多数のサーバーに対して TeraTerm から一度に SSH 接続を行うと、どの画面がどのサーバに繋がっているか分りづらくなります。特に管理作業を行うような場合には誤って目的とは違うサーバにうっかりコマンドを入力してしまうと取り返しがつかない結果を招くこともあります。
このような事故を防止するための Tips として、ターミナルの背景色を変えて対応しているという人も多いと思います。いちいち手動でやると事故るので自動化したくなるわけですが、teraterm のコマンドラインオプション*1で使えそうなのは/F= くらいしかありません。ただ、このためだけにINI ファイルのバリエーションを増やすのもバカらしいので、なにか良い方法がないかと思って調べてみたら、フォーラムのディスカッションに以下のようなスレッドを見つけました。
サンプルとして、通常の文字/背景色をコマンドラインで指定できるようにするものを作ってみました。
http://cvs.sourceforge.jp/view/ttssh2/TTXSamples/TTXCommandLineOpt/
ビルドしたバイナリが http://ttssh2.sourceforge.jp/snapshot/ に置いてあります。
これが入れてあると、コマンドラインで /FG=0,255,0 /BG=0,0,0 とすると文字が緑に背景が黒になります。
対応しているのは通常の文字/背景色だけで、太字や点滅の文字/背景色は変更出来ませんが、Cの知識が多少あれば簡単に対応させる 事が出来ると思います。
このTTXCommandLineOpt については現在の TeraTerm にも含まれている*2のですが、太字や点滅の背景色には対応されておらず中途半端なままです。
そんなわけで、Cの多少の知識を頼りに太字や点滅の背景色に対応させたバージョンを作ってビルドしてみました。
ソースとビルドした dll についてはオリジナルのライセンスを踏襲した形でGitHub にアップしてあります。
使い方は TTXCommandLineOpt.dll を teraterm.exe と同じフォルダに入れておき、ホスト名の指定のところに以下のような背景色の指定を入れれば、背景色が指定したものになります。
この設定で開いたウィンドウは具体的には下記のような表示になります。
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