修学旅行で失踪した15歳の少女から、20年後、5人の同級生たちに届いた謎のEメール。
再会した同級生たちに、不可解な事件が次々と襲いかかる…。
35歳という人生の転換点にたち、仕事でもプライベートでも断崖絶壁に立たされている5人は、
転げ落ちる石のように、人生の激流に飲み込まれていく!!
結婚、離婚、左遷、リストラ、子育て、ローン返済など、人生の分岐点であがきながら、必死に生きる主人公達。
三十五歳の野心、あきらめ、回顧、嫉妬、裏切り、虚栄心、妥協、寛容・・・・・
そして、事件をきっかけに再会した同級生がそれぞれ抱く、「過ぎた時間は戻ってこない」というせつなさ・・・・・。
主人公は三隅圭子。ある日突然、出版社の文芸部を追い出されます。中学生の時、男子の憧れの的だった御堂原貴子は主婦売春に手を染め、自由が信条のロッカー・秋芳美弥は音楽に挫折して生活が荒れ、刑事となった東萩耕司は万年巡査部長にあまんじ、エリートと思われた鯖島豊はバツイチとなって銀行で冷や飯を食わされています。東京近郊の小さな街で育った彼らは、東京で「激流」に飲み込まれて翻弄されながらも、友情を糧にミステリーを解明し、難局を乗り越えていきます。
ロストタウンと化した故郷の郷愁を誘う風景をアクセントに、柴田よしき版「セント・エルモス・ファイアー」とも言えるこのドラマは、同じように日々闘っている女性視聴者たちを、ミステリーの渦中へぐいぐい引き込んでいきます
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