Firefox にゼロデイが出ていたようなのでメモ。
気がついたら FIrefox や Thunderbird のアップデート自体は自動的におこなわれていました。
Firefoxなどの複数製品に重大なゼロデイ脆弱性、早急にアップデートを | TECH+
米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は3月7日、「Mozilla Releases Security Updates for Multiple Products」において、Mozillaが提供しているWebブラウザ「Firefox」やメールクライアント「Thunderbird」などに、複数の致命的な脆弱性が報告されていると伝えた。
† 参考
普段メーラーとして使っている Thunderbird は、プロバイダによって自動設定が効くところと効かないところがあるので、その仕様を調べてみたら自分が運用しているメールサーバでも対応できそうだったのでメモ。ちなみに一番簡単な対応方法は、設定ファイルを作ったりせず、メールサーバに対して imap.example.com, smtp.example.com のようなホスト名をつけておけば、設定を推測してくれるというものです。
Thunderbird のアカウント情報自動設定機能 - Mozilla | MDN
imap.<domain>, smtp.<domain>, mail.<domain> のように,一般的なサーバの名前を試し,サーバから応答があったら,そのサーバが SSL や STARTTLS, そして暗号化パスワード (CRAM-MD5) をサポートするかをチェックします.
† 参考
Thunderbird が 60 → 68 に自動アップデートされたのですが、Firefox 57 の時と同じようにアドオンがあれこれ動かなくなってしまったので、結局 60 に旧戻しすることにしました。
特にVirtual Identity が使えないのが一番のネックで、公式サイトで対応の見込みを調べてみたのですが、作者はアドオンのアップデートを行なわずにアドオンの主要な機能を Thunderbird の本体にマージするとか言っています。よって、すぐに対応版が出るという見込みはなく、しばらくは現状を維持する必要が生じたというのが一番の理由です。
† 旧戻しにはコツが必要
Thunderbird のウェブページからは最新版しかダウンロードができないので、以下のアーカイブサイトから旧バージョンをダウンロードして上書きインストールします。
ここで、何も考えずに起動すると再度自動アップデートで 68 に戻ってしまうので、起動する前にプロファイル内の prefs.js に以下の行を追加しておきます。
これにより自動アップデートを強制的に無効化*1することができます。
user_pref("app.update.auto", false);
user_pref("app.update.enabled", false);
user_pref("browser.search.update", false);
あとは普段通り Thunderbird 60 を使い続けることができます。
Firefox 70 とThunderbird 68.2 がリリースされました。
Thunderbird 68 は Thunderbird 60.x を使っているユーザーに対しても自動アップデートによって配信されますが、Firefox 57 の時と同じように、WebExtension 以外のアドオンが動かなくなるなど、ユーザーに対して大きな影響があるリリースであることに注意が必要です。いろいろとアドオンが動かなくなる可能性が高いので、早急にプロファイルのバックアップを取っておく方が良いでしょう。
Thunderbird 60 の次のバージョン Thunderbird 68 がリリースされました。
約1年ぶりのメジャーリリースとなり、前回と同じくバージョン番号は 8 ほど上がっています。
おそらく互換性の問題があるからでしょうが、60 のユーザーには自動的に配布されないようです。
Mozilla、「Thunderbird 68.0」リリース | OSDN Magazine
外観ではApp Menuが新しくなり、アイコンがついた単一のペインにすることで容易にナビゲーションできるようにした。これまでダイアログ形式だったオプションと設定がタブ形式となり、一貫性のあるルック&フィールとコンテンツを組織的に表示するようになった。
† 参考
Thunderbird の IMAP で Yahoo メールを受信しているのですが、以下のような見慣れないエラーが。
メールを受信するときにフォルダにメールが溜まりすぎていると、このようなエラーが出るようです。
新しいフォルダを作って INBOX から移動させるとエラーを解消できました。
Thunderbird は1つのメールフォルダに含まれるメールを1つのファイルに格納する方式(いわゆる mbox 形式)なので、定期的にフォルダの最適化 (compaction)を実施する必要があります。
† メールサーバは一足早く mbox → Maildir に移行
メールサーバの世界でも同様の問題がありましたが、現在ほとんどのメールサーバでは 1 メールを 1 ファイルとして格納するMaidir 形式*1が標準になり、このような問題は起らなくなりました。
† Thunderbird も Thunderbird 60 から Maildir に対応
メールサーバからはだいぶ遅れていますが、Thunderbird もやっと Maildir に対応したようです。
ただし、メールの保存形式が Maildir になるのは新しく設定したアカウントのみ。
既存のメール設定を Maildir に移行するためには以下のように about:config から設定を変更する必要があります。
MozillaZine.jp » Blog Archive » Thunderbird 60 がリリースされた
フォルダーの保存形式を mbox から maildir に変更することができるようになった (逆も可)。この機能は未だ 実験的 なものであり、mail.store_conversion_enabled を true に指定する必要がある。「Windows Search によるメッセージの検索を許可する」が有効になっていると、この機能は機能しない
以下で紹介されているとおり、実験的機能だけあって失敗しやすいので、移行の際はプロファイルのバックアップをお忘れなく。
Thunderbird v60.5 がリリースされていたので、アップデートしてみました。
セキュリティ関係の修正もいろいろはいっているみたいです。
† Thunderbird v60.4 から FileLink が WebExtensions で使えるようになっていた
気づいていませんでしたが、FileLink が WebExtensions で使えるようになっていたようです。
なぜか僕の Thunderbird はエラーが出てしまうので、セットアップできないんですよね。。。。
「Thunderbird」v60.5.0が正式公開 ~WeTransfer/Dropboxで巨大ファイルを添付可能に - 窓の杜
“FileLink”とは、サイズの大きな添付ファイルをクラウドストレージを介してやり取りする「Thunderbird」の仕組み。メールの送受信にかかる時間が短縮される点や、メールボックスの容量を節約できる点がメリット。以前はレガシーアドオンでしか利用できなかったが、前バージョンのv60.4.0で“WebExtensions”ベースの拡張機能でもサポートされた。
Thunderbird でメッセージの引用部分を分かりやすくハイライトしてくれるQuote Colors というアドオンが便利なのですが、Thunderbird 60 に更新したら動かなくなってしまったので困っていたのですが、ダウンロードページにのコメント欄に TB60 向けのパッチの方法が解説されていました。
ファイルの書き換え自体は単純なのですが、xpi や jar を解凍したり、再圧縮するなど手間がかかるので、一撃でビルドできるスクリプトを書いてみました。
[Quote Colors を Thunderbird 60 に対応させてみる の続きを読む]Virtual Identity が Thunderbird 60 に対応したので、重い腰を上げてアップデートをしてみました。
自動アップデート*1で導入することもできますが、64bit 版に移行したい場合には以下から最新版をダウンロードしてインストールする必要があります。
このバージョンから Firefox Quantum のときと同じようにアドオンが WebExtensions ベースのもののみの対応となりますが、about:config でextensions.strictCompatibility を false に設定すれば、しばらくの間は以前のアドオンも利用できるようになります。
Thunderbird — Release Notes (60.0) — Mozilla
IMPORTANT: Add-ons not marked as compatible with Thunderbird 60 by their authors will be disabled (this can be reverted via preference extensions.strictCompatibility)