広島に来てから一度見ておきたかった原爆ドームへ。
昭和20年(1945年)8月6日、一発の原子爆弾により広島市街の建物は一瞬にして倒壊し、灰燼に帰しました。産業奨励館は爆心地から北西約160メートルの至近距離で被爆し、爆風と熱線を浴びて大破し、天井から火を吹いて全焼しましたが、爆風が上方からほとんど垂直に働いたため、本屋の中心部は奇跡的に倒壊を免れました。当時この建物の中にいた内務省中国四国土木出張所や広島県地方木材株式会社・日本木材株式会社広島支社・広島船舶木材株式会社等の職員は全員即死しました。
これまでいくつも世界遺産に行きましたが、初めての負の世界遺産*1です。明日、明るくなってからとも思ったのですが、昼間だと中に入れるということもないので、日が暮れてからという時間帯をわざと選びました。ライトアップされているので、この時間でもたくさんの人が見学に訪れていました。
この言葉にならない何とも言えない感覚は、震災の津波でなにもなくなってしまったところに立ってみたときと同じような感じです。地震は天災ですけど、これは人が引き起こしたものなので、決してひとくくりにしていいものではないんですけれども。
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