Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ

"技術知識0"の業務配属への道〜システムコンサルティング本部〜

この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。

はじめに

初めまして!25卒システムコンサルティング本部の萩原壮真です!
4月末から始まった本部別研修を7月末に終え、8月1週目から配属されたピチピチの新人です。
あれ。3ヶ月研修しかしてなかったの?
そうなんです。本部配属から3ヶ月、研修研修研修研修の毎日でした。
新卒入社が受ける研修の中で、最も長いと噂(?)の研修。
今回は、その研修で「何を学んだのか。」「何を感じたのか。」をまとめていきます!
・システムコンサルティング本部という本部を初めて聞いた人
・システムコンサルティング本部に興味がある人

こんな人たちに、
・システムコンサルティング本部がどんな本部で、どんな人が働いているか分かった!
・どんな研修を受け、業務に配属するのか分かった!

と言ってもらえる記事になれば幸いです!!

システムコンサルティングとは

研修について話す前に、システムコンサルティング本部がどんな本部か紹介します!

システムコンサルティング。
名前の響きいいですよね。パソコンのことめっちゃ知ってそう。
プログラミングとかできちゃいそう。
実際、それらを知っている・できる人たちが集まり、それをお客様や社内の人たちにさまざまな形で説明する、そんな本部です。
システムコンサルティング本部の役割は、サイボウズの採用サイトにこのように書いています。

システムコンサルティング本部は、製品の導入支援や活用コンサルティング、啓発活動を行う部門で、営業と開発の架け橋のような役割を担っています。
お客様の課題を技術で解決する、という点においては、世間一般のSE(システムエンジニア)に近い部門かもしれません。

「営業と開発の架け橋」

これがシステムコンサルティング本部の役割を表すキーワードです。

「そんな場所を志望する人たちなんだから、当然パソコンに詳しいんでしょ?」

いいえ、そんなことありません。未経験の人もいる。
むしろ新卒はそちらが大多数(少なくとも25卒は)。

Word・パワポは使ったことがあります。
Markdown・VS Code、初めて聞きました。
コマンドプロンプト・ターミナル、なんか黒い画面触りたくないな。
サーバーって自分でたてられるんだ。
これが入社時の私です。

でもこれらの意味を理解して、使えるようにならないと、架け橋なんてできないんです。
何も知らない、できない私たちが、「架け橋となるための最低限の知識、技術」を学んだのが、この3ヶ月です。

研修で学んだこと

研修で学んだこと。それは、
・社会人の基本(質問の仕方、メールの作成方法、議事録の取り方など)
・技術の基礎(シェルスクリプト、JavaScript、ネットワークなど)
・製品学習(Garoon、kintone、サイボウズ Office、メールワイズ、デヂエなど)

大きく分けるとこの3つになります。
一気に説明すると、私が何を言っているのかわからなくなりそうなので、1つずつ分けて説明します。

社会人の基本

ここでは、
・質問の仕方
・メールの作成方法
・議事録の取り方
・ビジネスコミュニケーション

などの「社会人として働く上で身につけておくこと」を学習しました。
これらは、全本部の新卒メンバーが、入社後3週間合同で受ける「人事研修」でも学習する内容です。その中でも、特に業務上必要となるものを再度学習します。

社内でのコミュニケーションや情報共有は、Garoonやkintoneを用いて行うことも多いため、それらを用いた場合に意識することも先輩方から教わりました。

技術の基礎

ここでは、
・HTML/CSS
・JavaScript
・シェルスクリプト
・正規表現
・ネットワーク

などの「システムコンサルティング本部で働く上で最低限身につけておくべき基礎技術」を学習しました。
結構難しかったですね。特にJavaScript。
今までプログラミングに触れてこなかった私にとって、かなり大きな山でした。
でも、組み立てていく感じは数学に似ている部分も感じて楽しくもありました。
最初は「console.log("Hello World");でHello Worldがでてくるから何なんだ!」って感じでしたが、最後にタブやボタンが作成できたときには感動しました。
調子に乗ってルーレットボタンとか作っちゃいましたよ。

製品学習

ここでは、
・Garoon
・kintone
・サイボウズ Office
・メールワイズ

などの、「サイボウズ製品に関する知識」を学習しました。
正直研修期間の記憶のほとんどはこの部分です。かなり難しく、時間を使いました。
基礎技術の「JavaScript」も結構大変だったんですよ。
社会人の基本の「ビジネスコミュニケーション」も場面ごとのツールの使い分けを考えるのは難しかったです。
でも、ここの大変さ、難しさはそんなレベルじゃありませんでした。

なぜただの製品学習がそんなに難しかったか。
それは、システムコンサルティング本部が「営業と開発の架け橋」であるからです。

ビジネス職(営業、マーケティングなど)ももちろん製品についての学習はします。
お客様と何らかの関わりを持つサイボウズ社員は全員製品学習は行うのではないでしょうか。何せ自社の製品ですから。
当然お客様以上に知って、使えなければいけません。

ただ、システムコンサルティング本部に求められる製品知識は、ビジネス職に求められるものと比べて「技術」に寄ります。
パッケージ版Garoonを利用するにはサーバーの構築がもちろん必要です。どんなファイルにどんなデータが入っているのでしょうか。
どんな環境を準備する必要があるのでしょうか?
最近パッケージ版のサポート終了も発表されました。クラウドへの移行手順は?
連携方法は?カスタマイズは?ログの確認は?セキュリティ関係は?
といった感じです。

エンジニア職の方々なら答えられそうです。でもその方々の業務は主に「製品の開発」「環境の構築・運用」です。「製品説明」ではありません。
しかし、お客様が導入するにあたって、当然上記のような技術的な説明は必要になります。
ビジネス職の方々もある程度は身につけておられますが、その範囲を超えることもあるでしょう。

そのときに説明できるようになるための研修。
技術未経験が、技術のプロフェッショナルとしてお客様や他の社員に説明できるようになる、その入口となる研修。

だから、製品に関する技術をとことん学ばなければならないから、難しかったんです。

サーバーを構築し、Garoonで各種設定を行う。kintoneのAPIについて学習し、プラグインを利用する。cybozu.comが運用されている環境は、どんな認証を受けているのか理解する。こんな研修を行いました。

研修を終えて感じていること

ここまで読んで頂いた皆さんはおそらく、「大変な研修だったんだろうな」「しんどい研修だったんだろうな」と感じておられるのではないでしょうか。

はい、実際大変でした。他の本部の研修が終了し、同期が業務に入っていく中で研修を続けることへの焦りもありましたし。
でも今振り返ってみると、楽しく充実した3ヶ月間だったという思いの方が大きいです。

同期と助け合って課題を進めたり、先輩に質問する中で「良い質問の型」を学んだり、聞くだけではなく説明ができるようになったり、どこを見れば解決に進むかを予想できるようになったり。
悩みながらも成長を感じながら進めることができる研修でした。
色々な技術を学びましたし、社会人としての知識も得ましたし、タイピングも早くなりました(?)。
技術を学ぶということに関してすごく自信になる研修だったなと感じています。

いかがでしょうか。ビジネス職でもない、エンジニア職でもない、その中間の本部。
そこにどんな人が、どんな研修を乗り越えて、これから業務に入っていくのか、少しでも知っていただけたでしょうか。

これから配属された業務に関して学ぶべきことがまだまだありますが、今はとにかくワクワクしています!
3ヶ月の研修で身につけた知識を早く活かせるよう、今後も頑張ります!

CYBOZU SUMMER BLOG FES '25
検索
カテゴリー

引用をストックしました

引用するにはまずログインしてください

引用をストックできませんでした。再度お試しください

限定公開記事のため引用できません。

読者です読者をやめる読者になる読者になる

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp