「ちょっと世界を滅ぼしに行ってくる」そういってヒートテッ……いや魔装服に身を包んだ兄を送り出して数時間後。俺、里谷リトは奇妙な少女と出会う。少女の名は紙透トオル。差別と偏見に満ちたこの世界を作り替えようとしている少女だ。そんなバカなと笑う俺に、彼女はその『奇源』と呼ばれる超能力を見せてくれた。そして世界を変えることのできる『夢の木』という親木が、この街のどこかにあるらしい。俺は彼女の願いを叶えてあげたいのか、それともいったいどうしたら……!?恋と未熟とちょっぴり不思議が交差する第4回ラノベ文庫新人賞大賞受賞作品!
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