吉祥山 永平寺は寛元2年(1244年)に道元が開いた曹洞宗の大本山。大本山=専門道場というわけで、専門道場になっている寺院は拝観謝絶になっている場合がほとんどなので、拝観と言ってもあまり入れる所がないところなのかなと思って出かけてみたのですが、予想以上に中に入ってみることができるところが多くて驚きました。
大きなキャリーケースをもって立ち寄ってしまったので、拝観口で「摂心(会に参加する方)ですか?」と声をかけられてしまいました。摂心というのは禅宗で修行僧がひたすら坐禅をする修行期間のことで、禅寺によっては一般参加者向けのコースが用意されてることが多いのです。僕の精神力では3日と持たないでしょうから、「坐るのも悪くないですね・・・でも、今日は拝観です」と告げ、拝観料を支払って中へ。
拝観中も、寺院の作務や法事は行われているわけなので、黒い衣に絡子をかけた雲水さんが寺内を忙しく歩き回っている様子を見ることができます。只管打坐を是とする曹洞宗だからなのかどうかは良くわかりませんが、写真撮影にも比較的寛容で、雲水さんに直接カメラを向けたり、法要中などを除いて撮影不可の場所はないとのこと。ちょうど紅葉のシーズンなので、建物とのコントラストが素敵でした。
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