作曲家・菅野裕悟が、楽曲を手がけたゲーム『rain』のオリジナルサウンドトラックが発売される。

『映画　謎解きはディナーのあとで』や『真夏の方程式』などを手がける菅野。映画『アマルフィ　女神の報酬』では第19回　日本映画批評家大賞「映画音楽アーティスト賞」と、日本シアタースタッフ映画祭で「音楽賞」を受賞するなど、映画音楽界で広く活躍している菅野だが、ゲーム音楽を手がけるのは初めて。

今作では、ドビッシュー作の『月の光』にメロディをのせた楽曲のボーカルにイギリス生まれの12歳のボーカリスト、コニー・タルボットを起用し、その世界観を盛り上げる。

公開された最新映像「Developer’s Diary Vol.2」で菅野は、「最後まで静かにということを突き通して作ったのは初めての経験だった」とコメント。一方のコニーも「とてもいい経験になりました。この歌が本当に好きです」と語っている。

さらに映像では、楽曲の録音風景やインタビュー、そして美しく静かに響き渡る楽曲とともに姿を失った少年たちの物語を描くアクションアドベンチャーゲーム『rain』のゲーム映像も映し出される。

雨の降る中、石畳の街をさまよう少年と少女の姿と、天使のようなコニーの歌声、胸に迫る菅野の音楽が相まって、幻想的な世界を作り出す。