オーディション29連敗中の売れない女優小夜(市來玲奈)は、事務所社長(ビートきよし)とマネージャー(原口あきまさ)から、次のオーディションがラストチャンスだと最後通告を受ける。悩む小夜に親友の圭子(青野紗穂)が女子ボクサーの伝記舞台のオーディションの情報を教える。
小夜はなんとしてもオーディションを勝ち抜くために、本格的にボクシングを身につけるべく、圭子の兄・慎之介(長田成哉)が通っていたボクシングジムを紹介してもらう。だがそこは借金まみれの会長(岡崎二朗)の下、チャラ男の優太(中島健)、ボクシングヲタクの健一(南羽翔平)、筋肉マニアの鉄(太田光る)といったやる気のない練習生ばかり。唯一真面目に練習している泰(深澤大河)もいじめられっ子のひ弱少年。そんな一癖も二癖もある練習生に交じりボクシングを始める小夜であった。
そんなある日、ジムに借金取りがやって来る。その男はなんと元練習生の風間亮(丸山敦史)だった。ひょんなことから亮とのスパーリングをすることになった小夜はラッキーパンチで亮をノックアウトしてしまう。亮はかつて慎之介とスパーリングの最中に慎之介を網膜剥離に追い込んでしまった過去があった…。
亮の上司の村瀬(湯江タケユキ)は、借金返済のために自らがサポートする新人ボクサーとの勝ち抜き戦を提案する。その新人ボクサーは会長の生き別れた一人息子の光太郎(亀田大毅)だった…。
光太郎VS練習生たちのジム存続を賭けた戦いがいま始まる!
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