うわーい !
確定申告、完了ーーーー !
ということで、
今日はご褒美のシメイ・ブルーを開封です。
注いでびっくり !
えええー
シメイ・ブルーはスタウトみたいに濃い色だった !
今まで飲んだシメイは赤も白もゴールドも緑も、ここまでダークなものはなかったとと思うですよ。
で、
一口飲んで、
細かくまろやかでやわらかい泡、
濃い琥珀色なのにやわらかい口当たり、
そして甘みが濃すぎることのない上品さ。
非の打ちどころのない、完全な調和のとれた深い味に納得 !!!
やっぱりシメイは三位一体、文句なしだわ。見事。
裏ラベルを見た。
1948年にシメイのクリスマスビールとして登場。生きた酵母と、フルーティーさを通り過ごして「ローズのような花の香り」とは、あああなるほどー。
しかもアルコール 9%
テイスティング温度 10°-12°とあるが、
カラメルや成熟した果実漬けのような甘みがあるので、今回はそれよりも若干冷たい温度で飲んでいるのが、甘みが引き締まって自分にとって逆によかったかもしれない。
ということで、シメイの公式 HP を調べてみた。
シメイ・ブルーは、他のラインと異なって、長期熟成が可能らしい。
【訳】テオドール神父が新しい酵母を使った最初のテストを始めたのは 1948 年のことでした。1954 年、クリスマス ビール「スペシアル ノエル」が年末の祝祭期間のみに販売されました。1956 年には、このビールは「ブルーカプセル」となり、年間を通じて販売され、シメイ ビールのラインナップに欠かせない要素となりました。
シメイ ブルーは驚くほどの熟成能力を持っています。そのため、75cl ボトルでは「グランドリザーブ」とも呼ばれています。
熟成期間が長くなると、酸味が強くなると思いきや、甘みが増してモカに変化するという ! うわあ、なぜ !? なぜなんだぁーーー !
【訳】シメイ ブルーは、年月を経て味わいが増す黒ビールです。フルーツとチョコレートの香りが混ざり合い、スパイシーな特徴を持つ甘いモカに変化します。
小瓶でも年代ごとにキープする人もいるらしい。だからブルーだけ瓶にヴィンテージが記されている。私が今回開封したのは、2023年、とある。おおお !
長期発酵で甘みが増すシメイ・ブルーは、更に樽発酵させてリザーブとして販売されているらしい。二回目の発酵を木製の樽で、そして瓶内で三回目の発酵とは !!!
【訳】2015 年以来、シメイは先祖伝来の製法を守り、シメイ ブルーを木製の樽で 2 回目の発酵に進めています。この製法は、使用する樽の種類に応じて異なる、並外れた風味と複雑な味を生み出します。このビールは、瓶内で 3 回目の発酵も行います。樽発酵させたグランド レゼルヴを黒いボトルに入れて熟成させ、製品の熟成力を高めています。専用のグラスで味わうとさらにおいしくなります。
しかもこの専用グラス、ええなあ !
で、シメイの公式 HP には、年代ごとにヴィンテージの特徴が記されている。ちなみに 2023年物のスペシャルは、カルバドスの樽を使っているようです。
【訳】2023年 カルバドス・エディション
樽で発酵させたこのグランド レゼルヴは、特にフルーティーな香りがします。カルバドス特有のドライアプリコット、甘いリンゴ、熟した洋ナシの心地よい香りが、完璧に調和しています。チョコレートとソフトモカの美味しい風味が、ロースト ヘーゼルナッツとスパイシーなビスケットの完璧なバランスの味に溶け込み、その上にバニラの風味と軽い花の香りが加わります。苦味はダーク キャラメルと美しいコントラストを成すほどに存在し、そのすべてが心地よく長く続く温かみのある余韻へと流れていきます。
これは、グランド・レゼルヴ、ぜひ年代ごとに飲んでみたいところだけど、めっさ高価なのではー、と思って検索して驚いた。
750ml で 1200円~5000円代。
こ、これはご褒美イベント用に用意しなければ !
できれば、レゼルヴ用のグラスもほしいところだ。
確定申告、一昨年、父が亡くなったことで、保険がややこしく動いて、昨年は初めて申告漏れで請求されちまった。
なにも税金を払いたくないから意図的に申告漏れしたのではないよ。
株や投資信託などは、あらかじめ源泉徴収されているから何の心配もないけど、保険だけは、ほんとにややこしく、財務に疎すぎる自分にとって魔の領域・・・・。しかも雇用形態と住所がちょっと複雑で、書類が亡くなったりして余計にややこしくなっていて、わけわかめになっている。それで昨年から今年にかけて保険はだいぶん解約した。解約したぶん、来年もまた確定申告がややこしくなりそうだ・・・恐怖。
どうか、今年は失敗していないように・・・。
来年の確定申告は、もっと早めにできますように・・・。
来年の今頃はグランド・レゼルヴを用意したい !
❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒
普通に注いで、この細やかな泡だち !
トラピスト修道院ビールはどれも驚異的なほど細かくまろやかな泡が特徴だが、このオルヴァルもそう。
時間をおいても、泡はしっかり残る。ものすごく細かいたくさんの泡と、中央あたりに大きくぼこっぼこっと出てくる泡。
でも、一口飲むと、
オルヴァルが他のトラピストビールと異なるということに気が付く。
六種のトラピストビールの幾つかは飲んできたけど、
完成されたバランス感のシメイ (個人的印象です。)
キレ感と深みのウエストマール (個人的印象です。)
まろやかな深みのロシュフォール (個人的印象です。)
オルヴァルは、しかし、
もっとも苦みが際立つとおもう。
ホップが強いのかなー。
飲むうちにますます苦みが際立ってきたー !
どっしりと重厚感のある苦み。
通好みのビールだなあ。
ということで、
今更ながらベルギーのオルヴァル修道院の公式ページを調べてみた。
修道院自体の歴史は千年前にさかのぼり、またビール醸造の歴史も修道院とともにあったことがわかるが、修道院はフランス革命などで何度も廃墟となった。
【訳】オルヴァルの長い歴史を通じて、修道院にはおそらく常に醸造所があったと思われます。この考えを裏付けるさまざまな事実があります。古い絵に描かれた地形の記述、300年前にフランシスコ会の訪問者が残した製造の詳細な説明、修道院のすぐ近くに「ホップ畑」と呼ばれる地域があることなどです。ブドウ栽培にはあまり適さないこれらの地域では、ビール醸造が習慣となっていました。ビールは何よりもまずその栄養価が高いと考えられており、「液体のパン」と呼ばれていました。
現在のオルヴァル醸造所に関しては、1931年にさかのぼるようだ。
修道院の敷地内にあるオルヴァル醸造所は、オルヴァルの大規模な再建工事の資金を調達するために 1931 年に設立されました。当初から一般の労働者を雇用しており、その中にはレシピを考案した醸造長パッペンハイマーも含まれています。
もともとの修道院由来の醸造法というより、革新的なイギリス由来の醸造法が導入された。麦芽の味わい深さを特徴とする他のトラピストビールよりホップが際立つのはこの歴史的背景があるようだ。
この非常に独特なビールの起源は、おそらくパッペンハイマー氏と、同時期に醸造所で働いていたベルギー人のオノレ・ヴァン・ザンデとジョン・ヴァンヒューレの共同によるものでしょう。彼らは大胆でした。彼らが考案した製造方法の組み合わせは、他には見当たりません。インフュージョン醸造や「ドライホッピング」など、これらの方法のいくつかはイギリス発祥です。おそらく、ジョン・ヴァンヒューレが長年住んでいたイギリスから持ち込んできたのでしょう。その結果、麦芽よりもホップと酵母に特徴的な香りと味を持つビールが生まれます。
第一次世界大戦でベルギーがドイツに侵攻されたことを機に、イギリスはベルギー側に立って参戦、その影響もあってか、第一次世界大戦後にベルギーのビール醸造はイギリスのエールの人気に影響を受けたようで、その意味ではオルヴァルも20世紀初頭の時代の産物と言えるかもしれない。
公式ページを確認して発見だったのは、オルヴァルの賞味期限は長く (瓶詰め後60ヶ月が賞味期限) 、飲む時期によって味が変わるということだった。
ビールの熟成年数に応じて、味覚のニュアンスが増します。若いビールは、新鮮なホップの香り、フルーティーな香り、はっきりとした苦味、口当たりの軽さ、6 か月熟成のビールよりもコクが弱いのが特徴です。後者は、酵母と昔ながらのホップの香りが混ざった香りが特徴です。苦味はより広がり、味は酵母とキャラメルの風味を伴うわずかな酸味に移行しています。沈殿物なしで提供される 6 か月以上のビールは、特に鮮やかな外観をしています。7°C から 8°C (44° - 45°F) 未満の温度で提供されると、鮮やかさは薄くなります。
醸造所は、瓶詰め日と賞味期限をラベルに直接表示しています。そのため、すべての消費者は、オルヴァルビールの熟成年数を簡単に知ることができ、このビールを若いうちに飲むのが好きなのか、それとも数か月または数年セラーで寝かせてから飲むのが好きなのかに応じて、すぐに飲むべきか、それともゆっくり飲むべきかを知ることができます。
おおおお、ラベルを写真に撮っているぞ ! 賞味期限 2029年なんて記載が珍しいなと思ったからなんだけど。
セラーから出た直後に飲むと、圧倒的なホップの苦味を感じますが、寝かせると、瓶内で発酵を続け少し柔らかで丸い口当たりの落ち着いた苦味になります。手にしたオルヴァルがフレッシュであれ熟成させたものであれ、このようなビールは他にありません。
また瓶の底には「沈殿物」として酵母が住んでいるから、最後は、瓶を振って注ぐことによって、濃い濃度の酵母がはいったビールを味わうことができる。
今までは、単に「ビター系」としか認識していなかったが、今度オルヴァルを開封するときには、瓶詰日と賞味期限を目安に、その味の変化を確認してみたい。
普段使いにしているオルヴァル専用グラス。飲みながら料理するキッチン・ドリンカーだが、この重みと厚みが手にしっくりときて重宝している。
裏側にもしっかりオルヴァルのシンボルである魚マークが。
これについて由来をみつけた。
【訳】この修道院の名前は、トスカーナの未亡人マチルダ伯爵夫人が将来の修道院の敷地の泉に誤って結婚指輪を落とし、紛失したと思ったという伝説に由来しています。彼女は指輪が戻ってくるように神に祈り、指輪が再び見つかったら素晴らしい修道院を建てると約束しました。するとすぐに、マス (trout) が指輪をくわえて水面に浮かび上がりました。彼女は「ここはまさに黄金の谷を意味する『val d’or ヴァル ドール』だ」と叫び、オルヴァル (Orval) として知られるその場所に教会を建てたと言われています。
もちろん魚はキリストのシンボルでもある。
魚の聖杯型グラス、指輪をくわえた魚の意味や、中世の聖杯伝説やら、飲みながらも歴史ロマンの夢をかきたてるオルヴァルのグラスは、今一番のお気に入りだ。
❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒
今日、友達から頂いた龍泉酒造 KAFU シークヮーサーを開封 !
アルコール度数 10度 ということで、
本来ならオンザロックでいいのかもしれないが、
ここはストレートで !
美しいパッケージ。
これならお土産にも喜ばれそうだ。
リキュールというので、
クワントローのようなかなり甘いリキュールを覚悟していたが、
おぉー、甘すぎなくて、ほんとにストレートでいける !!!
ベースは泡盛ということで、
甘すぎにさせないところがとてもよい。
だからキンキンに冷やさなくても、自然体で飲めてよいが、
食前酒として食卓であっという間に飲んでしまいそうである。
明日はカキンカキンに冷やしてもう一度飲んでみよう。
お酒は温度を変えるだけでも、いろんな楽しみ方ができる。
酒飲みにはアルコール度数に物足りなさを感じるだろうが、
アルコールに不慣れな人に食前酒として商品化したコンセプトがよい。
もちろん酒飲みは
龍泉酒造というと、
知り合いの家には幾つかのボトルが棚に陳列してあった。
あれです、
牙むきだしのハブ酒です。
実際には沖縄にはハブ酒を専門とする酒造が二社あるそうです。
沖縄南部の南城市にある南都酒造さんと
沖縄北部の名護市にある龍泉酒造さん。
特に龍泉酒造さんは仲尾次のタニュー岳 (多野岳) をバックにしているので、新鮮なブツを入手するには絶好のロケーションかもしれません。
私個人としては、高麗ニンジン酒も、ハブ酒も、これら「健康系」の酒は普段から自称「自制」している。以前、知り合いから無理やり押しつけられた自家製高麗ニンジン酒は効果てきめんな感じ (高麗ニンジンは腹がぬくもるのではなく、もうちょっと下方、つまりストレートに言うと下半身がホカホカする感じ) してヤバく、これ以上「元気」になってはいけないと、やはり自制モードにしている。元気すぎにならないよう自制しているのですよ。馬鹿にならないのです、これ系は。
泡盛の楽しみのひとつに、
壺買いした泡盛を古酒 (くーす) に育てるというものがあり、
それを「仕次ぎ」という。
古酒用の甕には、一般のご家庭では3升から1斗甕くらいの大きさがよく用いられます。飲みながら育てられるのが古酒づくりの楽しみではありますが、古酒名人たちの意見をまとめると、1年に汲み出すのはそのうちの5~10%が望ましいとのこと。それ以上汲み出すと、新しく注ぎ足す酒の量が増えるので、いい古酒にはなかなか育ちにくいのだそうです。
私も5升甕で大切に育てているが、せっかく汲みだした一年分の泡盛は、知らない間に家族に「お世話になった人にあげたよー」とか言われてしまうのである。
汲みだす今年の泡盛は、この美しいガラス瓶に保管し、誰にも渡さないように保守しようと思う。今から楽しみだ。
❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒
西表島の東部地区めぐりで欠かせないのが、水牛に乗せてもらって由布島渡り。水牛乗り場の海岸から由布島まで渡ります。
京都に住んでいると、ごくまれに牛車と遭遇することがある。昨年の秋も、小さな右京区の七本松通を南下途中で牛車に遭遇。交通止めが解除されるまで約二十分、じっくり車中で北野天満宮の瑞饋祭 (ずいきまつり) を見ることとなった。牛車の牛と目が合ってしまう距離である。
だから牛車というとついつい、貴人の高級車としてのこういう形状を思い浮かべてしまうのである。一人から、六人まで乗れるらしい。
でも実際には牛たちは農耕と運搬に欠かせない動物だった。今でこそ、京都三条通から東山の山越えは車で一気に駆け抜けてしまう感じだが、重い米俵を何俵も運搬する牛たちは本当に大変だっただろう。
江戸時代に入ると、通行をスムーズにするために、歩道と車道が分けられ、車道は一段低いところに通されました。その当時、重さ300の牛車に米俵9俵(540)を積むのが一般的だったそうですよ!
【京都市】山科区「東海道」の日ノ岡峠にある『車石広場』で牛車、車石、米俵が観れる♪(高津商会RICA) - エキスパート - Yahoo!ニュース
実際には米俵九俵よりも多い感じのする東海道の往来絵図。車輪跡が土にめり込んでいるため、牛車の負担を軽くするため車石を敷いたという。
■花洛名勝図会(からくめいしょうずえ) 元治元年(1864)京都市歴史資料館蔵
同書に掲載された挿絵の中には、車石上を進む牛車の絵が描かれています。車石を描いた貴重な資料です。
ここは後でじっくり読んでみよう。山科の地方史。
http://furusato.la.coocan.jp/kagamiyama/index.htm
さて、沖縄島に次いで第二に大きな島「西表島」に話はもどる。
東部地区の牛車乗り場に到着して順番待ちしているあいだ、一つの牛車に最低でも 16人ほど乗るという説明を受ける。イメージでは多くても六人と思ってたので、それで少なからず小心者になった。しかし、牛ではなく、水牛は、途方もなく大きい。
御者台にいる若者ガイドが御者として車輪を軸にバランスを取るが、要領を得ない中高年観光客に、だから一人ずつ乗れといってるだろ、と小さく舌打ちしているのも気になった。
この赤毛の雌牛さん、すこししんどそうに車を引く。車輪が浅海の砂にめり込み、陸地を行くより牽引が大変ではないかと思うと、なんだか申し訳なくて、冬なのにクロックスを履いている自分は、牛車から下りて牛についていくだけでも良いなと思った。
風も気持ちよいし、水もさほど冷たくないことは分かっている。すでにハテの浜では素足で上陸しているし。でも、牛車は中央の車輪を中心にして前後のバランスを取っているため、荷台の人間の位置が少し変わるだけで牛に負担がかかってしまうのである。だから動くのもご法度だ。
水深は10~25センチほどか。実際には、潮目を見れば車で十分わたることができ、またそうした車で由布島にさまざまな物資を運搬している。牛はあくまで「観光」のためだ。
帰りの水牛は「元気くん」という名前の雄牛だった。文字通り、元気に浅瀬を渡ってくれた。
しかし、マリンスポーツ大好きな元気な若者なら、荷物は荷台に乗せ、荷台につながれたロープを頼りに、島ぞうりの自分の足で由布島にわたる、というオプションを作ってもよいのではないかと思った。
同料金を支払って、
牛を先頭に、綱をたよりに自分の足でじゃぶじゃぶ由布島にわたる
そのほうが
絶対に楽しい !
と感じる若者も多いはずである。
水牛と一緒に歩いて渡るというところに体験感があるんだよ。
欧米の観光客なら、高齢でも自分の足で歩くほうを選ぶのではないか。
渡ればかなり気持ちの良い島だった。
時間はたっぷりあったはずだが、ゆっくり回っていると全部は巡れなかった。由布島レストランからスタートして、時計の反対周りに巡り、あるいは時計回りにめぐり、最後に蝶々園や水牛の池で時間調節するといいだろう。
ブーゲンビリアの温室。
ハイビスカスの八重咲はこうなるのか !?
各所に蝶が舞うが、蝶の写真をとるのはスマホ万年初心者の自分には至難の業。
特によかったのは、
マングローブ林を歩くことができる西海岸マングローブ林。仲間川クルーズでの仲間川おじさんの軽妙な解説がここで大いに役立つ。
歩くだけでも癒されるが、さまざまなマングローブ林の生き物たちをまじかで見れて、バイオーム好きにはたまらない。
マングローブ林から蝶々園に行く途中、ジブリに出てきそうな廃墟が出現。入ってみたかったけど、立ち入り禁止になっている。
この動画には言及されていないが、戦争中、八重山では日本軍による強制移住によって多くの住民のいのちが奪われる。波照間島では、陸軍中野学校出身の特務機関「山下虎雄」によってマラリア有病地区に強制移住させられた周辺住民の多くが飢餓とマラリアで死地に追いやられる、一方、由布島移住の住民にはマラリア患者はほとんどいなかったという。由布島は、マラリアから住民を守った島だった。戦後、もとの豊かだった島に帰っても、日本軍にすべて家畜を処分されたうえに飢餓とマラリア蔓延で地獄が続く。そのため由布島にいた住民のうち、何世帯かは由布島に戻って暮らし始めた。それが1947年。同じ年、戦争中に軍の強制移住で形成された西表島の西北部に位置する崎山部落は廃村となっている。
80年前の「戦争マラリア」と日本軍のこと、住民は誰でも知っているが、観光客には話さない。だからといって、日本の観光客が「知らなくていい」ことでは決してない。
戦後の年、エルシー台風で住民の移住が決まる。
1969年のエルシー台風。島全体が海につかるなんて、すごい怖かっただろう。
これ、後でじっくり読む。
この周辺にくると、万年スマホ初心者の自分でも蝶の写真がとれるようになる。
オオゴマダラ !
これは蝶々園に行く途中に撮ったもの。
蝶々園の温室では蛹が孵化しており、いっぱいの蝶がまう。
不思議なブルーの美しい蝶は、リュウキュウアサギマダラ。
さなぎは、黄金色。一体どういうことだー !
孵化したばかりのオオゴマダラが、羽を広げるまで体を休めています。
もっとまじかで見たい水牛の休日。
立派な角だー。お父さん、子ども、お母さんかな。
とてつもなくでかい !
牛の背中が、休日出勤は無しだぜ、と語っている。
まあ、私が水牛なら、月収150万円くらいもらわないと、確実に浅瀬でゴネる。
由布島のおじいさんと島と水牛の物語。
❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒
今日いろいろ精神的にストレスをためてしまったので、
今日、開封するビールは
この完璧さは、わかっているつもりでも、
やっぱり開封するたびに新鮮な驚きがある。
部屋を暗くすると、ちょっとカッコよく画像撮れるけど、ビール本来の色がわかりにくくなるので、生活感あふれるテーブルのまま失礼します~。
そして、
ひとくち。
一口で今日のストレスは見事に氷解いたしました !
なんてちっちぇえことに心を固まらせすり減らしていたんだろう、と反省だ。
この細かな泡と、何もしていないのに琥珀色の泡の黄金比、見てみてみて !
そして完璧なまろやかさ。
どうやったらこんな完璧なビールが作れるのか、
ほんと修道院の奇跡といってもいい。
ロシュフォールは、6、8、10、そして Triple の四種類。
この数値はアルコール度数をしめすのではなく、麦汁の密度を示すために使用されていた古いベルギーの測定単位に由来しているそうですが、6 - 8 - 10 と上がるにつれて、ビールの色も、アルコール度数も上がりっぱなしになっていく感じです。以前、10を飲んだ時、もう美学的なまでの衝撃でぶっ飛んだからなー。
今回、開封したのは 6 だけど、
ロシュフォールの公式ホームページがわかりやすく違いを乗せていたので、今後の為にも、ここに記録しておきたい。
こうしてみると、トリプルだけがラガービールというのがよくわかる。
ロシュフォール6:当ブランド最古のビール。今日のロシュフォール・ビールの物語は、1950年の「トラピスト」としても知られるロシュフォール6から始まりました。ロシュフォール6は、当ブランドの中で最もマイルドで、他のロシュフォール・ビールへの手始めとして格好のビールです。
琥珀色のエレガンス: それは、きめ細かい白い泡の琥珀色のビールです。12~14°Cが味わうのに最適の気温であり、シリアルとカラメルの風味の微妙なブレンドによる滑らかでフルーティな味わいです。
ロシュフォール6 について、日常的に飲まれている、という話も聞けば、日本でなかなか手に入らないという話も聞く。それについては、ここになるほどと思わせる話が載っていた。
ロシュフォールも年間180万リットルを醸造しますが(これはかなり少ない)、修道院の活動資金として十分であるとし、それ以上の生産を自発的に制限しています。シメイやオルヴァルに比べてかなり少ない量ですが、流行を追わずストイックな生産を続けるところに魅了されるファンも多数。ほとんどがベルギー内で消費されるため海外で手に入らない稀少なベルギービールなのです。
これ以上のクオリティーはない、非の打ち所がない味。
やっぱり修道院ビールは格別だなあ・・・。
今度は 8 を試してみたいものです。
この一杯ですっかり元気復活しました。
ありがとうロシュフォール。
❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒
ヴァイツェンは、ドイツ語で小麦を意味し、ベルギービールでいうところの小麦のホワイトビールに相当する感じで、柔らかくフルーティーな印象だったと思うのだが、
注いでまず驚いたのは、明るいゴールデンというより
日本でいうところの、小麦色 ! あるいは黒糖色 !?
ひと口飲んで、また予想を上回る旨さ !
小麦ビールにしては、
味がどっしりと飲みごたえがあり美味しい !
でラベルを見ると、万年スマホ初心者で例のごとくうまく取れていないが、どこかに「ドイツ産酵母を使用」と書いてあった。
かなり飲みごたえあり、おいしい !
ということで、それ以降、
もちろん、最後の一杯は、瓶をくるくるとよく振って、最後の泡と、沈殿した酵母まで、あわせておいしくいただきます ! (酵母の濃さが高まります。)
あまりに美味しかったので、自分用お土産にも買って帰りたかったが、これ以上荷物が増えるとつらいので、ネットで買えばよいと思って、そこは我慢した。
石垣空港のお土産ショップで売られている「石垣島地ビール」! こんなに種類かあったのか !!!
ところで気になったのは、最後の石垣空港のフロアでの「石垣島・地ビール」の生サーバー。仕上げの石垣島ビールと思って注文したが、かなり、いや相当、酸っぱさが感じられた。これ、レッドビールかよ、と思うほど酸化が進んでいる。
冬のオフシーズンで、しかも値段が少し高い地ビールはさほど売れていないため、フロアの飲食店が管理している生サーバーはかなり酸化しているものをそのまま出しているのではないかと思った。同じ地ビールばかり飲みまわっていたが、最後のこれは、明らかに酸化しており、一杯を飲み切るのに時間がかかった。本当は二杯はがっつり飲みたかったのに。
一体、どういうことだろう。
調べてみた。
【石垣】「日本最南端の地ビール工場」を掲げ、来年、創業から30年となる石垣市新川の石垣島ビール。社長の塩谷篤さん(63)が島の特産品を作ろうと、本場ドイツで製法を学び、島ではまだ珍しかった地ビールを作った。栄養素を多く含むビール酵母をろ過しないのが特徴で、大手ビール会社にはないビール酵母の味が楽しめる。地元の泡盛とコラボした麦テイストの発泡酒「石垣島ハイビール」を編み出すなど、今も新しい試みに余念がない。
…大手ビール会社とは異なる製法にこだわり、ビール酵母をろ過せず、ビタミンB群や食物繊維などそのままの栄養素と味を残した。ただ、保存は冷蔵で約2カ月と地元でしか流通できないといった課題は残った。
そこで考案したのが、ビールと地元の泡盛を4対1の割合でブレンドした「石垣島ハイビール」。アルコール分は10%、爽やかでコクも強い。8%を超えるアルコール分では酵母の状態が保て、常温で約1年と保存の課題を克服。その後も、宮古の黒糖や石垣の米など地場の産品を取り入れ地ビールのラインアップは全8種類に。ビール酵母を生かし、土産にも適した商品がそろった。「日本最南端」石垣島ビール 地元でしか飲めない理由は大手と異なる製造方法 打開の一手は / 2023年04月16日 沖縄タイムス
なるほどー、
八種類のラインで、
だから、右側五種は冷蔵で二か月 ! の賞味期限、そして後発の泡盛とのカクテルビールは一年一か月の賞味期限か !
ヴァイツェンには幾つか種類があり、
白く濁っている「ヘーフェヴァイツェン」、きらきらと薄くクリスタルな「クリスタルヴァイツェン」そして黒っぽさをもつ「ドゥンケルヴァイツェン」がある。
ヴァイツェンとは、南ドイツ発祥のビアスタイルで、小麦麦芽を50%以上使用したエールビールです。一般的に「ヴァイツェン」というと、酵母をろ過していない濁りのある「ヘーフェヴァイツェン」を指すことが多いです。それ以外に、酵母をろ過した「クリスタルヴァイツェン」、焙煎した大麦麦芽を使った液色が濃い「ドゥンケルヴァイツェン」、アルコール度数が高く、冬に飲まれることが多い「ヴァイツェン・ボック」などのビアスタイルがあります。
黒々とはしていないけど、この褐色のヴァイツェンのどっしりとしたコクは、ライトに焙煎された麦芽を使っているからではないか。
フルーティーな香りが際立つヴァイツェンの中でも、酵母をろ過しないヴァイツェンは飲み干した時にぐっとくる旨さがある。石垣島ビールの「ヴァイツェン」は、濃いこげ茶色をした「ドゥンケルヴァイツェン」。 「ヴァイツェン」は「小麦」で、「ドゥンケル」は「濃い」。直訳すると「濃い小麦(のビール)」。南ドイツから来たヴァイツェン酵母を、亜熱帯「石垣島」のエキゾチックな空気で育て完成した新しいデュンケルヴァイツェンを楽しむことができる。
石垣島ビールの真っ黒な黒ビールは、「ドゥンケルヴァイツェン」と名打っている。焙煎の濃さやろ過の加減で幾つかの種類ができる。
また石垣島のコメや黒糖を使ったビールも。
ベルギービールのストックが底をついてきたので、三月は石垣島のビールを大人買いしようと思う。
日本政府には、
地方起こしのために、もっともっとビール税を下げ、地元を上げてもらいたい。
❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒ ❒
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。