前編で揃えた機材を組み上げるだけで、僕のD850 は秒間 9 コマになるはずでしたが、残念柄が一筋縄ではいきませんでした。
症状としてはサブ液晶で BP マークが点滅してバッテリー残量が表示されず、連写も秒間7コマのままというもの。
Amazon のレビューを読んでみると、改造すると改善するという話がチラホラでているものの、実際のやり方が書いていないので途方に暮れてしまいましたが、いろいろと試してみてどうやら画像ののBL-5 の電池蓋の銀色の突起部分の高さが少し足りないらしいということが分かりました。この突起は単なる電池蓋のロックを行っているだけでなく、縦グリの凹部にあるスイッチを押さえるようになっているみたいです。
とはいえ短いのものを伸ばすことはできないので、縦グリについていた電池蓋と純正の BL-5 の電池蓋を交換することで事なきを得ました。ちょっと苦戦してしまいましたが、無事秒間9コマになったので、あとはフィールドでその威力を試してみたいところです。
Linux から Active Direcoty (AD) に登録されているアカウントのパスワードを変更しようと思ったらこれが意外と大変でした。
今回開発しようとしているのは、パスワードを忘れたユーザーのパスワードを管理者が強制的に書き換えるというもの。
すぐ使えるサンプルは GitHub に上げておいたので、経緯に興味がない人は以下からどうぞ。
多少の AD や LDAP の知識があれば、プログラム中の変数を変えるだけで使えるはずです。
† ハマり所は盛りだくさん
こんなもの Linux のコマンドラインからおちゃのこさいさいだと高をくくっていたのですが、調べてみた限りでは管理者が強制的に AD アカウントのパスワードを書き換えるには LDAP や Kerberos を使わないといけないようなので、今回は Python とpython-ldap/python-ldap を使って組むことにしました。
開発にあたっては、以下の先人のありがたい教訓を活用させていただきました。
まず、パスワードが格納されているのはunicodePwd で LDAPでは一般的なuserPassword ではありません。
しかもこの unicodePwd が曲者で、パスワードを更新するためには以下の条件を全て満たさなければなりません。
これらを1つずつクリアしてなんとか完成にたどり着きました。
できたプログラムの両自体は全然大したことないんですけどね。。。