NGN 網内折り返し VPN ができることが分かってから、ちょっとした VPN 網の構築にあちこちで便利に活用させてもらっているのですが、基本的には 23 区内同士、遠くても東京~埼玉くらいの接続(距離にすると数十m ~ 30km くらい)しか試したことがなかったのですが、ふと都内と実家のある宮城まで繋いでみたらどれくらい速度が出るのだろうと思い立ったので、IPSec で VPN を張ってファイル転送を試してみました。
† かなり使えそうな感触
設定については以前にもやっているので割愛します。
実験環境は、都内某所と宮城の実家間(2地点間は直線距離で 300km くらい)を結んだもの。東京側のフレッツはファミリー・ギガラインタイプ(上り下り最大 1Gbps)、宮城側はファミリー・ハイスピードタイプ(上り最大 100Mbps, 下り最大 200Mbps)。機器は東京側は RTX1210 と宮城側は RTX810 ですが、宮城側の回線がファミリー・ハイスピードなので機器よりも回線がボトルネックになりそうです。
画像は Windows のファイル共有で宮城→東京へのファイル転送をかけてみた例ですが、最大 100Mbps のところ、80Mbps (=10MB/s)くらい出ているので意外と健闘していますね。遅延も少ないですし、NGN IPv6 折り返し通信は距離が離れていてもかなり実用になりそうということは分かりました。
このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/12210
コメントは承認後の表示となります。
OpenIDでログインすると、即時に公開されます。
OpenID を使ってログインすることができます。