最近は SSL 証明書もLet's Encrypt のような無料の証明書が普及してきました。
これらの証明書はDV (Domain Validation : ドメイン認証) 証明書と呼ばれるもので、証明書の申請者がドメインの持ち主であることを確認できれば発行されるという方式です。現実問題として一般のユーザーにあまり意識されてはいませんが、証明書にはこのほかにもOV (Organization Validation: 企業認証) 証明書、EV (Extended Validation: 拡張認証) 証明書というものがあり、合計で3つの種類の証明書が存在します。
これらの証明書は値段が違うというのもありますが、企業の実在性の確認(取得時に会社の登記簿謄本等の確認がある)がどの程度されているかということが部分が主たる違いになります。取得時の審査が最も厳しい EV 証明書を利用している場合には、ブラウザのアドレスバーが緑になり、Web サイトの運営組織名が表示されるというブラウザ上での優遇措置がありました。しかしながら、この仕組みが上手く機能していない(そもそもユーザーはあまりそのことを気にしていない&スマホのブラウザではこのような措置がない)ということもあり、Firefox や Chrome などの PC のブラウザについてもこのような措置を廃止するということになったようです。
「Chrome」と「Firefox」のアドレスバーでEV証明書の情報表示を変更へ - ZDNet Japan
「Google Chrome」と「Mozilla Firefox」の開発者は、Extended Validation証明書(EV証明書)に関する方針を変更し、現在アドレスバーに表示されているHTTPSサイトの企業名表示を削除すると発表した。
EV 証明書で儲けているところは、ウリ文句も使えなくなりますし、どうするんでしょうかね。。。。。
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