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                    インタビュー

                    ダイハツ「タフト」チーフエンジニア小村氏が明かす「経済性・扱い易さ・安心感・安全性」と「非日常感」の融合秘話

                    あのタフトとは異なる「バックパックスタイル」というユニークなパッケージコンセプト

                    • 内田俊一
                    • Photo:内田千鶴子

                    2020年8月18日 11:12

                    直接の後継ではないが

                    ――最も気になることからお尋ねします。なぜこのクルマは「タフト」と名乗っているのでしょうか。

                    小村氏:今回のタフトは、まったく新しい軽乗用車とSUVのクロスオーバーであり、過去のタフトの後継車種ではありません。今回のタフトはコンセプトである“Tough & Almighty Fun Tool”の頭文字を取った車名です。ただし、誰にでも分かりやすいにも関わらず、実際はありそうでなかった存在感は新旧共通といえます。

                    ――そうであれば、タフトというネーミングではなくてもよかったと思いますが。

                    小村氏:過去の車名にこだわったわけではなく、純粋にこのコンセプトを表現できる車名として採用したのです。もちろん、コンパクトながらタフで力強いイメージを持つ先代タフトを想起させることも決してネガティブではないとの判断もありましたので、歴代車名と同じネーミングにしました。

                    ネーミングは同じだが、過去のタフトとは異なるのが新型タフト

                    ネイキッドは意識しないがそのユーザーは吸収したい

                    ――もうひとつお伺いしたいのですが、このクルマを見た瞬間に、これも以前ダイハツにあったネイキッドを思い浮かべました。そのクルマとの関係性、開発において参考にしたことなどはありましたか。

                    小村氏:ネイキッドとも直接的な関係はありません。ただし、タフトの開発段階で、販売現場から「キャスト アクティバでは吸引できなかったテリオスキッドやネイキッドのお客さまに提案できるクルマが欲しい」という声はありました。

                    ――では、今回のタフトはどのような経緯で開発、商品化がスタートしたのでしょうか。

                    小村氏:世界的に流行しているクロスオーバーSUVを軽に落とし込むため、最初はキャスト アクティバから提案を始めました。アクティバはキャスト3モデルのひとつとして想定通りの台数が出ましたが、軽クロスオーバー市場が拡大し、そこにさらなる可能性を感じた結果、専用車の開発に至ったのです。

                    ――そしてダイハツタフトの開発責任者として小村さんが任命されたわけですね。そのときに会社からはどのような指示(どんなクルマを作ってほしいなど)があったのでしょう。

                    小村氏:いまお話をした気づきを経て、「成長している軽クロスオーバー市場にタントに続くダイハツのラインアップの柱となる商品を」というものでした。ダイハツらしさである「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」の一貫思想のもと、新たな発想・視点を加える企画・開発をしたのです。

                    ――小村さんとしては、どのようなクルマを作ろうと思いましたか。

                    小村氏:先行している他社および今後当社を含む同様の投入モデルに対し、指名買いいただける「唯一無二の特徴・機能」と「スタイリング」を合わせ持つ、新発想のクロスオーバーモデルを目指そうと思いました。

                    強みは非日常を日常に

                    ――指名買いということは、それだけ競合車との差別化をされているということにもつながります。では、そのタフトの強みとはどのようなところですか。

                    小村氏:日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる“頼れる相棒”というコンセプトのもと、SUVクロスオーバーのモデルとして「非日常」「行動半径の広がり」を日常でも感じていただける、ユニークなパッケージングを企画・開発しています。そのポイントは……


                    タフで力強い個性的なデザイン



                    前席:運転を楽しむクルースペース/後席:何でも気軽に積込めるフレキシブルスペース



                    気持ちの上がる解放感、運転視界を景色に変える「スカイフィールトップ」

                     以上の3点です。

                    “丈夫で軽いバックパックを背負い、快適に、アクティブにライフスタイルを楽しむヒト”という「バックパックスタイル」というユニークなパッケージコンセプトも大きな強みです。

                    個性と楽しさ

                    ――そういったコンセプトが刺さる、タフトのターゲットユーザーはどのような人たちを想定していますか。また、なぜそのような人たちをターゲットにしたのでしょう。

                    小村氏:老若男女、男女問わずアクティブな志向を持つ人がターゲットです。他社にない強い「個性」「楽しさ」を持つ車として存在感を示し、活況の軽クロスオーバー市場を盛り上げるため、幅広い年齢層に向けて開発をしています。

                    ――最後にこのタフトへのこだわりについて教えてください。

                    小村氏:軽自動車のモデルとして、軽の本質の「経済性」、軽ならではの「扱い易さ」「安心感」、軽だからこその「安全性」へのこだわりと共に、「非日常感」を普段のお買い物や通勤通学などの日常使いから感じていただき「行動半径の広がり」につながる商品創りを目指しました。

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