「毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです」

川勝平太静岡県知事の静岡県の新規採用職員に対する訓示の中でのこの発言。発言内容のありえなさに『闘将!!拉麺男』が突如X（旧Twitter）のトレンドになっていたのを知ったときのように驚いたし、当然のことながら、シューマイが人々の怒りをかっているかのごとく、批判を浴びている。シューマイというのは本当に腹立たしい発言しかしない憎々しい子供であんな失礼な人間なかなかいない。敵の罠でラーメンマンが陥れられあらぬ疑いをかけられているのに我が身可愛さに知らんぷりをするときのシューマイの顔の憎々しさときたら……って、この原稿で書くのはシューマイがいかに不快な奴かということではなく、川勝知事のことである。

まあ、なにが悪いのか説明する必要はないくらい酷い発言だが、何かと何かを比べて優劣をつけるようなことを言ったら、劣るとされた方から反発されるのは普通のことだし、そんなことを言う人は普通に批難される。

しかも、根拠もない。単なる職業差別でしかない。県知事の立場で、住人に対して県職員より知性が低いと言ったも同然であり、誰が言ってもいい顔はされない発言だし、その立場でよくそんなことを言うなという話だ。マスコミによる「きりとり」報道だと主張していたが、 実際のところ、全文読もうがどうしようが、単なる酷い発言でしかない。

今回の発言に関しては謝罪はしているが、撤回はしていない。しかし、「人を傷つけて私の心も傷ついた」に、この人なんでこんなこと言ってんだろうと思い、バカ負けしてしまった。

露骨な差別発言だらけ

川勝知事は以前から問題ある発言が多い人物だ。

19年、 県立図書館を含む複合施設「文化力の拠点」を整備する県の構想に反対する議員に対して「県議会にはヤクザもいる、ゴロツキもいる」「反対する議員は文化力がない」と発言。当然問題になり、「公益に反する人を反社会的勢力という。それはヤクザ、ゴロツキ」などと、余計な釈明までしていた。