非常勤の帰りに大学に少し寄って、某先生に学位審査委員会の委員への就任をお願いをして快諾をいただいてきました。その後、すっかりご無沙汰だった副査の先生にも後期にお世話になる旨をご挨拶。「もう1本くらい論文を通しておくと揉めないんだけどなぁ」と釘を刺されてしまったので、「もちろんもう一本投稿準備をしてるんですよ。」という予定通りのトークでかわしてみました。
そんな大したことではないはずなのに、どっと疲れました。
† 儀式みたいなもんです
学位になじみがない人も多いと思うので参考までに経緯を書きます。博士の学位を取るということは、学部の卒業のように卒論書いて、発表をして、合否判定は学科会議で決まって、あとは卒業式にいって卒業証書をもらえばOKというわけにはいきません。
学位をもらうためには博士論文を書くことももちろん必要ですが、その前に学会に論文を投稿して学会誌に採録されていないと博士論文を書くことすら許されないというシステムになっています。やっと僕は博士論文を書く許可が出たので、執筆を始められるというところまでこぎつけました。
それらが完成したら、最後に研究業績と論文とそれを審査して学位を認めるか認めないか決定する学位審査委員会です。大学によって委員会の規定は違うようですが、僕の大学の場合は博士課程入学時に決定する主査(自分の担当教授)と副査の先生の他に3名以上(うち、学外から1名以上)の先生に審査委員になってもらわないといけないことになっています。
審査委員会は学位取得見込みのある学生個人ごとに組織されるので、たとえ同期であっても自分の審査委員会と友達の審査委員会のメンバーは基本的には別物になっているあたりが、学部や修士と全く違うところでしょうか。
普通は主査の先生が審査委員をお願いすることが多いのですが、僕の場合は学部からこの学校にお世話になっていることもあり、学内の先生には全員面識がありますし、学外の審査委員はいつも研究のアドバイスをいただいている先生にお願いすることになったので、メールではなくて自分で挨拶に行くことにしました。
今月末には、博士論文正式テーマと委員会が正式にできる予定です。会社を辞めてもう5年目ですが、いよいよ正念場という感じになってきました。
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