企業等でプロキシサーバがネットワークに存在する場合、プロキシサーバを通常は自分で設定する必要があります。ノート PC 等を LAN に繋ぐたびに Proxy の設定をするのが面倒になってきたので、DHCP サーバの設定を変更してWPAD(Web Proxy Auto-Discovery Protocol) に対応させてやることにしました。これを使うと PC がプロキシの設定を自動的に拾いにいってくれるようになるので、面倒な設定をしないで済むようになります。設定ファイルのフォーマットは、以前プロキシの自動切り替えのときに使ったファイルと同じものです。
DHCP サーバの設定変更方法については Yamaha のルータを DHCP サーバにしている場合には下記に解説があります。
FAQ for YAMAHA RT Series / TCP/IP
他、dhcp scope optionコマンドで設定した任意のオプション情報をクライアントに通知する方法があります。
dhcp scope option スコープ番号 オプション番号=情報をASCIIコードに変換したものの羅列
ASCIIコードにはLenフィールドは含める必要はありません。
255のend optionや0のpad optionも指定の必要はありません。
例:WPAD(Web Proxy Auto-Discovery Protocol)で必要なPACファイルの場所"http://192.168.0.1/proxy.pac"をオプション番号252番で通知する場合
dhcp scope option 1 252=68,74,74,70,3a,2f,2f,31,39,32,2e,31,36,38,2e,30,2e,31,2f,70,72,6f,78,79,2e,70,61,63
この ASCII コードの羅列を手動で生成するのが非常に面倒なので、これを行うためのワンライナーを書いてみました。
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