昨年に引き続き百里基地の航空祭に行ってきました。今年度は百里基地創設50周年記念航空祭ということで昨日が特別公開(招待日)、今日が一般公開となっていました。
† まさかの徒歩で会場入り
都内から石岡への始発である日暮里 5:13 発 ~ 石岡 6:28 着の電車に乗り、石岡で 6:35 分頃にシャトルバスに乗った所までは昨年と同じでしたが・・・・・・百里基地名物の渋滞にガッツリハマってしまい、昨年のシャトルバス到着時刻 7:20 頃に「陣屋」交差点付近で全く進まない状態になって困りました。
バスからは痺れを切らした乗客が続々と降りて歩いて行くので、自分でも念のため Google Maps で距離を確認してみたところ裏門まで 3.4 km ということが分かったので、雨が弱くなったタイミングを見計らって僕も徒歩で裏門を目指すことにしました。シャトルバスを途中下車して航空祭に向かうなんて前代未聞の経験です。
そんなわけで初っ端から百里基地創設50周年記念航空祭は波乱の幕開けとなりました。
† プログラムの内容については以下のエントリで
僕も聖地巡礼してしまった大洗。
そのときも町全体でかなり気合いが入ってるなぁと思いましたが、今度はこれをふるさと納税に活用して大成功を収めたらしいのでメモ。ちょうど映画のヒットとも重なっているのが大きかったのかもしれません。
「ガルパン」聖地の大洗町、ふるさと納税に1カ月で1億6000万円 返礼品にコラボ商品を追加 - ITmedia ニュース
これまでは地元特産の海産物などを返礼品としていたが、前年度の寄付金の総額は約763万円、申し込み件数は202件にとどまっていた。
昨年12月、年内のふるさと納税の“駆け込み需要”を前に、小谷隆亮町長の意見もあり、お菓子や干し芋、日本酒、リキュールなど、地元の名産品と組み合わせた商品を中心に、初めてアニメ関連グッズを追加。直後の1カ月間だけで、1億6000万円以上、約500件の申し込みがあったという。
返礼品は「ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 茨城県大洗町[おおあらいまち]のふるさと納税で選べるお礼の品・使い道」から確認できますが、ガルパン関連のものとして以下の8つが確認できます。
他所で真似しようにも、原作になったアニメが当たるかどうかとかなど一筋縄ではいかないでしょうがこれは面白い展開ですね。
今日、ブルーインパルスは築城基地に行っている*1ので、午後の部は F-4、F-15 による機動飛行。離陸する方向も午前の南→北から、北→南に変更されて写真も撮りやすくなってラッキー。
† F-4 の機動飛行は途中で終了
F-4 の機動飛行は途中まで順調に演目をこなすものの、1番機に機体にトラブルが発生し、通常の飛行に支障はないものの飛行はここで中止とのアナウンス。ちょっと不完全燃焼で残念ですが仕方ありません。着陸方向が逆になってくれたおかげでドラッグシュートを開く瞬間もばっちり写すことができました。
† トリは F-15 で
最後の機動飛行は百里最後の第305飛行隊の F-15。滑走路がよく見える位置だったので、あっという間に離陸していくところとか、エアブレーキを出す様子などが良く見えて大満足。
† 帰りのバスに要注意
帰りのバスは道が渋滞しているのでかなり時間がかかります。というわけで安直に立席を選んだりすると大変なので要注意。とはいうものの早く帰りたかったので立席を希望して、並んでいる人より優先してバスに乗り込むものの・・・・・・なぜか空席があってそのまま着席。
シャトルバスは 15:40 頃に百里基地を出発して、石岡駅についたのは 17:10 頃だったので帰りのバスは90分くらいかかったことになります。行きは45分ほどだったので、所要時間はほぼ倍になりました。さすが陸の孤島と言われる百里基地だけのことはあります。
バスの運転手さんはなぜか軽妙なトークが得意な方らしく「空調暑いですか?」(車内無言)「朝からなんでみなさんお疲れなんですね!」なんて言ってたりしてなかなか楽しませていただきました。
救難展示の後は F-4 のデモスクランブル、空対地射爆撃、RF-4 による戦術偵察編と続きます。
† デモスクランブル
デモスクランブルはスクランブルボタンが押されると同時に、機体に向かって全力ダッシュ。あっという間にエンジンをかけて、数分でタキシングして行く様子が見られます。あくまでデモなので、離陸時にはちゃんとパイロットが歓声に応えて手を振ってくれていました。
† 空対地射爆撃
F-4 の空対地射爆撃は何処を狙っているのかよく分からなかったのですが、同じコースを飛行して素早く離脱していくという様子はよく分かりました。アフターバーナーでエンジン噴射口が光っているのが確認できます。
† 戦術偵察編
ここで僕は昼前にちょっとトイレ休憩。RF-4 が低空飛行をしたはずですが、ここは写真ナシです。
航過飛行の後は百里救難隊による捜索救難展示編。固定翼機の U-125A が捜索、回転翼機の UH-60 が救難と2機種のコンビネーション*1で空からの捜索救難活動を行う様子が披露されました。
† まずは U-125A
最初に捜索機 U-125A が遭難者を見つけるために空中を旋回。この U-125A には50周年記念のロゴが入っていました。
U-125A は遭難者を見つけると、遭難者の位置に向かって救難キットを投下します。肉眼では遠くてよく分からなかったのですが、写真には投下の様子がしっかりと写ってくれていました。この救難キットには遭難者を収容するためのストレッチャー的なものが入っているようです。
† UH-60 からはパラシュート降下
遭難者を引き上げる隊員2人はヘリからロープ降下する訳ではなく、上空からパラシュート降下してきます。ちょっと風が強かったのですが、そのあたりは見事なコントロールで無事、目標地点に着地。その間に UH-60 は高度を落として目標地点の上空で待機。しばらくするとヘリからワイヤーが降りてきて、1回目は遭難者と1人目の隊員が引き上げられます。2人目の隊員は地上でバックアップをしているようです。収容が終わると、再びワイヤーが降りてきて2人目の隊員も無事機上へ。
このあたりの段取りは先日の海保の救難訓練と同じような感じですね。
† 着陸後は機体の点検整備
陣取った位置が UH-60 の近くだったので、着陸後に機体を整備している様子も間近で見ることができました。外板は意外と簡単に外すことができるということがよく分かりました。
百里基地といえば梅花のマークの第305飛行隊の F-15ですが、実は F-4 の第301飛行隊が百里に移転し、第305飛行隊は新田原に移動することが発表されています。
というわけで、今回でこの F-15 の機動飛行も残念ながら見納めです。というわけで、F-15 の雄姿をしっかりと目に焼き付けておくことにしました。今後、関東の航空祭では F-4 以外の戦闘機が飛ぶ姿を見ることができなくなってしまうのはちょっと残念。
新田原基地では「戦闘機部隊等の体制移行」の一環として、F-4戦闘機を擁する第301飛行隊が百里基地に移動し、その代わりにF-15を装備する第305飛行隊が百里基地から移動、さらに航空自衛隊の戦術技能の向上を図るため、戦技研究や関係部隊への指導を実施する飛行教導群(F-15)が広大なG訓練空域の近傍に所在する小松基地に移動する計画であることが発表されました。
機動飛行は定刻通り 8:55 頃からスタート。アフターバーナーを使いながら猛スピードで旋回する様子は何度見ても圧巻です。
プログラムにある最初の飛行展示は 8:30 の T-4 の航下飛行となっていますが、07:30 頃からまずは T-4 によるウェザーチェックが始まります。
† カメラの設定ミスにヒヤリ
T-4 はそれほど早くないので、肩慣らしにはもってこいのはずだったのですが・・・・・・AF 測距点がセンターから一つずれた位置にあったせいでピンぼけ量産という大失態。本番が始まる前に気づいたのが不幸中の幸いでした。
† 航過飛行
定刻通り 8:30 から T-4 の航過飛行が始まります。その後はすぐF-15 の機動飛行に。機動飛行については別エントリにまとめてあります。F-15 の機動飛行が終わると、再び F-4, F-15, RF-4, U-125A, UH-60 による航過飛行が続きます。
後半は百里基地所属機異種編隊飛行ということで、F-4, F-15, RF-4 による編隊飛行が見られます。固定翼機同士の編隊飛行はそれなりに出来るのは分かるのですが、固定翼機の U-125A と回転翼機の UH-60 が一緒に飛んできたのはちょっと驚きました。
† 洋上迷彩の RF-4
滑走路の端には洋上迷彩の青い RF-4(47-6901)が展示されていました。洋上迷彩といえば F-2 ですが、RF-4 にも洋上迷彩ってあったんですね。
今日はちょっと早起きして茨城の百里基地航空祭に出かけてきました。百里の航空祭は2012年のとき以来、3年ぶりに足を運んだことになります。
† 出発~会場到着まで
前回と同じく出発はまだ暗い 4:45 頃。上野5:10発の常磐線に乗ってシャトルバスがある石岡駅に向かいます。車内で周りを見渡すと、この電車に乗っているのは目的が同じと思われる人がちらほら。
電車に揺られること1時間半弱、石岡駅についたのは 6:28。電車を降りると風が少し肌寒いですが、お構いなしにすぐにシャトルバスのチケットを買い、既に止まっていたバスに急いで立席で乗り込みます。バスが発車したのは 6:35 前後、バスに揺られること45分、百里に到着したのは 7:20 頃。ペース的には前回とあまり変わらない会場入りとなりました。
† 200-500 も・・・
今回は滑走路最前列に撮影場所を確保できたので、このまま飛行展示が始まるまで待つことに。周りを見渡すとカメラも本気モードのひとばかりですが、Nikon の人は200-500mm / F5.6E を持ってきた人が意外と多かったように思います。
演目の途中には相変わらずスカイマーク機や中国からの民間機が飛んできます。
† 展示飛行の詳細は下記のエントリで