『ファイナルファンタジーIV』の外伝で、舞台は本編の後の時代(「FF20thアニバーサリー アルティマニア シナリオ編」によると、「十数年後の世界が舞台」との事である)。セシルとローザの息子セオドアが主人公となり、彼を中心に物語が展開される。
本作品には、前作のキャラクターやそれに関わりのある新キャラクターも登場し(ヤンの娘アーシュラ等)、物語を盛り上げている。ジャンルはRPG。基本的なゲームシステムやグラフィック、音楽などはSFC版(GBA版)の『IV』本編を踏襲したものとなっているが、月齢やバンド等、本作品独自のシステムも盛り込まれている。フィールドやダンジョンなどのマップは基本的に前作と同じである他、前作と共通の外見や特徴を持つモンスター、オマージュと思われるイベントなどもある。
タイトルロゴには「2つの月」が描かれている。
携帯アプリ版は序章と、それぞれのキャラクターをメインに据えたシナリオ(章)を個別に配信していくという形となっており、各章は300〜500FFポイント(300〜500円相当)でダウンロードできるようになっている(序章のみ無料)。序章を含め11章が配信されている。2008年12月24日配信開始(iアプリ版)の終章・後編で完結。
Wiiウェア版では、携帯アプリ版における「序章」「セオドア編」「カイン編」といったセオドアを中心にしたストーリーが「本編」に統合、同じく「終結編」「終章・前編」「終章・後編」といった終盤のストーリーは「真月編」(2009年9月29日配信開始)に統合されている。「本編」および「真月編」が800Wiiポイント、その他のシナリオが300Wiiポイントで配信されている。日本の他、2009年6月より北米、欧州でも配信。
エグゼクティブプロデューサーは時田貴司が、イメージイラスト及びキャラクターイラストはオグロアキラが、ドット絵は渋谷員子が担当している。また、天野喜孝も一部イメージイラストを手がけている。
2010年12月時点で、450万ダウンロード(有料版のみ)を突破した事が発表されている[1]。
PSP版では、配信された全てのシナリオが1本のパッケージにまとめた形で発売された。高画質のグラフィックでリニューアルされており、新たにオープニングムービーが追加されている。また、PS版『FFI』、『FFII』同様にギャラリーモードが搭載されている。
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