最近以下のような記事や本を読み読書法を変えてみたところ、知識の吸収速度・引き出し速度が上がったと感じるので紹介。
以下のような流れで読書している。
自分の中で学びたいテーマがあって本を読むはずなので、そのテーマについて書いてありそうな本を数冊選ぶ。例えば最近自分が「プロジェクトマネジメントのCCPM」について学びたいと思った時は
あたりを選んだ。
次に読む。この時あんまり熟読しようとすると疲れるので、ざっくり読むくらいの気持ちでいる。少しでも心に残ったことがあればKindleで黄色でハイライトしておく。
ざっくり全冊読み終わったら黄色のハイライトがたくさん付いていると思う。そこで次にもう一度ハイライトした部分を眺め、もう一回読んでみても面白いと思ったところはKindleで赤のハイライトにしていく。
この段階では数冊分の背景知識が頭になんとなく入っているので、最重要部分がどこか判断しやすくなったり、逆にもう一回見てみたらそんなに面白くなかったというのが分かったりと、より本質を見つけやすくなっていると思う。
ここまで来てようやく赤色のハイライトの部分だけ自分の読書ノートにメモしていく。最初に黄色でハイライトした量と比べて赤色のハイライトはかなり少なくなっているはずなので、転記のコストはそこまで多くない。
例えば「リモートワークの達人」を読んだ時は、https://blog.shibayu36.org/entry/2020/12/01/183000でも公開したように、こんな感じで読書ノートができている。
* 毎日4時間はみんな同じ時間に働いたほうが良い。コミュニケーションもうまくいくし、チームの一体感が出る 688 * 気づき: フレックスのコアタイムも4時間は被せる* 進み具合を共有するために、週に一度「最近やっていること」というテーマで話し合いの場を設ける。この1週間でやったことと翌週にやることを手短に書き込んでいく 788 * 気づき: 書き込みでやっていくの、スプリント会に導入しても良いかも* リモートとは単に遠隔地という意味ではなく、時間と場所に縛られない働き方 814* リモートで世界的な視野を手に入れれば、顧客によりよいサービスを提供することに繋がる 1087 * 気づき: 多様性を上げやすくなるということかな* リモートだとむしろチームの雰囲気を盛り上げてくれるような人柄が重要になる 1133 * 文字だけでやり取りする時、人は悪い方に流されやすくなる* リモートワークをマネジメントするときは、棘のあるコメントや逆ギレの反応などの小さな行動をひとつひとつ注意していく。割れ窓にならないように 1142 * 最終的に社員全員がおたがいに指摘できるようになると効果的 * 「いやな言葉」「感情的な対立」「悪いムード」を徹底的に排除する 1151* 地域で賃金差別をしない 1211 * 気づき: 家賃手当とかでも同じようなことになるので注意する* 候補者の仕事ぶりを知るためのベストな方法は、本格的に採用する前に1~2週間お試し採用をして、給料を払い、小さなプロジェクトをやりとげてもらうこと 1284 * 現在働いているなら副業的にやってもらうでも良い* リモートでは働きすぎをふせぐため、あえて休暇を増やすなどをする必要がある 1536
読書ノートの段階ではまだ自分の中で整理できてないので、必要な時に知識を引き出すスピードが遅いという問題がある。そこで特に面白かった部分は自分の知見まとめメモにカテゴリごとにまとめ直している。例えばプロジェクトマネジメントの本を読んだ後は、自分のプロジェクトマネジメント知見メモに自分で知識を整理してまとめ直す。
プロジェクトマネジメントメモの一部を抜粋するとこんな感じ。

ちなみにこの知見メモは読書から学んだことだけでなく、Webの記事から学んだことや自分の経験談から学んだことなど全てをまとめている。
昔はちゃんと一冊ずつ読んで読書メモを書いて満足していたのだけど、このやり方に変えてから知識の吸収速度や知識の引き出し速度が上がったと感じる。
今回は最近の読書法についてまとめてみた。このやり方で最近はアジャイルやプロジェクトマネジメントを再学習している。知識を効率的に吸収し、さらに知識を引き出しやすくなったと感じているので、この調子で続けていきたいと思う。
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