200年前の大戦で多くの人命と知識が失われた後、生き残った人々が少しずつ昔の生活を取り戻しつつあった時代(機関車、自動車、飛行船、テレビなどが存在し文明水準は現実の19世紀末葉~20世紀初頭)。大戦の後生まれはじめた特殊な能力を持つ子供たち「能力者」を人々は恐れ、大戦による国家崩壊後政府の役割を担っているセンチュリー協会は、能力者を「保護」という名目で集めると、壁に囲まれた町「ロッドタウン」に収容し監視するようになった。
少年ウォルも、センチュリー協会の一組織である公安こと公衆安全局によりロッドタウンに連れてこられ、同じように集められた6人の子供達と出会う。寮で生活を共にしていくうちに、ウォルは次第に彼らとうち解けていき、不自由ながらも穏やかな日々が続いていた。だが、やがて失われた技術を蘇らせようとする者の野望に巻き込まれていく。
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