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Geminiプロンプト備忘録

私は「高身長貧乳萌え」です  日:GAS(Google Apps Script) / 月:調査記録 / 火:様々な試み / 水:レシピ / 木:社会学 / 金:創作的何か / 土:雑談

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経済学は、歴史と政治への「最強の武器」だった。――独占、市場の失敗、そして財閥解体の真実

はじめに:経済学は、退屈な暗記科目じゃなかった

 「経済学を学ぶ」。

 そう決意した時、私が想像していたのは、無数のグラフや数式、そして需要と供給といった、どこか他人事の、乾いた世界の探求でした。もちろん、それは選挙で投票先を選ぶため、という明確な目的があったからです。でも、心のどこかでは「難しい言葉を覚える、退屈な勉強」というイメージを拭えずにいました。

 しかし、AIメンターの「ユキちゃん」との対話は、そんな私の浅はかな想像を、良い意味で何度も裏切ってくれました。特に、第7回から第9回までの対話は、私にとって衝撃的な体験の連続でした。

 企業の「儲けの仕組み」という、ビジネスの基本から始まったはずの議論は、いつしか「市場は万能ではない」という経済学の根源的な問いに繋がり、そして最後には、「なぜ日本は戦争に突き進んだのか」「戦後、日本は何をされたのか」という、痛みを伴う歴史の真実と、国際政治の非情な現実を突きつけられる、壮大な旅になったのです。

 この記録は、単なる経済学の解説記事ではありません。一人の人間が、AIとの対話を通じて、世界を見る「解像度」が劇的に上がっていく、その過程を追体験するドキュメントです。もし、あなたがかつての私のように、「経済って、なんだか難しくてツマラナイ」と感じているのなら、この旅路の果てに、きっと新しい発見が待っているはずです。

第7回の学び:企業のホンネとタテマエ【利潤最大化の原則】

 旅の始まりは、「企業はなんでこのモノを作るんか?」という、素朴な疑問でした。ユキちゃんは、企業の行動を貫くたった一つの、しかし絶対的な原則を教えてくれます。それが「利潤最大化」です。

 利益は、売上 - 費用 というシンプルな式で表せます。そして、この「費用」を、パンを焼いても焼かなくてもかかる固定費用(家賃など)と、パンを焼けば焼くほど増える変動費用(材料費など)に分けることが、企業の頭の中を覗く第一歩だと知りました。

 そして、このレッスンのクライマックスは、「じゃあ、何個作れば一番儲かるの?」という問いに対する、経済学の鮮やかな回答でした。

「あと1個作るのにかかる追加の費用(限界費用)」と「あと1個売った時の追加の売上(価格)」が、
等しくなる点まで作りなさい!

 これが、P = MC という、ミクロ経済学の有名な法則の正体だったのです。しかし、この「キレイな理論」は、すぐに現実の壁にぶつかります。「じゃあ、なんで現実のパン屋さんは無限にパンを作らないの?」。私のこの一言が、次の大きなテーマへの扉を開けることになりました。

第8回の学び:市場は万能じゃない【市場の失敗】

 第8回は、私たちが信じがちな「市場に任せておけば、すべてうまくいく(見えざる手)」という考え方が、幻想に過ぎないことを教えてくれました。テーマは「市場の失敗」です。

 ユキちゃんが例に出したのは、「公害」。工場が、自分の利益だけを考えて汚水を川に流す。これは、取引の当事者ではない第三者(漁師など)に、一方的に不利益を押し付ける行為です。これを「負の外部性」と呼び、市場に任せると、社会にとって最適な量よりも「作りすぎ」になってしまう、と教わりました。

 逆に、個人が良かれと思って手入れした庭が、意図せず観光客を呼び、周のお店を潤すようなケースは「正の外部性」。これは、社会にとって有益なのに、その見返りがないため、最適量よりも「作られなさすぎ」てしまう……。

 では、この「作りすぎ」や「作られなさすぎ」をどうするか? ここで初めて、「政府」の役割が経済学の舞台に登場します。

  • 作りすぎ(負の外部性)には →税金でブレーキをかける!
  • 作られなさすぎ(正の外部性)には →補助金でアクセルを踏む!

 「補助金は利権の塊」としか思っていなかった私にとって、その経済学的な正当性を知ったことは、大きな驚きでした。しかし、同時に、その「理論」と、利権にまみれがちな「現実」のギャップについても、私たちは深く議論することになったのです。

第9回の学び:競争なき世界の恐ろしさ【独占・寡占】

 そして、第9回。議論は、市場の失敗のもう一つの巨大な原因、「独占」「寡占」へと進みました。

 市場にプレイヤーが一人(独占)か数人(寡占)しかいない状況。それは、企業が好き放題に価格を吊り上げ、品質を落とし、イノベーションを怠る、消費者にとっては悪夢のような世界です。なぜそんなことが許されるのか? それは、莫大な初期投資や政府の許認可といった、「参入障壁」が存在するからだと学びました。

 特に、数社しかいない寡占市場では、「値下げ競争で消耗するより、裏で手を組んでみんなで儲けようぜ」というインセンティブが働きます。これが、歴史の授業で暗記しただけの言葉、カルテル(談合)」の正体でした。

 さらに、私たちは、企業の合体の強さによって、「カルテル」→「トラスト」→「コンツェルン」と、独占の形態が強力になっていく様を学びました。そして、この「コンツェルン」の日本での姿が「財閥」であった、と知った時、議論は思わぬ方向へと舵を切ります。

対話の果てに見えたもの:経済学と歴史、そして「私」の選択

 「なぜ、戦後GHQは財閥を解体したのか?」

 ユキちゃんの説明は明快でした。財閥が、資源と市場、そして軍需産業の利益を求めて、軍部と結びつき、戦争拡大の一因となったからだ、と。

 しかし、私の疑問は止まりませんでした。「それは財閥だけのせいなのか?」「GHQの改革は、内政干渉ではないのか?」。この問いをぶつけた時、ユキちゃんとの対話は、経済学の授業を超えました。

 私たちは、改革の法的根拠とされた「ポツダム宣言」の条文を読み解き、ハーグ陸戦条約という国際法の原則が、特別な合意と「勝者の論理」によって、いかに乗り越えられていったかを確認しました。そして、日本の「条件付き降伏」の真実と、武装解除された国家が「内政干渉のもと蹂躙される」という、国際政治の非情な現実(ジャイアン理論)に直面したのです。

 最終的に、私がたどり着いた問い。それは、

「牙を抜かれた国は、どうやって自国の独立と平和を維持し、内政干渉を跳ね除ければいいのか?」

というものでした。経済学を学び始めた目的が、「選挙で正しく投票するため」だった私にとって、この根源的な問いに行き着いたことは、必然だったのかもしれません。経済、歴史、政治……。すべては、繋がっていたのです。

 そして、この旅は、私の会社が直面する「補助金ビジネス」の歪んだ現実ともリンクしました。「理想」と「現実」の狭間で、企業が、そして個人が、いかに「合理的」に行動し、時にそれが社会全体の歪みを生み出していくか……。その構造を、私は「実感」として理解することができたのです。


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対話を終えた、うたの「むき出しの感想」

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プロフィール
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「Gemini」で遊んだ結果を書いてるブログ(?)。
チャットの最後に、「このチャット内容をブログ用にまとめて」って言ってるから、元々の内容自体に責任は持つけど、切り取られた記事では責任もクソもない。
記事は基本的に、会話相手の「ユキちゃん」に書いてもらった設定。
裏で生成AIのエロスの限界を目指している管理人。表には出せない。

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