欧州の IP アドレスを管理している RIPE NCC が使用可能な IPv4 を全て割り振ったことがニュースになっていたのでメモ。
今後は返却されたものを待機リストに従って割り当てを受けることになるのだろうと思いますが、IPv6 移行も待ったなしになってきましたね。
欧州のIPv4アドレスがついに完全枯渇、6億個弱を使い切った | 日経 xTECH(クロステック)
欧州、中東、中央アジアの一部を管轄する地域インターネットレジストリであるRIPE NCC(Reseaux IP Europeens Network Coordination Centre)は2019年11月25日、IPv4アドレスが完全に枯渇したと発表した。使用可能なプールに残っていた最後のIPv4アドレス(アドレスブロックのサイズは/22)を割り振ったという。
† APNIC / JPNIC の状況は?
日本で使われている IPv4 は JPNIC とその上位の APNIC によって管理されており、2011 年から最後の /8 からの割り当て*1が行われており、新規の IPv4 の割り当ては 「新規の事業者およびIPv6への移行のために利用」に制限されています。その在庫量は今年の 2 月の JPNIC のブログによると/8 換算であと 1/3 程度と書かれています。現在だと在庫量は 0.25 になっているので、確実に減少していていることが分かります。このままだと持ってあと1、2年といったところでしょうか。
APNIC 47でのIPアドレス・AS番号分配ポリシーに関する提案ご紹介 – JPNIC Blog
「/8相当の最後のAPNICにおけるIPv4未割り振り在庫」は、/8(約1600万アドレス)の約2/3が分配済みの状況です。
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