北海道警函館方面本部の警部補、五条聖子(若村麻由美)が恋人で獣医の芳村大地(石黒賢)と函館山の展望台にいた。大切な話があると呼び出されたが、大地は仕事の話に夢中で…。 そこに事件の一報が入る。所轄の刑事、八田公平(川野直輝)とともにすぐに現場の大沼公園へ向かうと、指導官の片桐陽一郎(益岡徹)、所轄の仏田康雄(本田博太郎)らが到着していた。被害者はフリーライターの森下亮司(有薗芳記)。死体が発見された湖畔には、水芭蕉が咲いていた。
森下が宿泊していたホテルでパソコン等所持品が見つかる。パソコンには盗撮と思われる女性の写真と、実業家の小日向冬美(川島なお美)を追っているような情報が残されていた。他に、2015年に新函館まで開業する北海道新幹線がらみの新規事業のパンフレットがあった。冬美はその事業を進めている会社の社長だった。
翌日、聖子と八田が冬美のもとを訪れると、道議会議員の唐沢健次(五代高之)を伴い、新規事業の説明を行っていた。冬美は森下のことはよく覚えていなかったが、女性の写真が部下、下島泰輔(高橋和也)の知り合いだということを思い出す。泰輔に写真を見せると、幼馴染みの佐々村理子(高橋由美子)で、漁師町・木古内にある実家の食堂で働いており、新規事業の説明会の手伝いをしてもらったという。 早速、木古内に向かった聖子達は、理子と、理子と泰輔の幼馴染みの田原真也(小林正寛)から話を聞くが、話が泰輔に及んだ時、そこにいた泰輔の母、勝江(浅茅陽子)は、家を飛び出した息子への怒りをあらわにした。
その夜捜査本部に戻った聖子は、理子が以前東京で看護師をしていた時、殺人の罪で服役したこと、しかも森下はその記事を書いていたことを知る。みな理子が犯人と疑うが、聖子は釈然としない。 そんな中、第二の殺人事件が発生し…!
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