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大和の国のこころ、万葉のこころ

不肖私がこよなく愛する『万葉集』の鑑賞blogです。

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作者未詳歌

訓読 >>> 3171難波潟(なにはがた)漕(こ)ぎ出(づ)る舟のはろはろに別れ来(き)ぬれど忘れかねつも 3172浦廻(うらみ)漕(こ)ぐ熊野舟(くまのぶね)着きめづらしく懸(か)けて思はぬ月も日もなし 3173松浦舟(まつらぶね)騒(さわ)く堀江(ほ…

はてなブックマーク - 難波潟漕ぎ出る舟のはろはろに・・・巻第12-3171~3175

訓読 >>> 紀伊(き)の国の 牟婁(むろ)の江(え)の辺(へ)に 千年(ちとせ)に 障ることなく 万代(よろづよ)に かくしもあらむと 大船(おおふね)の 思ひ頼みて 出立(いでたち)の 清き渚(なぎさ)に 朝なぎに 来寄る深海松(ふかみる) 夕なぎ…

はてなブックマーク - 紀伊の国の牟婁の江の辺に・・・巻第13-3302

訓読 >>> 神風(かむかぜ)の 伊勢の海の 朝なぎに 来寄(きよ)る深海松(ふかみる) 夕なぎに 来寄る俣海松(またみる) 深海松(ふかみる)の 深めし我(わ)れを 俣海松(またみる)の また行き帰り 妻と言はじとかも 思ほせる君 要旨 >>> 神風が…

はてなブックマーク - 神風の伊勢の海の朝なぎに・・・巻第13-3301

訓読 >>> 3053あしひきの山菅(やますが)の根のねもころに止(や)まず思はば妹(いも)に逢はむかも 3054相(あひ)思はずあるものをかも菅(すが)の根のねもころごろに我(あ)が思へるらむ 3055山菅(やますげ)の止まずて君を思へかも我(あ)が心…

はてなブックマーク - あしひきの山菅の根のねもころに・・・巻第12-3053~3056

訓読 >>> 3050春日野(かすがの)に浅茅(あさぢ)標結(しめゆ)ひ絶(た)えめやと我(あ)が思ふ人はいや遠長(とほなが)に 3051あしひきの山菅(やますげ)の根のねもころに我(あ)れはぞ恋(こ)ふる君が姿に 3052かきつはた佐紀沢(さきさは)に…

はてなブックマーク - 春日野に浅茅標結ひ絶えめやと・・・巻第12-3050~3052

訓読 >>> 3520面形(おもかた)の忘れむ時(しだ)は大野(おほの)ろにたなびく雲を見つつ偲(しの)はむ 3521烏(からす)とふ大軽率鳥(おほをそどり)の真実(まさで)にも来(き)まさぬ君をころくとぞ鳴く 3522昨夜(きそ)こそは児(こ)ろとさ寝…

はてなブックマーク - 東歌(81)・・・巻第14-3520~3522

訓読 >>> 1240玉櫛笥(たまくしげ)見諸戸山(みもろとやま)を行きしかば面白くしていにしへ思ほゆ 1241ぬばたまの黒髪山(くろかみやま)を朝越えて山下(やました)露(つゆ)に濡(ぬ)れにけるかも 1242あしひきの山行き暮(ぐ)らし宿(やど)借ら…

はてなブックマーク - 玉櫛笥見諸戸山を行きしかば・・・巻第7-1240~1243

訓読 >>> 3204玉葛(たまかづら)幸(さき)くいまさね山菅(やますげ)の思ひ乱れて恋ひつつ待たむ 3205後(おく)れ居(ゐ)て恋ひつつあらずは田子(たご)の浦の海人(あま)ならましを玉藻(たまも)刈る刈る 3206筑紫道(つくしぢ)の荒礒(ありそ…

はてなブックマーク - 玉葛幸くいまさね山菅の・・・巻第12-3204~3207

訓読 >>> 3200飼飯(けひ)の浦に寄する白波(しらなみ)しくしくに妹(いも)が姿は思ほゆるかも 3201時つ風(かぜ)吹飯(ふけひ)の浜に出(い)で居(ゐ)つつ贖(あか)ふ命は妹(いも)がためこそ 3202柔田津(にきたつ)に舟乗りせむと聞きしなへ…

はてなブックマーク - 飼飯の浦に寄する白波しくしくに・・・巻第12-3200~3203

訓読 >>> 3487梓弓(あづさゆみ)末(すゑ)に玉巻きかく為為(すす)ぞ寝(ね)なななりにし奥(おく)を兼(か)ぬ兼ぬ 3488生(お)ふ楉(しもと)この本山(もとやま)の真柴(ましば)にも告(の)らぬ妹(いも)が名(な)象(かた)に出(い)でむ…

はてなブックマーク - 東歌(69)・・・巻第14-3487~3490

訓読 >>> 2285秋萩(あきはぎ)の花野(はなの)のすすき穂には出(い)でず我(あ)が恋ひわたる隠(こも)り妻(づま)はも 2286我(わ)が宿(やど)に咲きし秋萩(あきはぎ)散り過ぎて実になるまでに君に逢はぬかも 2287我(わ)が宿(やど)の萩咲…

はてなブックマーク - 秋萩の花野のすすき穂には出でず・・・巻第10-2285~2288

訓読 >>> 3250蜻蛉島(あきづしま) 大和の国は 神(かむ)からと 言挙(ことあ)げせぬ国 しかれども 我(わ)れは言挙げす 天地(あめつち)の 神もはなはだ 我(あ)が思ふ 心知らずや 行く影の 月も経(へ)行けば 玉かぎる 日も重なりて 思へかも 胸…

はてなブックマーク - 蜻蛉島大和の国は神からと・・・巻第13-3250~3252

訓読 >>> 心をし無何有(むがう)の郷(さと)に置きてあらば藐孤射(ばこや)の山を見まく近けむ 要旨 >>> 心さえ無何有の郷に置いていれば、藐孤射の山を見ることのできる日も近いだろう。 鑑賞 >>> 「心をし」の「し」は、強意の副助詞。「無何…

はてなブックマーク - 心をし無何有の郷に置きてあらば・・・巻第16-3851

訓読 >>> 3511青嶺(あをね)ろにたなびく雲のいさよひに物をぞ思ふ年のこのころ 3512一嶺(ひとね)ろに言はるものから青嶺(あをね)ろにいさよふ雲の寄そり妻(づま)はも 3513夕(ゆふ)さればみ山を去らぬ布雲(にのぐも)のあぜか絶(た)えむと言…

はてなブックマーク - 東歌(78)・・・巻第14-3511~3514

訓読 >>> 1178印南野(いなみの)は行き過ぎぬらし天伝(あまづた)ふ日笠(ひかさ)の浦に波立てり見ゆ [一云 飾磨江(しかまえ)は漕ぎ過ぎぬらし] 1179家にして我れは恋ひむな印南野(いなみの)の浅茅(あさぢ)が上に照りし月夜(つくよ)を 1180荒…

はてなブックマーク - 印南野は行き過ぎぬらし天伝ふ・・・巻第7-1178~1181

訓読 >>> 1204浜清み礒(いそ)に我(わ)が居(を)れば見る人は海人(あま)とか見らむ釣りもせなくに 1205沖つ楫(かぢ)やくやくしぶを見まく欲(ほ)り我(わ)がする里の隠(かく)らく惜しも 1206沖つ波(なみ)辺(へ)つ藻(も)巻き持ち寄せ来…

はてなブックマーク - 浜清み礒に我が居れば見る人は・・・巻第7-1204~1207

訓読 >>> しなたつ 筑摩(つくま)左野方(さのかた) 息長(おきなが)の 遠智(をち)の小菅(こすげ) 編(あ)まなくに い刈り持ち来(き) 敷かなくに い刈り持ち来て 置きて 我(わ)れを偲(しの)はす 息長(おきなが)の 遠智(をち)の小菅 要…

はてなブックマーク - しなたつ筑摩左野方息長の・・・巻第13-3323

訓読 >> 2273何すとか君をいとはむ秋萩(あきはぎ)のその初花(はつはな)の嬉(うれ)しきものを 2274臥(こ)いまろび恋ひは死ぬともいちしろく色には出(い)でじ朝顔(あさがほ)の花 2275言(こと)に出でて云はばゆゆしみ朝顔(あさがほ)の穂(ほ…

はてなブックマーク - 何すとか君をいとはむ秋萩の・・・巻第10-2273~2276

訓読 >>> 3047神(かむ)さびて巌(いはほ)に生(お)ふる松が根の君が心は忘れかねつも 3048み狩(か)りする雁羽(かりは)の小野の櫟柴(ならしば)の馴(な)れはまさらず恋こそまされ 3049桜麻(さくらを)の麻生(をふ)の下草(したくさ)早く生…

はてなブックマーク - 神さびて巌に生ふる松が根の・・・巻第12-3047~3049

訓読 >>> 3517白雲(しらくも)の絶えにし妹(いも)をあぜせろと心に乗りてここば愛(かな)しけ 3518岩(いは)の上(へ)にいかかる雲のかのまづく人ぞおたはふいざ寝(ね)しめとら 3519汝(な)が母に嘖(こ)られ我(あ)は行く青雲(あをくも)の…

はてなブックマーク - 東歌(80)・・・巻第14-3517~3519

訓読 >>> 3002あしひきの山より出(い)づる月待つと人には言ひて妹(いも)待つ吾(われ)を 3003夕月夜(ゆふづくよ)暁闇(あかときやみ)のおほほしく見し人ゆゑに恋ひ渡るかも 3004ひさかたの天(あま)つみ空に照る月の失(う)せむ日にこそ吾(あ…

はてなブックマーク - あしひきの山より出づる月待つと・・・巻第12-3002~3005

訓読 >>> 3507谷(たに)狭(せば)み峰(みね)に延(は)ひたる玉葛(たまかづら)絶えむの心(こころ)我(わ)が思(も)はなくに 3508芝付(しばつき)の御宇良崎(みうらさき)なるねつこ草(ぐさ)相(あひ)見ずあらば我(あ)れ恋ひめやも 3509…

はてなブックマーク - 東歌(77)・・・巻第14-3507~3510

訓読 >>> 2153秋萩(あきはぎ)の咲きたる野辺(のへ)はさを鹿ぞ露(つゆ)を別(わ)けつつ妻問ひしける 2154なぞ鹿のわび鳴きすなるけだしくも秋野(あきの)の萩や繁(しげ)く散るらむ 2155秋萩(あきはぎ)の咲たる野辺(のへ)にさを鹿は散らまく…

はてなブックマーク - 夕影に来鳴くひぐらしここだくも・・・巻第10-2153~2157

訓読 >>> 2166妹(いも)が手を取石(とろし)の池の波の間(ま)ゆ鳥が音(ね)異(け)に鳴く秋過ぎぬらし 2167秋の野の尾花(をばな)が末(うれ)に鳴くもずの声聞きけむか片聞(かたき)け我妹(わぎも) 要旨 >>> 〈2166〉妻の手を取るという取…

はてなブックマーク - 妹が手を取石の池の波の間ゆ・・・巻第10-2166~2167

訓読 >>> 2745港(みなと)入りの葦(あし)別(わ)け小舟(をぶね)障(さは)り多み吾(あ)が思ふ君に逢はぬころかも 2746庭(には)清み沖(おき)へ漕ぎ出(づ)る海人舟(あまぶね)の楫(かぢ)取る間(ま)無き恋もするかも 2747あぢかまの塩津…

はてなブックマーク - あぢかまの塩津をさして漕ぐ船の・・・巻第11-2745~2747

訓読 >>> 3324かけまくも あやに畏(かしこ)し 藤原の 都しみみに 人はしも 満ちてあれども 君はしも 多くいませど 行き向かふ 年の緒(を)長く 仕(つか)へ来(こ)し 君の御門(みかど)を 天(あめ)のごと 仰ぎて見つつ 畏(かしこ)けど 思ひ頼み…

はてなブックマーク - かけまくもあやに畏し藤原の都しみみに・・・巻第13-3324~3325

訓読 >>> 2719隠(こも)り沼(ぬ)の下(した)に恋ふれば飽き足らず人に語りつ忌(い)むべきものを 2720水鳥の鴨(かも)の棲(す)む池の下樋(したび)無(な)みいぶせき君を今日(けふ)見つるかも 2721玉藻(たまも)刈る井堤(ゐで)のしがらみ…

はてなブックマーク - 隠り沼の下に恋ふれば飽き足らず・・・巻第11-2719~2721

訓読 >>> 2735住吉(すみのえ)の岸の浦廻(うらみ)に重(し)く波のしくしく妹(いも)を見むよしもがも 2736風をいたみいたぶる波の間(あひだ)無く吾(あ)が思ふ君は相(あひ)思ふらむか 2737大伴(おほとも)の御津(みつ)の白波(しらなみ)間…

はてなブックマーク - 住吉の岸の浦廻に重く波の・・・巻第11-2735~2739

訓読 >>> 3559大船(おほぶけ)を舳(へ)ゆも艫(とも)ゆも堅(かた)めてし許曽(こそ)の里人(さとびと)顕(あら)はさめかも 3560真金(まかね)吹(ふ)く丹生(にふ)のま朱(そほ)の色に出(で)て言(い)はなくのみぞ我(あ)が恋ふらくは 3…

はてなブックマーク - 東歌(94)・・・巻第14-3559~3561

訓読 >>> 3006月夜(つくよ)よみ門(かど)に出で立ち足占(あしうら)して行く時さへや妹(いも)に逢はざらむ 3007ぬばたまの夜(よ)渡(わた)る月の清(さや)けくはよく見てましを君が姿を 3008あしひきの山を木高(こだか)み夕月(ゆふづき)を…

はてなブックマーク - 月夜よみ門に出で立ち足占して・・・巻第12-3006~3009
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