生もおっしゃられています。
しかも、和歌の8割は色恋話しなわけです。
っていうことは、エロに依って政治も決まる世界です。
そしてですねえ、その表現も様々なのです。
今から考えると恐ろしいとさえ思えるような表現が日常にありました。
それを思い出してみようと思うんです。
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今週のお題「感動するほどおいしかったもの」

アメ車はいい。
問答無用にいい。
何がいいって、あの下品さがいい。
どうもお久しぶりです。
最近よく視聴しているYoutubeのチャンネルで、黒サンタさんという方がおられます。
京都在住の占い師さん(という設定?)で、なかなか香ばしい方です。
この方、小説も書かれておられたようで、読ませるというか聞かせるというか、なんか心の奥に入ってくるテキストで染みてきます。
その黒サンタさんの動画の中で、心に刺さる名車はだいたい敗戦国が作っているというのがありました。
ドイツ、イタリア、そして我が日本。
戦争で磨かれた技術は、車やオートバイにしか出口がなく発達してしまったのかもしれません。
勝者は歴史を作り、敗者は文学を作る。
確かにそうなのです。
では勝者の歴史は何を作ったのか?
人道に対する罪とか言いながら、原爆を我が国に落とした勝者の作ったもの。
それはアメ車に決まっとるやないですか!
その下品さ、むき出しのファルス。
驕り高ぶった結果として、勝者が作った大敗の歴史。
それがアメ車。
で、最近のアメ車はどうなのよ?
と思っていたら、友人が買いました。
しかも、カマロ。
彼も嬉しかったのでしょう。私も謎に嬉しかった。
なんでしょうねえ、この屈折したアメリカへの思い。
じゃあ俺がピカドンを転がしてやんよ?
なわけです。
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