学位を取得してから半年が経ちましたが、4月から正式にPD研究員に就任することになりました。
明るい未来があると楽観はしていませんが、仕事として研究が継続できるということを今日のところは素直に喜んでおきたいと思います。
博士号は原則、大学卒業後に大学院で計5年間、勉強と研究を続けてようやく取得できる。しかし、学歴社会の「頂点」であるはずの博士のその後は、必ずしも明るくない。就職率は約6割にすぎず、理系に多いポスドク(ポストドクター=任期付きの博士研究員)や文系に多い専業の非常勤講師という不安定な立場にある人が、それぞれ約1万5千人(文部科学省調べ)、約2万6千人(首都圏大学非常勤講師組合調べ)にのぼる。
自分でそういう道を歩んでいて言うのも何ですが、ハッキリ言ってこの道はあまりお勧めできません。
上記の朝日新聞の記事の例にもれず、自分も任期は最長5年、4大卒の新卒初任給よりも安い待遇という厳しい現実があります。
おそらく研究をやめて、今のままソフトウェアエンジニアとして生きていく方が簡単でしょう。真っ当なエンジニアならば仕事を放り出して研究しようなんて言い出す人はいないでしょう。これまでの経験上、自分と同じ属性の人がいないということは面白い効果があることは分かっています。なので、狂気の沙汰であることは承知であえてもう一度だけ逆張りをして、もう一歩だけ踏ん張ってみようと思います。
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nakazawaです.
すごいなぁと正直思いますよ.
木の陰あたりから応援しますよ.(まぁ,それぐらいしかできないんで) 私なんかは,逃げまくりの人生ですよ.(とほほ
逃げまくりなんてとんでもない。ずっとブログを拝見してますが、東へ西へ精力的に駆け回っている記録を読んでいると自分にそういうことがつとまるのかなと思ってしまいます。
自分はソフトウェア関連に加えて教育関連のことをやる予定なので、お会いできる機会があれば、そのときはよろしくお願いします。。。。。
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