LIBOR が2021 年になくなるということがニュースになっていました。
LIBOR(ライボー) は London Interbank Offered Rate の略で、国際金融の中心地であるロンドンの銀行間の貸出金利の平均値を表すものですが、これがなぜ重要なのかといえば、金融商品や借金のの金利の取り決めが「LIBOR +○%」のような感じになっているから。銀行が勝手に決めている(恣意的に操作できる)数値にもかかわらず、重要な指標として使われてすぎたため、これまでに数々の不正の温床となってきましたが、とうとう維持できないという結論に至ったみたいですね。
LIBOR、2021年末で姿を消す見込み-維持不可能と英FCA - Bloomberg
世界で350兆ドル(約3京9000兆円)に及ぶ金融商品の基準となっているロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は2021年末までに姿を消す。英金融行動監視機構(FCA)と銀行は、不正操作のスキャンダルにまみれたLIBORに代えて、より信頼できるシステムを構築しようとしている。
ちなみに国内には一般社団法人全銀協TIBOR運営機関 という全銀協の下部組織が公表しているTIBOR(タイボー:Tokyo InterBank Offered Rate)がありますが、こちらもいろいろと改革が行われているようです。
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