「プロジェクタがつかない!」という連絡を受けたので、予備のランプと交換しようと古いランプを取り外したら、プロジェクタのランプが割れて粉々に砕け散っていました。交換用のマニュアルなどに「プロジェクタのランプは割れていることがあるので・・・」ということが書いてあることがありますが、実際に割れてしまったのは初めてみました。
† プロジェクタのランプは超高圧水銀ランプ
プロジェクタに使われているランプは超高圧水銀ランプと呼ばれるもので、プロジェクタの排気の温度から分かるとおり、使用中はなかりの高熱になります。通常の電球は切れることはあっても、経年劣化で割れることは基本的にありませんが、超高圧水銀ランプが割れるメカニズムについてプロジェクタランプのメーカーのひとつでウシオ電気のウェブに解説がありました。
超高圧水銀ランプ | ウシオ技術情報誌「ライトエッジ」 | ウシオ電機
石英ガラスはすでに本項で述べたように、点灯中に数100°Cになっている。また、各部分で温度差ができているため、長時間の点灯で石英ガラスに熱歪みが発生する。熱歪みの値が大きくなった場合、点灯中に石英ガラスにクラックが入り、破損につながることがある。
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