今日は雨なので上野の東博へ。
常設展であれば僕はここには何回でも入ることができるので、暇つぶしにもってこいです。
先日はまわることができなかった平成館の方に行ってみると、池袋の造幣局東京支局には展示されていなかった最古の貨幣である「富本銭」を発見。これが和同開珎よりも古いと分かった時にはずいぶん騒がれたものですが、まだ歴史の教科書が書き換わるほどには至っていないようです。
富本銭はその重さや大きさが中国の唐の通貨、開元通宝(かいげんつうほう)とほぼ同一規格である[和同開珎はそれらよりも軽い]ことから、開元通宝をモデルにした日本最古の貨幣という説が有力になってきています。しかし、現時点では出土例も少なく、和同開珎との関係、通貨としての価値や機能、流通範囲など、まだ課題も多く残されており、今後の研究と新たな資料の発見が待たれています。
とうらぶで一躍有名になった獅子王はあいかわらず若い人で賑わっていました。
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