スイスにあるビジネススクール IMD のWorld Competitiveness Center が恒例の国際競争力ランキングを発表していました。
今年は 1位、2位の香港とスイスの順位は変わりませんでした。日本の順位も 26 位と昨年と変わらず低空飛行のままです。大きく順位を上げたのはトップテン入りしたUAE の 15位→10位、その他にはフィンランドの 20 位→ 15 位、中国の 25 位→ 18 位、カザフスタンの 47 位→ 32 位 のようです。
† 今年は IT 環境が特集に
ちなみに今年の特集は「The World Digital Competitiveness Ranking 2017」。IT の競争力ランキングですね。評価対象はKnowledge (知識)、Technology environment (技術環境)、Future readiness (未来への準備)の3領域のようですが、最後の Future readiness はどう見ても日本は高くなさそうです。
ちなみに日本の結果は 27 位と通常の競争力のランキングとほぼ変わらない結果になっています。
詳細な日本の強みと弱みを見てみるとこんな感じになります。
個人的な能力でいくとスマホだ国際化だと言っても、国際経験やデジタル/技術スキルがかなり低い(最下位グループ)のが気になりますし、新しいビジネスが立ち上がらないのは競争環境が十分でなく、今ある会社の俊敏性もない結果であるというのも頷けます。
† Top10の顔ぶれと、日本の順位
1. Hong Kong SAR (1)
2. Switzerland (2)
3. Singapore (4)
4. USA (3)
5. Netherlands(8)
6. Ireland (7)
7. Denmark (6)
8. Luxembourg (11)
9. Sweden (5)
10. UAE (15)
...
26. Japan (26)
† 日本の順位の変遷
2017 26
2016 26
2015 27
2014 21
2013 24
2012 27
2011 26
2010 27
2009 17
2008 22
2007 24
2006 17
2005 21
2004 23
2003 25
2002 30(過去最低)
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