IPA が「2016年度情報セキュリティに対する意識調査」報告書を公表していたのでメモ。
ちょっとわかり辛いのですが、この意識調査は「2016年度情報セキュリティの倫理に対する意識調査」と「2016年度情報セキュリティの脅威に対する意識調査」の2つから構成されています。IPA の調査結果のポイントの部分では主に前者の倫理の部分だけがクローズアップされており、脅威の方にはほとんど言及されていないことに注意が必要です。
脅威の方に目を向けてみるとパスワードの付け方や 無線 LAN の暗号化の状況は近年大きく好転しているわけではなく、現在も厳しい状況が続いていることが分かります。特に以下のニュースでも取り上げられているように、理由*1もなく暗号化されていない無線 LAN を公開している人がかなりの数に上っていることに驚きます。
自宅無線LANを暗号化していないユーザーが4分の1、セキュリティソフト導入も半数以下、対策への認識不足が浮き彫りに -INTERNET Watch
自宅無線LANの暗号化については、「通信の暗号化を行っていない」と回答しているユーザーが24.0%おり、2015年調査から5.2ポイント増加している。また、「通信の暗号化を行っているかどうかわからない」(31.5%)と合わせると、全体の半数を超えている。
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