RHEL 9 の正式版が間もなくリリースされるようなのでメモ。
RHEL 8 の正式版がリリースされたのは2019 年 5 月だったので、3 年ぶりのリリースということになります。
前回の日付を見ても 5/10 だったので、RHEL の新版の発表日は 5/10 って決まってるんですかね。
とりあえず今回は対応するCentOS 9 はリリースされないので、Rocky Linux なり、AlmaLinux なり、アップグレードの際に何らかの移行先を考える必要があります。
もちろん、CentOS Stream 9 に移行するという手もあります。
Red Hat Defines a New Epicenter for Innovation with Red Hat Enterprise Linux 9
BOSTON - RED HAT SUMMIT - May 10, 2022 — Red Hat, Inc., the world's leading provider of open source solutions, today introduced Red Hat Enterprise Linux 9, the Linux operating system designed to drive more consistent innovation across the open hybrid cloud, from bare metal servers to cloud providers and the farthest edge of enterprise networks. Red Hat Enterprise Linux 9 is designed to drive enterprise transformation in parallel with evolving market forces and customer demands in an automated and distributed IT world. The platform will be generally available in the coming weeks.
RedHat がNo-cost RHEL for small production workloads を発表していたのでメモ。
昨年末のCentOS の方針転換により CentOS 8 のサポートを年末で終了する件は、かなり大きな反響があり、Rocky Linux 等の代替プロジェクト等もスタートするなどしていましたが、RHEL 側もこれではまずいと思ったのか個人向けには開発用途だけでなく、本番環境(production workloads)でも使えるようにライセンスを変更するようです。
新しい年と共に始まる新しい Red Hat Enterprise Linux プログラム:RHEL の利用がさらに簡単に
今回 Red Hat Developer プログラムの利用条件を拡張し、RHEL の個人 開発者向けサブスクリプションで 16 システムまでプロダクション環境で利用できるようにします。追加料金は一切かかりません。小規模なプロダクション環境でのユースケースであれば、RHEL を無料で、セルフサポートで利用できます。必要なのは、無料で取得できる Red Hat アカウント (または GitHub、Twitter、Facebook などのアカウントを使用したシングルサインオン) でログインし、RHEL や更新のダウンロードを行うことだけです。
CentOS が開発方針を変更して CentOS 8 を来年終了することを発表していたのでめも。
原文は「CentOS Project shifts focus to CentOS Stream – Blog.CentOS.org」ですね。
プライベートなサーバであれば CentOS 8 Stream でも「まぁいいか」という感じですが、CentOS を純粋な RHEL クローンであると考えていた人にとっては痛い方針転換ですね。
RHEL は中身が古すぎるという話もありますが、あれこれ変わりすぎると Fedora と変わらないのでそれはそれで困るんですよね。
CentOSが開発方針を変更ーー「CentOS 8」は2021年終了、今後は「CentOS Stream」に注力 | OSDN Magazine
The CentOS Projectは12月8日、Linuxディストリビューション「CentOS」の開発方針の変更を発表した。「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換の「CentOS Linux」からフォーカスを「CentOS Stream」に移すという。「CentOS Linux 8」は2021年に終了するとしている。
RedHat がRHEL 8.3 を発表しました。
そろそろ RHEL や CentOS も 8.x 系への移行を進めないといけないですね。
RHEL 8 が先日リリースされましたが、その前のバージョン RHEL 7 はMaintenance Support 1 に入りました。
今後は新たな機能の追加は行なわれず、2024/6/30 のサポート終了*1まで維持されていくことになります。
CentOS 8 はもうすぐリリースされるはずなので、新規インストールは早めに RHEL 8 系に移行しないといけませんね。
「RHEL 7.7」公開、今後7系はメンテナンスフェイズへ | OSDN Magazine
Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7.7は、2014年に最初のリリースが公開されたRHEL 7系の最新安定版。2018年10月にリリースされたRHEL 7.6に続くものとなる。なお、Red Hatは5月にRHEL 8をリリースしており、7.7のリリースをもってRHEL 7系はMaintenance Phase Iに入る。RHELは10年のライフサイクルを持ち、RHEL 7系は2024年までサポートされる。
昨年 11 月にベータ版がリリースされていた RHEL 8 が正式版になりました。
RHEL 7 が正式版になったのが 2014 年 6 月のことだったので、もう 5 年も経っているんですね。
「Red Hat Enterprise Linux 8」がリリースされる | OSDN Magazine
開発ツールとしてはGCC 8.2、OpenJDK 11/8などがサポートされる。PythonはPython 3.6がデフォルトとなり、Python 2.7のサポートは限定的となっている。このほか、Node.jsのサポートや、PHP 7.2、Ruby 2.5、、Perl 5.26などが提供される。データベースはMariaDB 10.3、MySQL 8.0、PostgreSQL 10/9.6、redis 5が提供されるが、ライセンスの問題からMongoDBは提供されなくなっている。Webサーバーでは、Apache HTTP 2.4に加えてnginx 1.14が加わった。
僕の本格的な OS 移行はクローンである CentOS 8 が正式リリースされてからということになります。
CentOS 8 の作業状況については以下のページで確認することができますが、もう少し時間がかかりそうです。
Red Hat Enterprise Linux 8 Betaのみどころhttps://t.co/onXMKrUyGB リリースノートを読むのがめんどくさい人のためにまとめスライド書いたよ#RHEL8#RHEL8まめちしき
— Kazuo Moriwaka (@moriwaka)November 28, 2018
RHEL8 のベータ版の公開が始まっています*1が、新しいバージョンとなるとなかなか手が出ない人も多いもの。そんな人のために、新しいところをかいつまんで教えてくれる資料が公開されていたのでメモ。
こういうのがあると、ベータ版を使ってみる敷居が下がるのでありがたいです。
IBM が RedHat を買収することを発表*1していました。
340 億ドルなので、3兆8000億円という超大型の買収になる見込みです。
DELL が EMC を買収したときも驚きましたが、それに匹敵する感じですね。
IBMがLinuxのRed Hatを340億ドルで買収へ ハイブリッドクラウド強化 - ITmedia NEWS
米IBMは10月28日(現地時間)、Linuxデュストリビューター大手の米Red Hatを買収すると発表した。
RHEL 6.10 がリリースされたようなのでメモ。
以前、RHEL 6 は Production 3 Phaseに入ったので、新たなリリースはないと思っていましたが、結局 6.10 はリリースされたようです。ライフサイクル*1の名前も Production 3 Phase から Maintenance Support 2 にいつの間にか変わっていました。いずれにせよ一般的なサポートの終了は 2020/11/30 なので、それまでに RHEL 7 以降にマイグレーションをする必要があります。
CentOS にもリリースノートができている*2ので、もうすぐでしょうか。
† 参考
米Red Hatが「RHEL 6.10」を発表、6系は最後のメンテナンスサポートフェイズへ | OSDN Magazine
2010年11月に登場したRHEL 6系の最新安定板。本リリースより10年のライフサイクルポリシーに基づいてサポート段階が「Maintenance Support 1」から「Maintenance Support 2」へと変更された。これによってサポート対象の範囲が重要なセキュリティ修正と事業に影響を与える緊急の問題のみに狭まる。
usermod で所属グループを追加しようとしたら、思わぬ罠にハマってしまったのでメモ。
普段は vigr とかを使って直接 /etc/group を編集するのですが、ちゃんと usermod を使おうとしたのが失敗でした。
username を補助グループ hoge に追加しようとしたのですが、username が hoge 以外の全ての補助グループから削除されてしまってびっくり。
† man に2つめの罠
ちゃんと man を読んでから操作したはずなので、ちょっとこれは腑に落ちないなと思っていろいろ調べてみると、補助グループを追加したい場合には、以下の Redhat のドキュメントあるように-a オプションをつける必要があるようです。
3.3. コマンドラインツールの使用 - Red Hat Customer Portal
usermod コマンドに関連するオプションもほとんど同じです。ユーザーを別の補助グループに追加する場合は、-a, --append オプションを -G オプションとともに使用する必要があります。このように使用しない場合は、ユーザーの補助グループの一覧が usermod -G コマンドで指定されたもので上書きされます。
ユーザーを myproject グループに追加します。
usermod -aG myproject username
再度 man を確認してみたのですが、そんな記載はなかったので、もしやと思ってロケールを英語にしてみて納得。
この -a オプションの解説が英語の man にしか記載がないことが分かりました。
こういうのたまに当ってしまうことがありますが、無精しないでちゃんと英語の man を確認しないとダメですね。