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M4搭載の新型Macbook Air発売!買い替えは待つべき?Macガチ勢が徹底解説


Appleが3月4日に発表したM4チップ搭載MacBook Air。話題の最新モデルは、従来機と比べてどのような進化を遂げたのでしょうか。

本記事では、10年以上MacBookを使い続けてきたITエンジニアの視点から、新型MacBook Airの性能・機能を徹底分析。

M1、M2、M3搭載旧モデルとの比較やMacBook Proとの違いを詳しく解説し、あなたの「従来のモデルと何が変わった?」「今買い替えるべき?待つべき?」という悩みを解決します。

専門家

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ITエンジニア

2014年から10年以上にわたり、Macbookを愛用し続けるITエンジニア。大手IT企業での開発業務を担当しながら、これまでに8台のMacbookを乗り継ぎ、モデルごとの進化や特性を熟知。実使用に基づいた知見を持つ。業務では開発やシステム構築に携わる傍ら、趣味の写真編集やクリエイティブワークにもMacbookを活用。開発からクリエイティブまで、多岐にわたる用途での実践的な使い方に精通している。

M4チップ搭載MacBook Air登場!注目の新機能とは

Apple(アップル)

Macbook Air(M4)

参考価格158,141円(税込)

2025年3月5日、Appleは新型MacBook Airを発表しました。最大の特徴は、最新のM4チップの搭載です。

M4チップは、第2世代3nmプロセス技術を採用し、280億個のトランジスタを搭載しています。このチップにより、MacBook Airの性能が大幅に向上し、前モデルと比較して2倍の高速化を実現しました。

何が変わった?新型MacBook Airの一目でわかる進化ポイント

M4チップ搭載による性能向上
  • 先代のM3チップよりCPUコア数が8コアから10コアに増加し、M1モデルより2倍の高速化を実現
  • AI処理性能を大幅に向上させる16コアNeural Engineを搭載
外部ディスプレイ対応の強化
  • 最大6K解像度の外部ディスプレイ2台と内蔵ディスプレイの同時使用が可能に
  • Thunderbolt 4ポートへのアップグレードでデータ転送速度が向上
メモリの拡張
  • 最大32GBのRAMをサポート
  • 最小メモリが16GBに引き上げられ、オプション料金なしで利用できる
新色登場
  • 新色「スカイブルー」が追加
  • デザイン自体は2024年モデルとほぼ同じ
新しいカメラ機能
  • 12MP超広角カメラがセンターフレームに対応。ビデオ会議中に動いても自動で被写体を追尾
  • Desk View機能で、机上の資料や物品を簡単にクローズアップして共有可能

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ITエンジニア

仕事でMacbookを使う人にとって特に嬉しい新機能は、「外部ディスプレイ対応の強化」ではないでしょうか。

被写体を追尾するカメラも目を引く面白い機能ではあるものの、実用性の観点ではややインパクトに欠けます。

従来のMacbook Airは基本モニター1台にしか接続できない仕様でしたが、外部ディスプレイ2台に本体を加えた計3画面での作業が可能になりました。

これまでこの環境を実現するにはM1 Maxなどを搭載したハイエンドモデルのMacBook Proが必要だったことを踏まえると、持ち運びやすく安価なAirでこの機能が搭載されたことは、嬉しい変化だと言えるでしょう。

13インチMacbook Air旧モデルとの徹底比較!買い替えは待つべき?

M4チップ搭載の新型MacBook Airは、旧モデルと比較して大きな進化を遂げています。

2020年に発売されたM1モデルから最新のM4モデルまで、一覧表でスペックを比較してみましょう。

特徴M1M2M3M4
ディスプレイ13.3インチ13.6インチ13.6インチ13.6インチ
CPU8コア8コア8コア10コア
GPU7コア最大
10コア
最大
10コア
最大
10コア
最大メモリ16GB24GB24GB32GB
最大ストレージ2TB2TB2TB2TB
駆動時間最大
18時間
最大
18時間
最大
18時間
最大
18時間
重さ1.29kg1.24kg1.24kg1.24kg
性能比較
  • M4チップはM1チップと比較して2倍の処理性能を実現
  • M3チップと比較しても、10〜20%の性能向上が見られる
メモリ
  • 最大メモリ容量が32GBに拡大し、より多くのタスクを同時に処理可能
  • Macbook Airで32GBが選択できるのはM4モデルが初
  • 最小メモリ容量も16GBに引き上げられた
ディスプレイと重量
  • 重量は1.24kgで、M1モデルから50g軽量化
  • M2以降のモデルでは13.6インチのLiquid Retinaディスプレイを採用し、画質が向上
その他の改善点
  • 12MPセンターフレームカメラの搭載により、ビデオ通話の品質が向上
  • デスクビュー機能の追加で、手元を映しながらのビデオ通話が可能に

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結局、新型モデルの性能はどれくらいいいのか?という話ですが、M1 ProやM2 ProのMacBook Proに対して張り合えるバワーがあると考えてOKです。

つまり、当時約36万円で購入していたものと同程度のスペックが、今回発売された新型Macbook Airならおよそ半額で買えるということ。

また、最小メモリが16GBに引き上げられたことも大きな魅力です。

これまでは8GBがデフォルトだったため、16GBにアップグレードするにはオプション料金が必要でしたが、お値段据え置きでメモリ容量が倍になりました。

最近のツールは16GBのメモリを前提にしてつくられていることが多く、8GBモデルだと操作がカクカクすることも。この変化により、新型Airはより幅広い用途での選択肢になったのではないでしょうか。

M4チップ搭載Macbook Airに買い替えるべきか

結論として、現在使用しているモデルと日常的な使用用途によって、M4チップ搭載MacBook Airへの買い替え判断は大きく変わります。

Macbook Air(M1、M2)を使用している場合

M1、M2からの買い替えなら、性能と機能の両面で大きなアップグレードが期待できます。

特にM1と比較するとCPUパフォーマンスが2倍に向上し、マルチタスクの処理がスムーズになりました。

最小メモリが8GBから16GBに、最大メモリが16GBから32GBへと拡張されたことで、メモリ不足によるもたつきからも解放されるでしょう。

さらに、ディスプレイサイズの拡大やカメラ性能の向上、センターフレーム機能の追加など、日常使いでも体感できる進化が多数あります。

2年以上経過したM1、M2モデルからの乗り換えは、快適さが格段に向上する投資と言えます。

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M1やM2と比較するとシンプルな性能進化と新機能の追加が大きいので、「乗り換えによる初期設定のめんどくささを乗り越えてでも買ったほうがいいレベル」の変化は感じられるはずです。

特にM3発表時の性能変化があまり振るわなかったことを理由に買い替えを見送った人は、今回の新型モデルは「買い」だと思います。

Macbook Air(M3)を使用している場合

M3ユーザーでも買い替える価値がある場合があります。

たとえば、MacBook Pro購入を検討していたクリエイターの方にとって、新型のMacbook Airは魅力的な選択肢となります。

より軽量ながらM2 Pro並みの処理能力を持つだけでなく、32GBメモリが選択可能になったことが大きな魅力だと言えるでしょう。

そして、M4チップはAI処理に最適化されており、今後登場するAppleのAI機能「Apple Intelligence」を快適に使用するための準備になるため、最新のAI機能を活用したい人にも買い替えをおすすめします。

一方、日常的な文書作成やウェブブラウジングが主な用途であれば、M3モデルでも十分快適に使用できるため、無理に買い替える必要はありません。

M3搭載のMacBook Airが発売されてからはまだ1年くらいです。それぞれの使用状況と優先事項を考慮して判断をすることをおすすめします。

専門家からのコメント

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ITエンジニア

個人的には、M3のMacbook Airを使用しているなら買い替えは「待ち」判断でいいかと思います。

しかし、今すぐに買い替えを推奨するほどの驚くべき性能の差はないとはいえ、外部ディスプレイ2台との接続で3画面で作業したい、その機能がどうしても欲しい人は乗り換える価値があるでしょう。

Macbook Pro(M1 Pro、M2 Pro)を使用している場合

M4チップ搭載により、Macbook AirながらMacbook Pro(M1 Pro、M2 Pro)と同等レベルの処理ができるようになりました。

同等の性能に加え、これまでMacBook Airではできなかった32GBのメモリ搭載や外部ディスプレイの2枚接続が可能になったことで、これらの機能が必要だった人には、よりリーズナブルな選択肢になりました。

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ITエンジニア

性能は劣らずに新機能が付くので、2年以上使ってきたことによるバッテリーなどの消耗を考えると買い替えの検討はアリです。

懸念は、「ProMotion技術による120Hzリフレッシュレート」が失われること。これはスクロールの反応速度や使用感に影響する数値で、1秒間に何回画面が切り替わるかを表しています。高いほど操作に対してより滑らかに映像を流したり、操作に反応してくれます。

テレビなどのモニターは大抵が60Hzなので、一般的な動画視聴や操作には影響はありませんが、120Hzでの操作に慣れていた方は若干のもたつきが気になる可能性があります。

加えて、MacBook ProからMacBook AirになることでUSBポートの数が減ったり、SDカードスロットがなくなります。カメラや外付けのハードディスクなど、外部機器への接続をよくする方は特に注意してください。

Macbook Pro(M1 Max、M2 Max、M3 Pro、M3 Max)を使用している場合

Macbook Pro(M1 Max、M2 Max、M3 Pro、M3 Max)を使用している方は、乗り換えると失う機能が多いので、買い替えはおすすめしていません

とはいえ、2025年4月上旬から対応するApple Intelligenceを用いてAI活用をしたい方が2台目として所持するなら、今回の新型モデルは使い勝手がいいのでおすすめです。

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ITエンジニア

Macbook Airはその携帯性も大きな魅力。持ち運び用に2台目を購入するなら、今回の性能進化でおすすめ度合いは上がったと思います。

M4チップ搭載Macbook Proとの徹底比較!Macbook Airで十分?

特徴13インチ
MacBook Air
15インチ
MacBook Air
14インチ
MacBook Pro
ディスプレイ13.6インチ15.3インチ14.2インチ
CPU10コア10コア10コア
GPU最大10コア10コア10コア
最大メモリ32GB32GB32GB
最大ストレージ2TB2TB2TB
駆動時間最大18時間最大18時間最大24時間
重さ1.24kg1.51kg1.55kg
価格164,800円〜198,800円〜248,800円〜
性能比較
  • 両モデルともに10コアCPUと10コアGPUを搭載しており、基本的な処理能力は同等
メモリとストレージ
  • 両モデルともに最大32GBのメモリと2TBのストレージを利用可能

M4チップ搭載Macbook AirとMacbook Proの主な違い

周辺機器への接続性
  • MacBook Air:Thunderbolt 4(USB-C)ポートが2つ
  • MacBook Pro:Thunderbolt 4(USB-C)ポート3つに加え、HDMIポート、SDXCカードスロットを搭載
ディスプレイ
  • Macbook Air:13.6インチまたは15.3インチLiquid Retinaディスプレイ、最大600ニトの輝度
  • Macbook Pro:14.2インチLiquid Retina XDRディスプレイ、最大1600ニトのピーク輝度(HDR)ProMotion技術による120Hzリフレッシュレート
バッテリー駆動時間
  • Macbook Air:最大18時間
  • Macbook Pro:最大24時間
重量
  • Macbook Air(13インチ):1.24kg
  • Macbook Air(15インチ):1.51kg
  • Macbook Pro(14インチ):1.55kg
冷却システム
  • Macbook Air:ファンレス設計で静音性に優れるが、長時間の高負荷時に性能が低下する可能性あり
  • Macbook Pro:ファンによる冷却システムを搭載し、長時間の高負荷作業でも性能を維持
価格
  • Macbook Air:164,800円〜
  • Macbook Pro:248,800円〜

コストパフォーマンスを求めるなら、Macbook Airで十分

MacBook Airは多くのユーザーにとって十分な性能を提供し、コストパフォーマンスに優れています。

日常的なウェブブラウジング、ドキュメント作成、軽度の写真編集、プログラミングといった作業であれば、MacBook Airで不足を感じることはないでしょう。持ち運びが多く、予算を抑えたい方にも最適です。

一方、以下のような場合にはMacBook Proをおすすめします。

Macbook Proのほうがおすすめな場合
  • 長時間に渡る動画編集や3D制作を行いたい
  • 色精度が重要なデザインや編集をしたい
  • バッテリー持続時間を最優先したい
  • カメラや外付けハードディスクなど、多くの周辺機器に接続して作業したい

約84,000円という価格差は決して小さくありませんが、自分の仕事や趣味の要求レベルに合わせて選べば、どちらも長期的に満足できる選択となるでしょう。

まとめ

Apple(アップル)

Macbook Air(M4)

参考価格158,141円(税込)

M4チップ搭載MacBook Airは、従来モデルから大きく進化し、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となりました。

新機能としては、センターフレーム対応の12MP超広角カメラが追加され、ビデオ会議での自動追尾が可能に。また、外部ディスプレイサポートも強化され、最大6K解像度のディスプレイを2台接続できるようになりました。

32GBのメモリ容量が選べるようになったことも、大きな魅力です。

これらの機能強化により、より多様な作業環境に対応できるようになったMacbook Air。

特にM1からの買い替えなら、処理速度の2倍向上やメモリ拡張性の向上など、体感できる変化が期待できるでしょう。

あなたも新しいMacBook Airで、より快適なデジタルライフを始めてみませんか?自分の使用スタイルに合わせて選べば、長く満足して使い続けられる一台になるはずです。

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