先日、「ソースから最新版をインストールすると、アンインストールできないので管理が面倒ですよね」という話をしていたら、「paco とか使えばいいのに」と言われたのを思い出したのでインストールしてみました。これを使えばyumやaptでインストールしたものでなくても、インストールしたプロダクトを管理したり、綺麗にアンインストールすることができます。特にRHEL系のディストリビューション(CentOSなど)では事情があって最新版が欲しい場合にはソースから入れるしかないことが多いので活躍する機会も多そうです。
ちなみにどうやってこのソフトウェアが動作するかという種明かしについては、 paco のプロジェクトのウェブに下記のような記載があります。
paco - a source code pacKAGE oRGANIZER for Unix/Linux
How does it perform this magic? It is accomplished using the LD_PRELOAD method, which preloads a shared library before installation using the environment variable LD_PRELOAD. During installation, this library catches the system calls that cause filesystem alterations (such as open, link, rename, ...), and logs the created files.
LD_PRELOADを使っているようなので、おそらくファイル書き込みをすべてフックして記録しておくのでしょう。
分かってしまえば簡単ですが、ちょっと目から鱗が落ちました。
以下、インストールメモ。
障害でsendmailのキューにメールが溜まってしまっていたので、障害を取り除いて再処理をかけようと思ったら、コマンドが分からなくて難儀しました*1。ググってみると「MTAの基本操作」に各MTAごとのコマンドがまとめてあったので、このURLをメモっておくと良さそうです。