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丸井とまとの小説をもとにした同作は、ある日“青年期失顔症”になった高校2年生・間宮朝葉（まみやあさは）と、派手な見た目で乱暴だが人一倍“痛み”に寄り添える同級生・朝比奈聖（あさひなひじり）の物語。朝葉が聖に振り回される日々の中で自身を見つめ直し、彼の存在の大きさに気付く様子や、聖がずっと抱えていた“あること”に向き合う姿が映し出される。青年期失顔症とは架空の病で、原作では“個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失う＝自分の顔が認識できなくなる”と表現される。