ときは４月。梁と千裕は無事高校３年に進級する。ふたりの通う桐英学園は名門私立校で、クラスメートも金持ちの息子ばかりが集まっている。そうした中にあって、使用人の息子である梁はずいぶん肩身の狭い思いもしたが、持ち前の明るさと千裕の気配りで今では誰とでも仲良くやれていた。一方、生徒会長になった千裕は最初の仕事として、神宮司がハーレム用にといかがわしく改造してしまった生徒会室や、礼拝堂地下の秘密部屋をもとに戻すことにした。そんな千裕の前に現れたのは三奈瀬 葵という、神宮司の遠縁に当たる１年生だった。入学してまだひと月もたっていないのに、早くもプリンスの異名をとるほどの美少年で、なにを企んでいるのか千裕にアプローチしてくる。そして、梁にも臨時保険医の吉行が急接近。淫らな罠を張り巡らせてくるのだった。幾多の障害？を乗り越え、ラブラブ真っ盛りの梁と千裕は、迫りくる誘惑の魔の手から逃れられるのか？より深い愛を築くことができるのか？