昨年の胃カメラから 1 年が経ってしまったので、ことしも年次の胃カメラに出かけてきました。
ことしも経鼻(右)からの検査になりました。
今年は特に血が滲んでいたり、ポリープができているような部分もなく、昨年と大きな変化はみられませんでした。
というわけで、今年も無事経過観察ということになりました。
† バレット食道?
医師の指摘は「過去の逆流性食道炎によりバレット食道になっている」ということでした。ちょうど画像の部分が食道下部らしいのですが、この部分が本来の食道の組織ではなく、胃の組織(画像中心部分の色が濃い部分)に置き換わってしまっているとのこと。このバレット食道自体が命に関わることはないようですが、食道がんのリスクが上がっているということで、ピロリ菌の除菌後であることや、このあたりも含めて毎年の検査は欠かせないとのことでした。
食道の粘膜は扁平上皮(へんぺいじょうひ)という粘膜でおおわれています。一方、胃や腸は円柱上皮(えんちゅうじょうひ)という別の粘膜でおおわれています。
バレット食道は、食道下部の粘膜が、胃から連続して同じ円柱上皮に置き換えられている状態をいいます。さらに80%は、食道がんの発生に関係する腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)を含んでいて、食道がんに対してリスクが高い病気です。
コロナも一段落してきていろいろなものの需給が正常に戻ってきたので Bluetooth 対応のパルスオキシメーター(SPO2計)を揃えておくことにしました。
昨年、東京都から借りた YX301 というパルスオキシメーターの OEM 元の Yuwell が出している Bluetooth 対応モデルである yx110 というモデルにしてみました*1。価格はだいたい 4,000円くらいでした。
特に問題なく計測自体はできています。不満点としてはBluetooth に対応しているもの iOS のヘルスケアと連動できないことくらいでしょうか。
かかりつけの内科で血液検査の再検査の結果を受け取ってきました。
夏の健康診断の結果ではLDL コレステロール、クレアチニンが高値でしたが、今回はクレアチニンは基準範囲内でした。これはおそらく夏場に朝から絶食状態で健康診断を行ったために生じた脱水の影響だろうとのことでした。
また、再検査でも高値だった LDL コレステロールについては、値と年齢を考えるとすぐに対処が必要なことはないとは思うが、後日、頸動脈エコーを撮ってみてどの程度動脈硬化の程度を調べるということになりました。
昨年に引き続き、年次の胃カメラに行ってきました。
前回と同じ左の鼻にカメラが入らず、今回は右の鼻からの検査になりました。
何回かやると慣れてくるのかと思いましたが、何度やっても慣れなくて相変わらず辛いです。
† 結果は問題なかったけど・・・
結果としては大きな所見はなし。
画像の赤い所が、炎症を起こしているところらしいですが、今のところがんの兆候はないみたいです。
逆流性食道炎が若干あるようなので、就寝 2 時間前には夕食を済ませることをオススメされました。
国立がん研究センターと東大医科学研究所が胃がんと飲酒の関係をゲノム解析から明らかに*1したことがニュースになっていました。
僕は酒が飲めないので、この危険因子を持っているということになりそうです。
やっぱり飲めない人は、飲まないのが一番なんですね。
酒弱い人、胃がん発症リスク高く 遺伝子解析で関連判明|47NEWS(よんななニュース):47都道府県52参加新聞社と共同通信のニュース・情報・速報を束ねた総合サイト
日本を含む東アジアに多いとされる、アルコールを代謝しにくい体質の人が飲酒をすると、スキルス胃がんに代表される治療の難しい「びまん型胃がん」の発症リスクを高めるとする研究結果を国立がん研究センターなどが14日、発表した。千人以上の患者のがん組織を遺伝子解析した。発症予防や治療法発見につながると期待される。
ソフトウェア協会(SAJ)が、医療機関向けにセキュリティ研修事業をスタートすることを発表していました。
最近、病院がランサムウェア等の攻撃でニュースに上ることが多いですからタイムリーですね。
医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修事業開始 | SAJ 一般社団法人ソフトウェア協会
一般社団法人ソフトウェア協会(所在地:東京都港区、会長:田中邦裕、以下SAJ)は、厚生労働省「医療情報セキュリティ研修及びサイバーセキュリティインシデント発生時初動対応支援・調査事業」(以下、本事業)を受託し、医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修事業を2022年12月20日に開始いたします。
今年も健康診断の結果が帰ってきました。
ことしは「D」(要精密検査)がなくなってるはずだったのですが、なぜかピロリ菌項目が陽性でした。
† 抗体の値が下がるには時間がかかる?
ちなみに半年前にピロリ菌の除菌は終わっています。
H.ピロリ抗体の数値(3.0 U/m で陽性)は50.2 U/mL → 4.2 U/mL と劇的に少なくなっているので、来年まで様子見という感じでしょうかね。
ピロリ菌除菌後に抗体が陰性化しない場合の対応は?|Web医事新報|日本医事新報社
血清ピロリ抗体は永久抗体ではなく,除菌治療に成功すれば徐々に低下します。個人によりスピードに差はあるものの数年以上経過すれば大部分が陰性化しますが,一部には長期間陰性化しない人もいます。
2020 年の 6 月に米国で治験を開始すると報道されていた窪田製薬ホールディングスの近視を抑制するメガネ「Kubota Glass」ですが、国内での販売がスタートすることが発表されていました。
お値段はなんと 77 万円。本当に近視が治れば安いのかもしれませんが、これだとメガネは山ほど作れますし、普通にレーシックなどの他の治療が選べる金額ですよね。少し様子見してレーシックなどと同じくらいの価格帯になったら検討するという感じでしょうか。
近視抑制メガネ「Kubota Glass」国内発売 77万円 - ITmedia NEWS
近視の多くは、角膜から網膜までの長さ(眼軸)が伸び、網膜の手前でピントが合うため、遠くが見えにくくなる「軸性近視」だ。
Kubota Glassは、着用した人の網膜周辺に、光とともにぼかした像を投影。伸びてしまった眼軸長を短縮することで、近視の根本原因を治療する仕組みだ。
というわけで、昨日の 21:00 から絶食して1 年 3 ヶ月ぶりに胃カメラを受けてきました。
もちろん今回も経鼻です。
あいかわらず胃の萎縮(白い部分)はあるものの、特に心配な所はなさそうということで一安心。
強い胃痛に繋がるような所見もないということで、胃痛は一時的なものだったようです。
どうも朝から胃が痛いのでかかりつけの内科に行ったところ、ピロリ菌除菌後 1 年以上経っているということで、ちょうど予約に空きがあった木曜日に 1 年 3 ヶ月ぶりの胃カメラをやることになってしまいました。
† 胃カメラのリスクは?
日本消化器内視鏡学会附置研究会 内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会の内視鏡検査・周術期管理の標準化ハンドブックによると、偶発症(ショック・出血・穿孔など)の発生頻度は上部(食道・胃・十二指腸)経鼻内視鏡検査での場合は0.024%(1万人あたり2.4人)と低いながらもリスクはあるようです。ちなみに死亡率は0.00019%(100万人あたり1.9人)とのこと。
もちろんメリットの方が上回るので、やらないという選択肢はありません。