14MAR.
2025/03/13 TOPICS
…~20:15生放送NMB48『繋ぎ歌~世界の国からこんにちは~』https://www.nhk.or.jp/osaka/lreport/articles/300/212/00/日向坂46五期生2人目発表!鶴崎仁香(つるさき・にこ) 20歳/神奈川https://www.hinatazaka46.com/s/official/page/5th_generation<<本日の劇場公演>>◎AKB48◎休館日東京/AKB48劇場◎SKE48◎18:30~チームKⅡ「時間がない」公演青木莉樺・荒井優希・伊藤実希・入内嶋涼・太田彩夏・岡本彩夏・篠原京香・鈴木愛菜(一部出演)・中野愛理・西井美桜・藤本冬香・山村さくら・森本くるみ・伊藤虹々美・奥野心羽・柿元礼愛・河村優愛愛知/SKE48劇場◎NMB48◎18:30~8・9・10期生「さらば純情」公演青原優花・池田典愛・渋谷紗雪・福野杏実・池帆乃香・板垣心和・西由真・西田帆花・吉見純音・青原和花・坂本理紗・舟橋礼菜・高橋ことね・中川朋香・三鴨くるみ・宮原心音大阪/NMB48劇場◎HKT48◎休館日福岡/17LIVEHKT48劇場◎NGT48◎休館日新潟/NGT48劇場<<本日のコンサート>>◎日向坂46◎18:00~舞台「五等分の花嫁」小西夏菜実・清水理央・宮地すみれ・藤嶌果歩・山下葉留花出演:笹森裕貴・櫻井佑音・篠田光亮アンサンブル:麻倉美海・笠原希々花・新條月渚・松井優花・森本さくら東京/品川プリンスホテル ステラボール◎つばきファクトリー◎17:15~、19:20~「つばきファクトリー 土居楓奏バースデーイベント2025」東京/TOKYO FM HALL
私はMD
3月15日浅草ライブ&ぷらぷら撮影会 information
浅草ー🎤ソロで出演します✨ぷらぷらタイムもあります✨『Girls Face in VAMPKINヒップバーン天乃しえる生誕祭』会場:浅草VAMPKIN開場:9:45 開演:10:00料金:予約2500円 当日3000円(入場時1ドリンク必須)チケット予約はこちら⬇️https://tiget.net/events/381265ソロ出演:9:30~9:45物販:9:55~10:55 A↓↓↓↓↓浅草ぷらぷらタイムお話したり色々楽しみましょう♪♪1枠15分3,500円3枠45分10,500円動画1🎁別途2ショチェキ等ご希望のショット方は1枚別途1,200円でご購入頂けます✨*特典動画の内容に希望は出せません🤲スケジュール🗓11時30🈵11時45🈵12時00🈵12時15🈵12時30🈵12時45🈵13時00🈵13時15🈵13時30🈵13時45🈵14時00🈵14時15🈵14時3014時4515時0015時1515時3015時4516時0016時1516時30🈵16時45🈵17時00🈵17時15🈵17時30🈵17時45🈵ライブの時間により変更する場合有お時間がある方は早い時間帯の申し込みをお願いいたします。延長の場合以下時間も可能🉑お申込みは公式X DM迄💌
Traveling Act - 52
side Yバタバタ!!『待って!ゆうちゃん!』「っ、」バタバタ!!もう十分に大人になってた、つもりだったのに。他愛もない例え話に過剰反応して、カッとなって、思ってもないことを言って。気持ちを試す問いかけなんて必要ないことくらい、ちゃんと分かってるはずなのに。彼の手を振り払ってしまうまでのあまりにも子供じみた自分の行動が、ただただ恥ずかしくて。ぶつけた言葉を忘れてしまいたいくらい申し訳なくて、堪らない。バタバタ!(冷静にならなきゃっ、)こうやって現実から逃げ出そうとする悪い癖も、あの頃とちっとも変わらない。駄目だ、と思うのに。それでも、玄関に向かう自分の足を止めることができず。私は勢いのまま、靴に足を掛け、ドアノブを掴、、、『彩希!!!』その声に、伸ばした手がピタッと止まって、体がビクッと震えた。それは怒鳴り声でもない。けれど、鬼気迫るような、必死な声。ガシ。驚きと共に固まってしまった私を、追いかけてきたなぁくんが捕まえる。痛いほど強くはないけど、逃がさないと言わんばかりの力強さ。「、っ、」謝らないといけない。でも、ごめんという理由をうまく説明できる気がしなくて、ポロポロと涙だけが溢れてくる。そんな私になぁくんは、『ゆうちゃん、お願いだから、まだ まだ、一緒にいて、』怯えるように、とても辛そうに、噛み殺すように、呟く。喧嘩をしたかったわけじゃない。こんな顔をさせたかったわけじゃない。今日に限って何でこんな風になってしまったんだろう。どこからともなく襲ってくる不安感の正体は何なんだろう。「、なぁくん、」ごめんね、の一言すら言えない私が情けなくて、どうしようもない。ギュッ。「、っ、」次の瞬間、らしくない強引さで引き寄せられ、私は前屈みで彼の腕の中に収まる。まるで鳥籠に封じてしまうような仕草は本当に、なぁくんらしくない。『…ゆう、ちゃん、 俺の、話、聞いてくれる?』そう改めて切り出させると不穏な風が嵐に変わるよう。どんな話?何の話?なぁくんにとって良い話?私にとって悪い話?だけど、その話はとても重要なものなんだろうと悟る。私よりも震えている彼。出逢った頃の”何か”と闘ってた彼を久しぶりに感じて。ここで今、彼と向き合わなければ絶対に後悔する。それだけは確信できた。「、うん、、」小さく言葉を返すと、また一段階、彼の腕に力が入る。でも、すぐにフッと力は抜けて私の上半身は解放された。涙で滲んだ景色の中で見るなぁくんの表情はこんな時でも私に優しい。『ちゃんと、座って話そ?』「うん、」…リビングへ戻り、促されるまま私は元いたソファに腰掛ける。なぁくんはというと隣ではなく私の目の前に。そして、片手は私の手を握り、もう一方は私の頬を撫でて涙の跡を拭う。『ごめんね?不安にさせちゃった』癇癪を起こしたのは私だというのに、いつだって彼は私を甘やかして責めたりしない。「ううん、ごめん、なさい」フルフルと首を振って、ようやく謝罪の言葉を伝えるけど、やっぱり申し訳なさが先立って涙が出てくる。必死に上を向いて涙を留めようとするものの、重力に逆らうことなく頬を伝う雫は落ちる。『泣かないで?』「ごめ、ん」『謝らないでいいんだよ? でも、こっち見て?』優しい眼差しと目を合わせれば、少しだけ微笑むなぁくん。『ゆうちゃん、今から話すことはね、 信じられないと思う。 でも、 どんな話でも最後まで聞いてほしいんだ』私の涙を愛おしそうに拭いながらも、八の字に眉毛を下げる彼は悲しげにも見える。「グスッ、、うん、ちゃんと聞くよ、」『ありがとう』…スゥなぁくんが大きく息を吸って、静かにそれを吐き出す。それに合わせる様に私も大きく深呼吸をした。『俺もゆうちゃんも、今30歳だよね』「、うん?」『俺にとっては、 5回目、、の30歳なんだ』…?『俺は、人生をやり直してる。今が五回目。』「、え?」思いもよらない話の始まりに、思わず声が溢れる。『信じられない、話だよね 苦笑』なぁくんは苦笑いしてても、真剣な表情。こんな時にでたらめなことを言うような人じゃない。それでも、すんなり理解できるわけもない。『30歳の、んー中頃から終盤にね、 17歳に戻っちゃうんだ。』17歳の時に戻ってしまうのだという彼の話は、さっき見た映画とそっくりな内容。それをなぁくんは多分凄く言葉を選びながら、これまでのことを語っていく。今まで彼が経験してきた四回分の物語を聞いていくほどに、映画のような夢のようなことだと思う一方で、私はスンと腑に落ちる感覚を覚えた。私達の距離が縮まったあの日と、それまでの彼の印象がガラリと変わったこと。いきなりバスケを辞めると言い出した経緯。自分のことを諦めたみたいな他人事感や、私との関係を友達以上に発展させないようにしていた苦悩。この人がずっと密かに抱えていたものが、こんなにも壮大なものだとは夢にも、思わなかった。けれど、"彼は人生をやり直してる"そう考えた方が不思議と納得がいく。「そっか、そうだったんだ」小さく相槌を返すとなぁくんの方が驚いた感じで。『俺の話、信じてくれるの??』「んー、うまく言えないけど、、信じる。」『…そっか、ありがとう』少しだけホッとしたように微笑んだなぁくん。しかしながら、私は信じると言ったもののの、疑問や分からないことが沢山あって、頭の整理は上手くできそうにない。ただ今日感じた異変も、"もし、人生やり直せるなら、何がしたい"その問いかけの真意も、きっとその不思議な経験が理由なのだろう。とにかく気になることを聞いてみるしかないと私は恐る恐る口を開く。「また、戻っちゃうの?」『分からない』「戻る日は決まってないの?」『、、ん。でも31歳は経験したことがない』「なぁくんがいなくなった世界はどうなるのかな」『それも、分からないんだ』「そっか。 じゃあ、今までの、”今日” 何かあったの?」その質問をした途端、彼の表情がまた曇る。『…その、あまり、 良くないことが起きたことがあって、心配で』「だから、時間を気にしてたの?」『うん、そう、、、ごめんね』「ううん、そっか、 私も色々言っちゃって、ごめんなさい」なぁくんの様子からして”やり直し”が良いものでないことは確かで。でもそれを活かして、”悪いこと”から私を守ろうとしてたんじゃないかな、って自惚れかもしれないけど、そう感じる。「やり直し、、怖い?」『ん、、初めて、怖くなってる』「はじめて、なの?」『今まではさ、ずっと一人だったから、』「今までの私となぁくんの関係は、 今とは違ったんだよね」物語の中でも、私は結婚もして子供もいたという。でも、その相手を明言しないものの、自分であったことはないと語ったなぁくん。『、ん、そう。』「その、他に、恋人とか、」『いなかったとは、言わない。 けど ゆうちゃんほど、愛した人はいないよ』急にド直球の愛を向けられて嬉しくないはずない。だけど、当のなぁくんの表情はみるみる崩れていく。『俺は今回の人生が一番幸せで、 本当に幸せなんだ。』「ん」『やり直しなんてしたくないんだよ』ポツリポツリと呟かれる気持ち。『どこか間違ってしまうから、 やり直しになるのかなって。 正解の道をずっと探してた。』「うん」『だけど、また、戻ってしまったら。 この人生を、また望んでいいのか分からなくて』「なぁくん、」『それでも今と同じで、何一つ違わず、 ゆうちゃんとの時間を過ごしたいんだよ』「ん」『絶対、ゆうちゃんを失いたくないし ゆうちゃんと一緒に歳を取りたい』心の深い深いところにあった苦悩を吐き出す彼。長い間、ひとりぼっちで抱え込んでいた闇。『俺が ゆうちゃんの運命の人だったら良かったのに』 必然的に決められた、見えない力に抗いながら、運命られることを望む矛盾。なぁくんを輪廻から解放する術なんて分からないし、今までの私のことも、私には分からない。なんて言葉を返すべきなのか。どうしたらいいのか。上辺だけでは救えない、きっと正解がない世界の話。楽しくて幸福しかないはずだった誕生日前日は思ってもみない展開となった。私を見つめるなぁくんの瞳からツーっと綺麗な涙が落ちていく。そんな彼を私は抱きしめることしかできないまま。リビングの時計の秒針が、また一つ時を刻んだ。